東郷えりかのレビュー一覧

  • この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた

    Posted by ブクログ

    文明崩壊後に、いかに文明を再興させるかについての壮大な思考実験である本書は現代文明を支えるサイエンスやテクノロジーの入門書でもある。(入門といっても本当にさわり程度なので、本書だけで文明を再興することは難しいが…)
    こうした形で科学発展の歴史を振り返ると、奇跡としかいいようのない偶発的な発見のなんと多いことか。

    0
    2021年12月09日
  • 世界の起源 人類を決定づけた地球の歴史

    Posted by ブクログ

    地球の歴史がザザーっと知ることが出来る。
    大航海時代の海流と風の話し、金属の話し、石炭石油のエネルギーの話しが個人的には面白く特に金属や鉱石の本と一緒に合わせ読むと面白い。

    0
    2021年02月20日
  • この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた

    Posted by ブクログ

    もし今ある文明社会が終わったら?
    そんなときにどうすれば人間は科学を取り戻せる?
    今ある世界に近づけるための最低限の幅広い科学の知識が一冊にまとめられた、復活のための教科書のような。
    一家に一冊あれば、崩壊後の世界でもなんとか現代農業に近いものくらいはできるようになるんじゃないか…

    0
    2018年12月25日
  • インドカレー伝

    Posted by ブクログ

    おもしろかった!

    唐辛子はポルトガル経由でインドにもたらされたし、イギリス統治がなければカレーやいわゆる「インド料理」は成立していなかったという。カレーって、グローバリゼーションの申し子みたいな食べ物なんだな。

    著者はイギリス人だけど、日本でカレーが国民食になっている事にも、おどろきとともに触れている。各章の終わりには、登場する料理のレシピも載ってて、楽しい。カレー好きにはオススメ!

    0
    2018年12月23日
  • 歴史を変えた気候大変動 中世ヨーロッパを襲った小氷河期

    Posted by ブクログ

    荒天による食糧不足がフランス革命を引き起こしたと通常の歴史学では言わないように、歴史の変動を気候だけで説明することはできないが、昔であればあるほど人間の生活が気候に大きく影響を受けたことは間違いないだろう。
     本書はだいたい10世紀から19世紀ころまでのヨーロッパにおける気候変動が、海岸線や氷河など地形を変化させ、あるいは食糧の豊凶によって人口の増減を生じさせたかを明らかにしていく。昔になればなるほど、気温や海洋に関する正確な統計データは存在しないが、雪氷コア、樹木年輪その他の研究手法に拠って復元されてきた当時の状況に基づき、著者はその筆を進めているようだ。

    〇興味深かった内容
     「第1章 

    0
    2023年12月14日
  • この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた

    Posted by ブクログ

    ドクターストーン繋がりで、タネ本と聞いて読んだ。化学的なアプローチでためになった。ただ、時間が経つと知識が全く抜けてしまった。

    0
    2023年08月08日
  • 気候変動と環境危機 いま私たちにできること

    Posted by ブクログ

    若干20歳が書いたかと思いましたが、色々なアカデミックな人が書いたオムニバス。希望を持って締めくくるグレタさんの言葉に感動。

    0
    2023年01月14日
  • この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた

    Posted by ブクログ

    思考実験として秀逸。いかに今の生活が今までの膨大な試行錯誤と積み重なった資産で成り立っているかがよくわかる。

    0
    2022年10月16日
  • 世界の起源 人類を決定づけた地球の歴史

    Posted by ブクログ

    タイトルからビッグヒストリー的な内容かと思っていたが、やや変化球気味に、いかに人類を含む生物が地球環境の産物であるかを検証している。
    興味深かったのは銅の話。紀元前辺りに錫と混ぜ合わせ、青銅器として当時の人類の生活を支えた。その銅が新たに鉄にとって代わられ忘れ去られようとしていたが、電気の発明を経てまた銅線として人類の生活にとっとなくてはならないものとなっている。石炭や石油も同じで、途方も無い時を超えて日の目を見る。ロマンがあるなと感じた。
    その他気になったのは、選挙の支持者と地質の関係。着眼点が面白い。

    0
    2022年09月06日
  • この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた

    Posted by ブクログ

    大崩壊後の地球で、物理学の基礎的な知識などを使い、生活を元の水準に戻すことができるか?の詳細が書かれた本。科学図鑑のようなポジショニングの本。

    具体的な化学反応にも踏み込むので、結構詳細が退屈な場面もある。
    が、普段何気なく使ってるツールの仕組みを知ることができ有意義だった。

    読書前に想像していたのは、大崩壊後の立ち回りや、周りの人間関係の築き方などのSF要素の入ったサバイバル指南書だったが、思ってた以上に物事の仕組みにスポットを当てた図鑑のようなものだった。

    そういう意味では少し退屈だったが。

    0
    2022年07月16日
  • 世界を変えた12の時計 時間と人間の1万年史

    Posted by ブクログ

    科学者による世界の分析は、やっぱり面白い。今回は時計の専門家による世界の新たな解釈。時間を計るだけのものと思っていた時計だが、実は権力の基盤であり象徴である。時間に合わせ礼拝させる。仕事を始めさせ終わらせる。食事や寝起きの時間を統一し、それを美徳とすることで支配しやすくする。時間とは地球上の位置に基づくものであり、航海術やGPSなどとも密接に関わる軍事技術である。王宮や記念広場だけでなく、市場や学校にも時計塔があり、規律と権力の象徴となっている。時計や時間をそんなふうに捉えたことはなかった。新たな見方をくれる一冊。

    0
    2022年07月15日
  • FOOTPRINTS(フットプリント) 未来から見た私たちの痕跡

    Posted by ブクログ

    「科学道100冊2021」の1冊。

    著者は英文学と環境学の教授。
    人類の辿った道が地球環境に与えた影響はどのようなものであったか、さまざまな文学作品への連想も絡めた思索集といったところである。

    タイトルの「フットプリント」とは文字通り足跡のことで、序章は、イングランドにある、85万年前の初期人類の足跡化石の話題で始まる。アフリカ以外で見つかった人類最古の痕跡である。嵐の後、海岸で見つかったその痕跡は、そこに人類が確かに行き来していたことを明らかにし、過去から現在へと続く、人類の歴史を思わせる。
    一方で、この「フットプリント」にはもう1つ別の暗示もあり、それが「カーボンフットプリント」である

    0
    2022年03月03日
  • この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた

    Posted by ブクログ

    未開状態からの文明再構築のマニュアルなので、物語性はなく、教科書的。理系知識が主体なので、話についていくのがやっとでした。

    0
    2022年02月26日
  • FOOTPRINTS(フットプリント) 未来から見た私たちの痕跡

    Posted by ブクログ

    人新生とはとても恐ろしい用語だ。そしてこの本で文学的視点も交えて語られる史実は、タイトル通りまさに痕跡と呼ぶにふさわしい。プラスチックや石油、原子核など、人間が作ってしまったものが地球にじわじわと与え続けている影響の深刻さに、我々は小さな声はあげるものの、決して便利さを手放そうとはしない。そして愚かにも、これからも現在進行形であり続けることは明白なのだ。それでも、本書のような良書から現実を常に受け止める機会を得て、目を背けず真摯に向き合い、これ以上間違いを冒さぬよう考えねばならない。

    0
    2022年01月30日
  • 世界の起源 人類を決定づけた地球の歴史

    Posted by ブクログ

    間氷期にたまたま生かされている
    ホモ・サピエンス。

    ただそれだけの話。

    本気でそう腹落ち出来る、そんな本。

    0
    2020年07月23日
  • この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた

    Posted by ブクログ

    世界が崩壊して生き残れた時にどこまで文明を戻せるか。読んだだけでは到底実践は不可能で、バイブルの様に抱えて世界滅亡を待つしかないと感じた。何事においても仕組みをさくっと知りたいと思う方はお勧め。

    0
    2020年06月20日
  • この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた

    Posted by ブクログ

    文明復興の為の知識が網羅されていると思うのだが、図解、図説がほとんど無いので分かりづらい。
    解説が豊富な副読本が欲しい。

    自然現象の理解から技術への応用の流れが何となくわかった。

    0
    2020年04月07日
  • この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた

    Posted by ブクログ

    もし世界が壊滅的な状況になったら、どうやって文明を立て直すか…という思考実験の本だけど、歴史の本としても面白い。
    仕組みを知ることが好きな人にはおすすめ。

    しかし、リソースがある程度無いと成立しなさそう…とか、ここまでして科学文明を取り戻すべきなのか…とか考えてしまう。

    0
    2019年03月03日