【感想・ネタバレ】世界を変えた12の時計 時間と人間の1万年史のレビュー

あらすじ

「時計」はテクノロジーの結晶であり、政治や社会の象徴である。古代ギリシャ・ローマから、中東、インド、中国、欧米、さらには宇宙や5000年後の未来まで、時計の文明史的意義を語る!

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Posted by ブクログ

科学者による世界の分析は、やっぱり面白い。今回は時計の専門家による世界の新たな解釈。時間を計るだけのものと思っていた時計だが、実は権力の基盤であり象徴である。時間に合わせ礼拝させる。仕事を始めさせ終わらせる。食事や寝起きの時間を統一し、それを美徳とすることで支配しやすくする。時間とは地球上の位置に基づくものであり、航海術やGPSなどとも密接に関わる軍事技術である。王宮や記念広場だけでなく、市場や学校にも時計塔があり、規律と権力の象徴となっている。時計や時間をそんなふうに捉えたことはなかった。新たな見方をくれる一冊。

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2022年07月15日

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