小林美希のレビュー一覧

  • 年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活

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    データというより街の貧困家庭へのインタビューが中心。
    認知症の母を抱えた50代の大学非常勤講師の話が特に印象深かった。
    日々の生活に汲々としている国民の現実を直視しない、政治家達への怒りが高まる。

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    2023年03月05日
  • 年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活

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    普段新書には馴染みがないが、本書は読みやすくてすんなりと読めた。
    というか、自分にとって身近な内容だったからかもしれない。

    第1部、第2部のルポについて、
    それぞれの生活の現実が、切実に伝わってきた。
    こんなに厳しい現実なのに、
    「いつかはこうしたい。こういうことをやりたい。」と言った想いを持つ方もいて、本当にすごいと感じた。

    とにもかくにも、これが今の現実なのだろう。

    この先、希望をもつにはどうしていったらいいんや?
    その回答が書いてあるわけではないが、
    まずは「なんかこの状況、おかしくない?」と気づくことが、本書の目的なのかな、と思う。

    また、筆者の私見で、原点回帰、つまり、日本の

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    2023年02月25日
  • 年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活

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    2021年度の国民の平均年収443万円
    正社員に限って言えば508万円
    住む地域や家族構成、借金の有無によって、捉え方や価値観は違ってくると思う
    世帯年収が1000万円以上の人たちもいれば、平均年収200万円以下の人たちのルボも登場する。ここに登場するひとたちは、生活が厳しいひとたち。スタバの注文も躊躇するひと。ランチ代500円のひと

    生まれながらの環境や運もあると思いますし、理不尽な出来事に遭遇し同情することもあると思います。
    但し、現実的な話として捉えられないのは、まわりにそのような人がいないというのもあるのかもしれません。
    勿論、自分の生活環境が大きく変われば、自分もまた、そのような立

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    2023年02月16日
  • 年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活

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    前半部分は日本の平均年収443万円ぐらいの人の実際の生活状況が書かれていますが、共働きで世帯年収1000万円ぐらいの話で、率直な感想は「思っていた内容とズレているな」と思いました。
    私は氷河期世代で確かに就職も苦労したし、ブラック企業に勤めて残業ばかりで疲れ果てていましたかが、かと言って1970年代の高度成長期やバブル時期を経験したかったのか?と言われると別にそうとは思いません。

    技術の進歩のおかげもあり、今の日本では安くて幸せに暮らすことができるようになりました。
    本書に「スタバのフラペチーノを我慢する」や、「お高い板チョコを買うのを我慢する」等の記載がありましたが、今やコンビニでどこでも

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    2023年01月08日
  • 年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活

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    現在の経済の状況を伝えている。発行が2022年の11月ということもあり、コロナ後の経済状況を踏まえた記述がされている。現場の方々の取材をもとに、事例を書いてあり、その取材があったからこそ実感をもって伝えている。
    アクションプラン
    ・経済についてもっと知りたい。
    ・将来のことを考えると、自分も節約をしたい。

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    2023年01月05日
  • 年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活

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    リアルだけど、お金がないお金がないとネガティブな心情ばかり綴られていて社会や周りのせいにしているだけ。自分で努力しようとしない人はいつまでたっても負のループから抜け出せないんだなという教訓になった。

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    2022年12月29日
  • ルポ 中年フリーター 「働けない働き盛り」の貧困

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    まさに自分は就職氷河期世代。
    なので読んでみたのだけど、、氷河期云々より、選ぶ会社が悪かったんじゃないの?って思ってしまった。その本に出てくる人たち。
    氷河期だから、非正規だから、正社員だけど、ではなく、ブラック企業に勤めてる人たち、のルポだ。

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    2022年04月17日
  • ルポ 中年フリーター 「働けない働き盛り」の貧困

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    明日は我が身…
    バイトを3つも掛け持ちしても不遇な生活とは憲法にも反しているような気もする。
    日本の年齢差別やシングルマザーへの不理解は反吐が出そうだがこの状態で生きなければいけないのも確かな事。

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    2021年04月18日
  • ルポ 中年フリーター 「働けない働き盛り」の貧困

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    厳しい実例を挙げ、政治の貧困が原因だと説く。

    一方で好例とできる企業の取り組みを示し、希望があるかのような書き方をする。

    就職氷河期に就職できなかった人たちが苦しい人生を送っているのは書かれた通りだろう。
    が、一旦正規雇用の流れから外れてしまうと這い上がれなくなるのは、今も変わらない。

    いかにも今の政府に問題があるように書いているが、派遣法を改定して三年以上同じ職場に働けないようにしたのは時の民主党政権だ。

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    2019年04月05日
  • ルポ 中年フリーター 「働けない働き盛り」の貧困

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    企業の搾取にも近い利益至上主義の実態に絶望的な気分にさえなった。
    全部の会社とは言わないけれど一部正社員を除き労働者は所詮使い捨てなんだね。
    これだけ労働環境が劣悪ならば、主旨は違ってくると思うけど企業に頼らない生き方みたいな内容を織り込んでも良かったのでは?
    終始企業におんぶに抱っこ的な発想が気になった。

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    2019年02月21日
  • ルポ 中年フリーター 「働けない働き盛り」の貧困

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    昨今、正社員になるにもハードルが高くなり、非正規の雇用が増える中で、本書に紹介されている方達も、色々なパターンでそのような状況になり、まさに安定とは無縁の現状を窺う事ができます。ますます少子高齢化に伴い、高齢になっても働かなければならない状況で、会社側と求人側のミスマッチも改善していかなければ、日本の産業は大きなダメージを受ける事も想像できます。良い事ばかりではない、現実をしる切っ掛けになる一冊であります。

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    2019年02月13日
  • ルポ 保育格差

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    最初から膨大な定量データの山にうわっと来たが、中身は保活する親なら知っておくべき内容。
    保育士に限らず、毎日人のケアをする仕事に携わる方を本当に尊敬する。求められるものが高度でレベルの高いものにもかかわらず、その価値に見合う対価が支払われていない事に対しても矛盾を感じる。
    保育園の問題は最近メデイアでも随分取り上げられるようにはなってきたが、その先の学童の話はまた目から鱗だった。

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    2018年12月03日
  • ルポ 保育格差

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    保活の情報収集用に買いましたが、
    「まえがき」だけですでに読み進めたくなくなりました。

    おそらくすべての保育園がひどいわけではないので、
    すべての保育園に対して疑心暗鬼にならなくてもいいと思いますが。
    (どうしてもオールオアナッシングで物事を見てしまう癖があります)

    筆者は待機児童が減らない最大の要因は、そもそも0歳児保育の利用希望者数の見積もり誤りによるのではないか・・・と見ていますが、きっと本当に需給がアンバランスになっているんだとと思います。

    保育の質を下げることなく、受け皿を増やすのが今後の課題ですね。

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    2018年07月04日
  • ルポ 保育格差

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    保育士の給料が少ないのは税金が足りないからだ、とか、保育士の専門性の欠如はぬるい資格だからだ、と思っていたけれど、委託会社による搾取や害悪保育士によるパワハラや経験浅保育士ばかりの職場環境などによるものだと知った。

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    2018年05月29日
  • ルポ 保育崩壊

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    「新人いじめの張本人リーダー保育士にとって、仕事ができる、できないというのは保育士の質ではなく、段取りのこと。ダメダメと言われてばかりで振り返りもなくては、本人が自分のどこが悪いかもわからない。これでは、自分が相手から信頼されている、期待されている、だからいい仕事をしようと思う気持ちが育たないまま、潰れてしまう」

    運営費(補助金)の人件費部分の積算基準が低く抑えられたままであること、現場の実態に合わない不十分な職員配置基準

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    2018年01月19日
  • 夫に死んでほしい妻たち

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    あり得なさすぎて怖い…
    離婚はしないけど、夫、死んでくれないかなっていうルポがデータベースを元に都度都度分析されているという構成なのですが、エピソードが度を越していて恐怖です。。
    特に子育て世帯で夫婦関係が終わることが多いようで。
    自戒に使えばいいのかな。すごいなこりゃ。
    妻の不満に答えられないのは、男性が“イクメン”になれない、働く事情もあるみたいだけど。
    友人の中にこんなケースがないことを祈るばかり…。

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    2017年07月30日
  • 夫に死んでほしい妻たち

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    ちょっと偏ったまとめ方感が若干あった。
    小梨、共働きでとりあえず幸せ気分の私だけど
    将来どうなるかはわからないもんね。
    だけどみんなオトコ見る目無さすぎってのもあるんじゃなかろうかとも思う。

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    2017年02月09日
  • 夫に死んでほしい妻たち

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    挙げられている実例は、妥協した結婚が多い。
    本当のダメ夫もいれば、ダメ妻もいる。
    どちらかと言えば、男優位の社会を批判したいのだろうが、それは時間が解決すると思う。

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    2016年10月19日
  • ルポ 母子家庭

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    盛りだくさんに書かれている。特にP230〜234、P237〜241の社会福祉法人合掌会、森一成理事長の話が、働きやすい職場の参考になる。

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    2016年09月16日
  • ルポ 保育崩壊

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    衝撃的だな。この本だけ読むと保育園に預けるoptionはなくなる。関わる人が崩壊させようとしているわけではなく,制度上,質の低下を招きやすいということなんだろう。核家族で共働きが一般的になってきたからこそ,社会の持続的な発展のために「保育・幼児教育・初等教育」の重要性を再評価するべきだ。

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    2016年02月01日