小林美希のレビュー一覧

  • 年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活
    就職氷河期世代として考えさせられる本。一般論として語るには紹介された世帯数は少なく、全体的なデータも不足していると思う。でも将来への不安、昨今のインフレによる家計打撃は皆が感じるところ。リアルな声だけに、ダイレクトに心に響くところがあった。
  • 年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活
    一気に読んだから、たくさんの人の不満を同時に聞いた気持ちになった
    こういう生活の人多いんだろうなぁと思った。実際平均年収だし
    自分は氷河期世代じゃないからどうにか生活できているだけな気がした
  • 年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活
    たった2年だが景況が大きく変わったので、本書も古臭く思えてしまう。アルバイトやパートも含めて賃上げが続くなか、インフレに対応できない等の話には続くかもしれない。

    全体にわたるインタビューは淡々としていて統一感があったが、まとめの最終章はどこかで聞いた話に感じてしまい、それがもったいなかった。短期間...続きを読む
  • 年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活
    30年前の就職氷河期、若者の非正規雇用化による人件費・社会保障負担削減のツケが回ってきた。雇用や所得の二極分化、中間層の崩壊。平均年収443万円、中央値は300万円。日々節約に励む生活のディテール、平均年収では「普通」の暮らしができない。

    人件費を削ると、消費者がいなくなる。安いものしか買われない...続きを読む
  • 年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活
    年収443万というのは高いのか?それで普通の生活が送れるのか?という問いのもとにまとめられたと思われ、作者としては「平均年収がこんなでは今の日本で満足に暮らすなどできない」と結論づけたかったのだと思うけれど、評価にも賛否両論あるとおり、結論に至るには弱く、かといって、いや大丈夫だよ、とも言えない中途...続きを読む
  • 年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活
    良い。
    日本は、貧富の差が大きくなってきており、貧しいと分類される人が増えている。政治、社会に問題はある。
    マクドナルド、スタバに行くのが幸せの尺度なのか。違和感がある。お金がある範囲で暮らす。衣食住が足りてれば良しとしたいが。もっと賢く生きたい。
  • 年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活
    なんかこう、悲しいね。
    なんでこうなっちゃったのかね。
    つか、その裏で、のうのうと搾取してる人たちがいるのは、確かにムカつくんだよね。

    でも、半分以上が、当事者の声なんだが、サクッと政治が悪い、アベが酷いって持ってってるのが気持ち悪いんだよね。

    その前ってもっとどん底でしょうが。

    でもって、実...続きを読む
  • 年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活
    とにかく暗い話が延々と続く、気が滅入りそうになる新書。ただ、これが日本の現状であることは間違いない。あとがきに、「この現状に気づかずに、思考停止になってくれることが、為政者や経営者にとっては都合がいい」と書かれている。多分、その通りで、思考停止人間はこういう本を読むこともないから、ずっとそのままなん...続きを読む
  • 年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活
    ルポなので読みやすかった

    自分はこの本に出てくるほど生活に逼迫感は感じていないけど、普通に生きてるだけで収入と支出がトントンになる
    節約しないといけないのもわかるけど若い今だからこそいろんな経験のためにもお金を使いたいと思って一生堂々巡り

    お金だけが幸せではないけどお金がないと心も豊かになれない...続きを読む
  • 年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活
    データというより街の貧困家庭へのインタビューが中心。
    認知症の母を抱えた50代の大学非常勤講師の話が特に印象深かった。
    日々の生活に汲々としている国民の現実を直視しない、政治家達への怒りが高まる。
  • 年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活
    普段新書には馴染みがないが、本書は読みやすくてすんなりと読めた。
    というか、自分にとって身近な内容だったからかもしれない。

    第1部、第2部のルポについて、
    それぞれの生活の現実が、切実に伝わってきた。
    こんなに厳しい現実なのに、
    「いつかはこうしたい。こういうことをやりたい。」と言った想いを持つ方...続きを読む
  • 年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活
    2021年度の国民の平均年収443万円
    正社員に限って言えば508万円
    住む地域や家族構成、借金の有無によって、捉え方や価値観は違ってくると思う
    世帯年収が1000万円以上の人たちもいれば、平均年収200万円以下の人たちのルボも登場する。ここに登場するひとたちは、生活が厳しいひとたち。スタバの注文も...続きを読む
  • 年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活
    前半部分は日本の平均年収443万円ぐらいの人の実際の生活状況が書かれていますが、共働きで世帯年収1000万円ぐらいの話で、率直な感想は「思っていた内容とズレているな」と思いました。
    私は氷河期世代で確かに就職も苦労したし、ブラック企業に勤めて残業ばかりで疲れ果てていましたかが、かと言って1970年代...続きを読む
  • 年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活
    現在の経済の状況を伝えている。発行が2022年の11月ということもあり、コロナ後の経済状況を踏まえた記述がされている。現場の方々の取材をもとに、事例を書いてあり、その取材があったからこそ実感をもって伝えている。
    アクションプラン
    ・経済についてもっと知りたい。
    ・将来のことを考えると、自分も節約をし...続きを読む
  • 年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活
    リアルだけど、お金がないお金がないとネガティブな心情ばかり綴られていて社会や周りのせいにしているだけ。自分で努力しようとしない人はいつまでたっても負のループから抜け出せないんだなという教訓になった。
  • ルポ 中年フリーター 「働けない働き盛り」の貧困
    まさに自分は就職氷河期世代。
    なので読んでみたのだけど、、氷河期云々より、選ぶ会社が悪かったんじゃないの?って思ってしまった。その本に出てくる人たち。
    氷河期だから、非正規だから、正社員だけど、ではなく、ブラック企業に勤めてる人たち、のルポだ。

  • ルポ 中年フリーター 「働けない働き盛り」の貧困
    明日は我が身…
    バイトを3つも掛け持ちしても不遇な生活とは憲法にも反しているような気もする。
    日本の年齢差別やシングルマザーへの不理解は反吐が出そうだがこの状態で生きなければいけないのも確かな事。
  • ルポ 中年フリーター 「働けない働き盛り」の貧困
    厳しい実例を挙げ、政治の貧困が原因だと説く。

    一方で好例とできる企業の取り組みを示し、希望があるかのような書き方をする。

    就職氷河期に就職できなかった人たちが苦しい人生を送っているのは書かれた通りだろう。
    が、一旦正規雇用の流れから外れてしまうと這い上がれなくなるのは、今も変わらない。

    いかに...続きを読む
  • ルポ 中年フリーター 「働けない働き盛り」の貧困
    企業の搾取にも近い利益至上主義の実態に絶望的な気分にさえなった。
    全部の会社とは言わないけれど一部正社員を除き労働者は所詮使い捨てなんだね。
    これだけ労働環境が劣悪ならば、主旨は違ってくると思うけど企業に頼らない生き方みたいな内容を織り込んでも良かったのでは?
    終始企業におんぶに抱っこ的な発想が気に...続きを読む
  • ルポ 中年フリーター 「働けない働き盛り」の貧困
    昨今、正社員になるにもハードルが高くなり、非正規の雇用が増える中で、本書に紹介されている方達も、色々なパターンでそのような状況になり、まさに安定とは無縁の現状を窺う事ができます。ますます少子高齢化に伴い、高齢になっても働かなければならない状況で、会社側と求人側のミスマッチも改善していかなければ、日本...続きを読む