道草家守のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「普通の幸せ」とは何ぞや。
元生贄だった珠には「普通」もそもそも「幸せ」もよく分からない。
まあ今もあやかしまみれの生活で、全然普通の生活はしていないのだけれども。
珠にやっとあやかしにも理解が深いお友達もできて「普通の幸せ」やら趣味やらを考える余裕が出てきたところで、そのお友達を巻き込む騒動に。
そこで珠はお友達に頼ってもらえない寂しさと、それでも救いたいと強く願えるようになった。
感情の起伏をどこかに置き忘れてきたような子が、ちゃんと望めるようになったし、泣けるようにもなった。
銀市ではないけれど、それはとても喜ばしいことだと思う。
だから銀市もつい甘やかしたくなるのだろう。
……今のと -
ネタバレ 購入済み
絵師さん買いでした
絵師さん買いでしたが内容も私は好きでした。ヒロインが 無自覚チート ってやつですかね。可愛いし好きです。
是非とも絵師さんが漫画を手掛けていただきたい。ヴァンパイアのボスを絵師さんの絵物凄く見たいです。 -
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購入済み
とっても良かった
全体的に良くまとまっているし、オチも余韻を残しつつスッキリと終わって満足。
チートであってチートではなく、転生ではあるけど前世の記憶を生かして儲けるわけでもない。
レビューだから感想を書いたり、それなりにどんな話なのか書かなきゃいけないんだろうけど、最後にほっこりしたとしか書きたくないような気持ち。
良い作品だったなって思う。
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Posted by ブクログ
ネタバレ舞台は昭和初期の銀座ながら、主役二人のバディは『青薔薇アンティークの小公女』を彷彿とさせた。
叶恵の方が口は悪いが。
千里眼(というかサイコメトリー)を持っている上になかなか濃い過去持ちの叶恵。
ただそれ以上に出てくる男性陣が総じてやばくて濃いので叶恵の過去やら設定やらが霞む勢いだった。
特にヒーローの玲司の終盤に明らかになった本性というか性格というか、とにかくこれがかーなーりーやばかった。
どうやばいのかはネタバレが酷いので割愛するが、彼にしても他の男性キャラにしても変な意味で愛が重い。
叶恵に同情する、本気で。
続刊が決定しているとのことで、叶恵に影を落としている例の人との決着は持ち越 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ内容盛りだくさんな7巻という印象。
銀市さんの故郷探しのための珠との二人旅に、妖怪たちの能力奪取事件、人と人ならざるものとの恋の話(※主役二人とは別件)などなど。
二人旅なんて婚前旅行かとうきうきしていたら、早々に二人ではなくなったし。
そもそも貴姫さんが護衛についていたので、最初から二人旅ではなかったけれども。
アダムがまさかの合流、まさかの共同捜索に。
アダムの過去を前巻で知った珠としても、そして読者側としても、アダムの対応や言動をもどかしく思ったのではなかろうか。
完全悪じゃないからなあ、彼。
故に彼が最後に選んだことも切ないし寂しく思えてしまった。
アダムの件も含めて、取り敢えず銀市 -
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Posted by ブクログ
ネタバレタイトル、ついに回収か。
互いに決定的な言葉はなかったけれども。
無自覚だからなあ。
でも、最初の頃から考えると、随分「欲」が出てきた珠の成長が本当に嬉しい。
人としてのあなたも、龍としてのあなたも、わたしの大切な人。
そして、大切な人のそばにいるために、自分の命は粗末にしないと。
本当に成長しました、珠。
貴姫や瑠璃子などお馴染みのメンバーの助けのない世界で銀市を連れ戻すために制限時間付きのミッションに挑む珠。
ただお助けキャラは、まさかの実在の人物。
彼と銀市の友情が微笑ましく、それなのにすれ違ってしまっていた点が悲しくもあり。
今回の件でそこが解けたのはよかったと思う。
解けたと言え