【感想・ネタバレ】青薔薇アンティークの小公女5【電子特典付き】のレビュー

あらすじ

「やっと見つけた。私の花嫁」
そう言って攫われた先で、ローザは不思議な歓待を受けていた。
ローザをここへ連れてきた美貌の青年の名はライアン。「妖精公爵」と名高いポーレット家の次期当主であった。彼はローザの実の従兄弟にあたり、ローザが正統な公爵家の血を引く小公女であることを明かす。
駆けつけたアルヴィンのおかげで一時は青薔薇骨董店に戻るが、今後の身の振り方に不安を覚えるローザ。アルヴィンと共にいる方法を探すため、そして改めて両親について知るため、アルヴィンとともに妖精公爵家へ接触を図るうちに、ローザの出自を取り巻く妖精公爵家の因習が明らかになっていき……。
孤独な少女と銀の貴公子の優しいフェアリーテイル、堂々の完結巻!

※特典として、書き下ろし短編ストーリー「サムシングブルーに祝福を」を収録。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

本編以上に電子特典の書き下ろし特別ストーリーに最後の最後で号泣してしまった。
これ、本編に収録すべき話では!
表紙に繋がる物語でもあるので、是非読めるうちに読んで欲しいと思う。
奇跡が、最後にも奇跡が!

閑話休題。

シリーズ最終巻。
前回の最後でローザが攫われてしまったので大丈夫かと思っていたら、その件は案外すぐにどうにかなり、寧ろラスボス戦に向けた対策が進められることに。
その間に、まさかのアルヴィンからの告白。
そして、まさかのローザの返事保留。
しかもアルヴィンに関しては外野に言われて初めて自身の気持ちに気付くという展開だったので、より意外だった。
最終巻の彼は、これまでの彼とは別人なほど、ローザに対して人間らしい表情や感情を見せてくれていて、ああ感情戻ってきたんだなと感無量。

一方のローザは状況が状況なだけに、アルヴィンの気持ちをそのまま素直に受け止められないという。
自分の血筋に纏わる呪い、身分差、これまで色々経験してきたからこそ今後のことが分かってしまって足踏みしてしまうという。
それに最終的にはラスボスに攫われる展開まで訪れてどうしろとという。
試練だらけのローザだったが、父母の謎、一族が抱えていた問題が一気に明かされるので、読み応えのある展開だった。
特にある人物との「再会」がたまらない展開で……今思い出しただけで泣ける。

妖精の問題は本当に難しい。
でも、お互い成長してきた二人だから、今回も試練を無事に乗り越えて解決、見事ハッピーエンドを迎えられたと思う。
素敵なラストで本当に良かった。
改めて、完結おめでとうございます。
そして全ファンは、電子特典を必ず読んでくださいと強く勧めます。
本編読んだ後だからこそ、この奇跡に泣ける展開なので。

0
2025年08月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ


しがらみに決着がつき、無事平穏を取り戻して大団円。
本編の最後もよかったのですが、帯についていたその後の話が最高すぎて、これ読めなくなる日が来るのがもったいないと思ってしまいました。個人的には本編に入れて欲しかった・・・

0
2025年09月25日

「SF・ファンタジー」ランキング