【感想・ネタバレ】青薔薇アンティークの小公女2【電子特典付き】のレビュー

あらすじ

◆◇◆少女を救ってくれた貴公子(アルヴィン)は、貴族の後継者だった◆◇◆

絶望の淵にいたローザは、美貌の貴公子アルヴィンに救われた。今は聡明な少女として、骨董店で彼を支えている。しかし、アルヴィンがもつ教養や莫大な財産は、彼女にとって謎めいたまま。
ある日、ローザは貴族の青年をとっさの機転で助ける。家族に対する想いを語り合い、打ち解ける二人だが――。なんと青年はアルヴィンの兄弟だった。彼こそ伯爵家でのアルヴィンの立場を奪った者だという。アルヴィンが貴族だったことに驚くローザだが、”妖精”にまつわる過去からすれ違い続ける兄弟のため心を砕き……?

~妖精の伝承が薄れた産業革命時代。孤独な少女と美貌の青年が、かけがえのない愛を見つける。これは時代に忘れられた、優しいフェアリーテイル~

◆◇◆登場人物紹介◆◇◆

主人公・ローザ …… 母が亡くなり天涯孤独になった少女。上流階級の美しい言葉と所作を身につけている。労働階級のなかでは浮いた存在だった。

銀の貴公子・アルヴィン …… 地位と財をもつが、風変わりで謎めいた青年。伝承上の妖精に対して強い関心を寄せる背景には秘めた過去があるようで…?

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

 2巻は、店主の過去話。兄弟や家族との関係を、ボタニカルアートの絵を持ってきた婦人の事件を中心に読み解き、拗れを少し解消させる。

 相変わらず、引っかかる表現あり。が、故意なのかもと思う、絶妙なリーダビリティー。先を読みたいが読み終えるのももったいないというジレンマに陥ってしまった。

 正倉院の玻璃椀か、はたまたイワキの耐熱ガラスかと言うような謎が、次巻への含みを持たせるのか、否か。楽しみ。

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2023年01月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

俯いてばかりだったローザが前を向き、勉強もし、誰かを助けようと勇気を振り絞る姿に成長が表れていてその部分はとても微笑ましいです。アルヴィンはまだ自覚なしでちょっとぽんこつですが。メインの話はなかなか胸糞な展開で、黒幕を市中引き回しにしてやりたくなります。とはいえそれ以外は兄弟のわだかまりが少し解けてこれからが楽しみなところです。

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2023年03月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回の青薔薇ちゃんは黄色いお召し物。
ちょっと春を感じました。

物語はアルヴィンの複雑な兄弟事情から始まり「リャナンシー」を巡る騒動へ。
最初の紅茶の葉の取り換え事件を伏線に、アルヴィンの実家の事業にも関わるより大きな事件へと二人、そしてアルヴィンの弟は足を踏み入れることに。
新キャラのクリフォードが、冒頭にいい人ぶりをこちらに見せてくれているので、その後のアルヴィンに対する態度も額面通り捉えなくていいのが分かるという。
何だかんだで兄好きないい弟である。
事情が事情なので、素直になれないし、過去のやらかし案件を引きずりすぎているので同情できる部分もある。
そこをちゃんとローザが見抜いているところもいい。

「リャナンシー」の方は、前述通り最初の事件が伏線になっているので、真相はこちらも割と想像がつきやすいかと。
アルヴィンもクリフォードも察してましたし。
それをどうアルヴィンが論理的に見抜き、幸運を用いて決着されるのか、またローザが目を用いてどうメンタル面から見抜くのか、事件としての見所はそのあたりになるかと。
相変わらずアルヴィンの幸運力はチート級である。
普通の人は真似してはいけない。

兄弟間の確執は解消、その一方でアルヴィンに「芽生え」の兆しが。
感情をなくした筈のアルヴィンがなぜ鼓動が早くなってしまったのか。
その気持ちの花開くところが、今から楽しみで仕方ないシリーズだ。

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2023年02月24日

Posted by ブクログ

偶然出会った人は、雇い主の家族。

紳士だな、な人物でした。
が、連れている従者が…この時代ですから
これでもいい分類、なのかも知れません。
驚きの関係、かと思ったら、さらに驚きの関係。
そういえばその設定がありましたね、でした。

少しずつ主人公も自己主張というべきか
意見を言い始めた、が正しいのか。
思っている事は口にせねば分からないので。
あの二人も、それはそうですが、躓きがあると
そのまま…なのが、普通なので。

事件自体はすごいというべきか
悪行はどこまでも、という世界なのか。
解決してよかったですが、裏表がすごすぎます。

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2025年04月19日

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