平凡社編集部のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ小説家、詩人、歌人、評論家、写真家、漫画家、哲学者、医師たちによる短いエッセイがまとめられている。
珈琲というテーマは共通しているのに全員分の体験や思い出は多様であり、けれど不思議とまとまった一冊になっていた。
みんな珈琲を飲むという行為のなかにひと時のホッとした安らぎを得ているのが共通していた。
興味深かったのは珈琲が日本で広まり始めた頃の話。一杯いくらで飲めて、でも時にはニセモノであったり、闇で取り引きしなければならなかったりと、今では想像もできない時代。海外での体験も多く書かれていたので、ほんのりと旅行気分に異国を楽しめた。くつろいだ気持ちになれる本だった。 -
Posted by ブクログ
わたしが珈琲と出会ったのは学生時代。バイト先での休憩中、飲み物が珈琲しかない!!という現実を突きつけれ、でも喉もかわいた…水道水は無理…珈琲飲むか…が、はじまり。
にがっ!!
これの何が美味しいの?
って思ったのに。
毎日珈琲しかない…。
家から飲み物を持っていけばいいのに、ま、珈琲飲めばいっか…って。
そのうち、あー喉乾いたー珈琲飲みたい!!
ってなってた。
今ではすっかりカフェイン中毒、水分補給といえば、珈琲になってる。
夜寝る前に珈琲飲むと寝れなくなるよ。
なんて聞くけど、全くそう思ったことはない。
むしろ、落ち着くぅぅぅってなって、寝れる。
特に味の違いはわからない。
家で飲む珈琲 -
Posted by ブクログ
作家たちが、珈琲について語る。
珈琲の香りを味わう全52篇。
Ⅰ 珈琲のある風景
Ⅱ 珈琲一杯の時間
Ⅲ 喫茶店よ永遠に
Ⅳ わたしの珈琲作法
Ⅴ 珈琲見聞録
テーマ毎に作家が綴る珈琲のあれこれ。
「食卓に珈琲の匂い流れ」〜茨木のり子の詩は、音と匂いを感じさせる。
「ある一日」〜水木しげるは、珈琲で始まり珈琲で終わる、そしてそこに彼の一日の流れを見て、お疲れさまと言いたくなった。
「純喫茶愛50ヶ条」〜沼田元氣
41 喫茶店は人生で大切な空間と時間であると思っている。
45 珈琲の匂いと本の匂いが好き。
この2つが特に好き。
「大阪の憂鬱」〜織田作之助の写真が良き。
「タイム