中原一也のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
言葉が無いです。
良かった。
流石、中原先生です。
やはり極道シリーズが中原先生の作品の最高峰だと私は思う。
諏訪が愛した男は組長の孫と付き合っている。
それを勧めたのも諏訪自身で、どうして悪い方へ悪い方へと進んで
しまうのでしょう。
愛された男もまた諏訪を全身全霊で愛して守っているのに。
極道と一般人との恋愛は違う。
まして組長の孫娘を袖にする事の意味は。
破滅の恋と諏訪が言ったのですが、正にその通りに話は進んで
いきあげくに榎田まで拉致されてしまう。
指を詰めるシーンは胸が痛みました。
大事な片腕を捥がれる思いの芦沢も最後まで男でした。
一言で言うなら、愛、それ -
Posted by ブクログ
どちらも優秀なのに生きる事に不器用ですね、そして意地っ張り。
殺人を犯しても諏訪を守りたかった木崎がこれからどうなってゆくのかとても心配です。
諏訪の母親が交通事故にあって入院中の諏訪の元へ足繁く通いますが、子供の頃から子供である諏訪より男を取っている女が「もう一度やり直したい。家族が欲しい。」という余りにも裏がある言葉に金が欲しいのか?と無碍にしていたのに。(肉じゃがまで持参して)
毎日見舞いにきて、鼻につく程優しくされて、木崎の運ぶ花の水も変えてくれる母親の存在に心が動くのは分かりますが。。。
結果は無惨でした。
思った以上にどん底になった諏訪を木崎が危機一髪で救うんです。
ギリギリの所で -
Posted by ブクログ
「淫雨」と書き下ろしの「邪淫」で構成された作品です。「淫雨」のみだったら、あまり評価しなかったと思うけど、書下ろしが良かったので★も増えました。
高校生の時、剣道で腕を磨きあった二人が10年の時を経て、再会します。望月はヤクザに身を落とし、借金の返済を理由に舎弟ともども蒼を凌辱。痛めつけられて、辱められて、蒼はずっと望月が好きだったことに気がつきます。
よくある話ですが、蒼の望月に対する想いが徐々に暴かれていく描写にはかなり強力な萌えがありました。
受が攻以外の男に抱かれたり、輪姦されたりという痛いシーンがダメな人にはおすすめしません。
Hシーンはかなり激しくて、SM系です。でも、蒼はだん