三谷幸喜のレビュー一覧
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三谷幸喜さんの前立腺がんの治療をおこなった体験をもとにした内容。三谷さんの告知から、治療〜手術〜今に至るノンフィクション。
実は僕も6年前に人間ドック受診オプションで受けたPSA検査(血液検査)で『6.7』と異常値が出て、前立腺がんかもしれないと言われた。
その後、泌尿器科の医者で肛門に指を入れられ、触診…。屈辱的な思いをしたが、『生検検査しましょう』と言われ、一泊の検査入院をした。
何人もの看護師さんの目線を感じつつ、パンツを脱ぎ、太ももを抱えるように手術台に乗り、アソコと肛門の間にピストルのような器具で針を10回くらい打ち込まれ(細胞組織を採取するため)めちゃ恥ずかしい思いをした。全く -
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この本の何がすごいって、『真田丸』と『鎌倉殿の13人』の裏話が聞けたこと。しかも、巻末に『鎌倉殿の13人』全話のあらすじが掲載されている。
三谷さんは自分の作品についてあまり語りたくないタイプ・・・ではなく、うまく引き出せばあれこれ語っちゃう人だということがわかった。インタビュアーの松野大介さんありがとうございます。
この本は、三谷さんの方から松野さんに(『三谷幸喜 創作を語る』2013年の)「続編出しませんか?」とオファーがあったという。松野さんは、三谷さんがとても話しやすい人なのだ。
ここで「へえ〜!」と思ったことは自分のメモのみに書いておくけど「次男坊」「演出に任せる」「シェイクスピア」 -
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脚本家三谷幸喜の創作論というか、創作にまつわるインタビュー。
よく見ていたドラマや映画の内情や、脚本家の視点が分かって面白かった。
★★★★★
僕は実際にある世界の風習を探すより、逆に「いかにもありそうな嘘」を作る方が楽しかったんですよ
★★★★★
「福山さんで何をやろう」と考えて、
「すごく頭のいい科学者にしよう」と。僕は福山さんに屈折した何かを感じていたので、
そういう科学者だったら、
どんな犯罪を犯すだろうか?
誰を殺すだろうか?
どんな殺し方をするのか?
どんなミスをするのか?
という書き方をする。
★★★★
天才の近くでやらかした人っていっぱいいると思う。今はそういう人たちを書 -
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この小説は登場人物それぞれの回想シーンで物語が進みます。様々な登場人物の視点で物語を読み進めることができます。戦国時代といえば“戦”が注目されることが多いですが、この小説では一見、地味な″会議”というものに焦点を当てて戦国時代を描いていて、戦国時代の戦だけではない、別の一面を味わうことができます。ちなみに作者の三谷幸喜さんは普段は脚本家として活躍している方です。三谷さん自身が歴史好きで、『新撰組!』や『真田丸』、『鎌倉殿の13人』といった大河ドラマの脚本も手掛けています。『清須会議』も映画化されていて、興味があったら、ぜひ見てください。
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ラジオ番組を文字起こししたという珍しいシリーズ。しかもこの1冊目の解説は当時はまだあまり売れていなかった星野源です。なんて豪華!
私とは一回り近く年の違うお二人の会話は、完全に共感できるというほどではないんだけど、でも細切れ読書用に続きは買おうかなと思う程度には十分面白かった。しかし、気になってYouTubeで当時の音源を聞いてみた(すでに番組は放送終了)ら、星野源が解説で書いているとおり、文字を読んで想像していた印象よりもずいぶんスピーディーで何度も巻き戻しながら聞くことになった。江戸っ子なのか? 少なくとも私自身は文章で読む方が楽しめそうだ。同じように感じたからなのかこんな変わった企画を立 -
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時代小説を このような構成の仕方で つくるのは斬新であり
画期的とも言える。発明ですね。
すべては モノローグで構成する。
現代風にアレンジした言葉でつむぐ。
本能寺の変 が 大きな出来事であったが
歴史的に見ると なぜ秀吉になったのか
ということが、清洲会議が 起点となっている。
そこに着眼して 物語をつむぐ。
秀吉は 信長 信忠が死ぬことによって
チャンス が やってきた
疾風のように 本能寺に駆けつけ
明智光秀を 成敗した。
そこから 獅子奮迅の努力をして 天下を取るための
画策をする。
信長の 第一宿老 柴田勝家は 無骨であり
織田家を守ることを 決意するが 志は あまりに