前田珠子のレビュー一覧

  • イファンの王女

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    はじめて自分で購入したコバルト文庫、じゃなかろうか。小学生の頃、塾に通うようになって本屋にいきはじめて、表紙にひかれたのだと思う。そしてきっと、昔からお姫様が好きだったんだと思う…… そういうわけで、子供の頃に書いていたファンタジーっぽい話は前田珠子の影響下にあったんじゃないかな。ずっとずっとあとになって、この話で造られている民族のうちのメインのカル・ランシィがジャパネスクな民族なのだと認識して、すごく感服した。おおや和美のイラストがとっても西洋なかんじだからだとは思うんですが、西洋風異世界かと思いきや、ばっちりジャパネスクファンタジーだったのでした。「竜の牙」という山脈の名前も、それを考える

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    2009年10月04日
  • 空の呪縛

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    「天を支える者」の遙か過去にあった柱神たちの話です。世界観が同じなだけで、全く物語や登場人物は別物です。あちらは恋愛要素が皆無なのに比べ、こちらは恋愛物。

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    2009年10月04日
  • トラブル・コンビネーション(下)

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    文章が軽くなってきて、少しずつファンタジーにむかない文章になってきたような気が。
    って、これは、SFか。SFか?

    「なんで、ネコの遺伝子をもっているだけで、あんなスゴイ力が…」

    とかは、言ってはいけない?

    「見つからなければ犯罪ではない」

    というのならば、主人公サイドの人たちも、龍サイドの人たちも、結局は何も変わることはないと思うのですが……。
    わざと、そういう様に書いたとも思えませんな。
    主人公サイドの正しさは、ただ主人公が強いということだけで、証明されてしまうのだろうか?

    「監視者(ウォッチメン)を誰が監視するのか?」(ウォッチメン)

    とか、

    「法をいただくものの正義は…」(

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    2009年10月07日
  • トラブル・コンビネーション(中)

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    謎の少女マイは、遺伝子工学によって作り出された人間と猫とのキメラだった。しかもその目は、人の意識を奪い死にいたらしめる“邪眼”という恐ろしい力を持つものだった。その研究をすすめマイを裏であやつる者こそ、宇宙で最も危険な曹財閥の白龍(リチャード)という男。捕らわれの義弟・克己を救出に行ったカリも、白龍の罠にかかって爆殺されてしまった。残された克己は…。

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    2009年10月04日
  • 女神さまのお気の向くまま3

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    森桜子は、『世界を守る正義の女神さま』こと嫦娥の、戦うにあたって必要な体―つまり巫史に選ばれている。いつもなら、吸血鬼やら半獣やら屍肉喰らいの騒ぎは、東京のような人口密集地で起こるのに、もう1人の女神さま・星妃こと七姫の巫史である波澄明が、桜子の住む九州の田舎に前触れもなくやってきた―ということは!?地元での騒ぎだけはなんとしても避けたい桜子なのだが…。

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    2009年10月04日
  • トラブル・コンビネーション(上)

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    カリこと篠宮水城は、超1流のトラコン(トラブルコンサルタント)。また『惑星飛ばしの破滅の女神』と異名をとる超能力者でもある。一也が連れてきた少年・克巳の依頼は、林ファミリー総帥の林九に、報復することだった。林の秘書だった克巳の母は、重要な秘密を知り、抹殺されたのだ。ハウスコンピュータのヤマとともに、調査に乗りだしたカリだが。

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    2009年10月04日
  • カル・ランシィの女王(1)竜の牙を越えて

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    カル・ランシィの王女・アルスリーアは許婚者のアルトウィンと優しい兄・アルザールに囲まれて幸せだった。だがそんな平安な日日に翳りが生じた。邪悪な魔術師・ウーリーにつけねらわれてしまったのだ。ウーリーの魔術で心を閉ざしたアルトウィンの呪いを解くために、大山脈「竜の牙」を越えて、王女の苦しい旅が始まった…。『イファンの王女』に続く壮大な傑作FT。

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    2009年10月04日
  • 女神さまのお気の向くまま2

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    なんにもわからないまま、女神さまの依巫にされてしまった桜子は地方の女子高生。次元壁の彼方から侵入してくる吸血鬼、半獣なんかを退治する女神さまとの二役で、もう超多忙の日々がつづく。それにしてもこの女神さま、強力なのにわがままかつお酒好きで、周りは振り回されっぱなし―。侵入してくる側の哀しみを描いた番外編「獣たちの選択」併録のパワフル・ファンタジー第2弾。

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    2009年10月04日
  • カル・ランシィの女王(2)冥界の門

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    オルシアを助けようとして、邪悪な地霊のために瀕死の重傷を負ったアルスリーア。魂は肉体を抜けだし、イファン(分身能力者)としての彼女から、十何人の分身が、逃げだしていった。死の恐怖が迫ってくる…。そのころ、魔術師・ウーリーの封印から解放されたアルトウィンは、恋人アルスリーアを求めて、精霊を招来するが…。『竜の牙を越えて』に続く傑作FT第2作。

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    2009年10月04日
  • トラブル・コンビネーション(下)

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    茅野研究所から脱出を図る克巳とマイは、白木都の執拗な追撃に、ピンチにおちいっていた。逃亡の途中、カリが捕らわれている再生槽を見つけた克巳たちだったが、目前に追手が迫っている。だがその時、眠っているはずのカリの目が見開かれた。意識を取り戻したカリは、力を解放し、爆弾のような衝撃で追手の男たちを吹き飛ばす。リチャードに狙いを定め、ついにカリの反撃が始まった。

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    2009年10月04日
  • カル・ランシィの女王 外伝I 煉獄

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    金砂の国エメルディーアを棲処とするウーリー・オージン。彼は美女を玩具のように弄んでは捨てる、最悪かつ最強の魔術師だ。その彼がいま狙うのはガズンディール(「緑の湖沼」)と呼ばれる森に住む絶世の美女・イリュウラ。ガズンディールとは、元来ここに棲む緑の魔女の一族の名であったのだ…。前田珠子ファンタジーの原点「カル・ランシィの女王」シリーズ、初の外伝。

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    2009年10月04日
  • カル・ランシィの女王(3)さしのべられた腕

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    アルトウィンの愛の力と、ロイスライゼの助力によって、死の淵から生還したアルスリーア。王女はロイスライゼに深く感謝するがオルシアは彼の本当のねらいを疑っていた。一方、アルスリーアを探しに出たアルトウィンは、ついに邪悪な魔術師、ウーリー・オージンと対決。死力を尽くした戦いが展開されるが、アルスリーアにも次なる危機が迫っていた…。人気爆発の傑作FT第3作。

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    2009年10月04日
  • イファンの王女

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    大陸暦第四黒猫の年、カル・ランシィ氏族の王女アルスリーアは、不吉な夢を見た。その不安はやがて現実のものとなって、彼女に襲いかかった! 邪悪な異母兄たちが王位を狙い始めたのだ…。

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    2009年10月04日
  • 女神さまのお気の向くまま

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    次元壁の彼方から侵入してくる吸血鬼や半獣に手を焼いていた“こちら側”の世界は、ふたりの女神さまの活躍で何とか平穏をたもってきた。ところがこのふたりの女神さま、統括部署の人間たちをキリキリ舞いさせる、強烈な個性の持ち主であり、しかも依巫を得てはじめて力を発揮できる存在だった。なにもわからないまま依巫にされてしまった女子高生・桜子は、そうして大混乱のただ中に…。

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    2009年10月04日
  • 聖石の使徒 其は天秤をかざす者II

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    兄を探すため、家を飛び出したソラミイノ。そんな彼女の重荷にならないよう、アラクセイトは必死だった。しかし、正体不明の胸騒ぎにかられ、兄の気配を探っていたソラミイノの邪魔をしてしまう。親友の少女を激怒させた彼女は、困り果てながらも胸騒ぎの原因を彼女なりに考えていた。そこへ異変が生じ、大地から凄まじい『力』が噴き出す。それは美しい獣を生み、彼女に敵意を向けるが…。

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    2009年10月04日
  • 聖石の使徒 其は力を放つ者

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    アラクセイトは石墨を抱いて生まれてきた聖石の子供。かつて喪月神にさらわれたものの、無意識に発した凄まじい力によって助かっている。だが、その力を制御できずにいる彼女は、黒珊瑚の使徒カーラたちのもと、親友のソラミイノとともに修行に励んでいた。そこへある日、ひとりの少年がカーラに助けを求めてきた。しかし、カーラがそれを断ったため、少年はアラクセイトを誘拐して…。

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    2009年10月04日
  • 聖石の使徒 其は焔をまとう者

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    万能の至高神セイトーリによって創造された世界、バルヴァローズ。この世界に生じた瘴気を浄化するために、女神は眠りについた。そして、その眠りを守るため、聖石の使徒は生まれた。―石墨を抱き生まれたアラクセイトは、優秀とはいえない聖石の子供だった。しかし、彼女は副神殿長に呼ばれ、ふたりの珊瑚の使徒と出会う。そして、瘴の女神を目覚めさせないための手伝いをすることに…。

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    2009年10月04日
  • 聖石の使徒 其は水に遊ぶ者

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    聖石の子供石を使って、空の移動を繰り返していたアラクセイトたち。しかし、ガネルオージェが飛行中、力の制御に失敗したために翠濫にある森の中に落ちてしまう。そこで、彼らはひとりの少女と出会った。空の移動に風霊―別名イーオダールの子供たちの助力を得ていたことから、少女はガネルオージェのことをイーオダールの息子と勘違いして!?本編に加え、番外編『玻璃の篭』を収録。

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    2009年10月04日
  • 聖石の使徒 其は天秤をかざす者

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    黒珊瑚の使徒カーラたちのもと、アラクセイトは親友ソラミイノとともに修行の旅を続けていた。そんなある日、晶花の神殿でソラミイノの行方不明であった兄が帰還したという知らせを受け、一行は彼女の故郷へ向かった。そこで兄と再会したソラミイノは、困惑する。兄の姿は、彼女の記憶にあるまま成長していなかったのだ。そして、彼女はカーラたちが自分に同行した本当の意味に気づいて…。

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    2009年10月04日
  • 聖石の使徒 其は水に遊ぶ者II

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    アラクセイトたちが、強制的に留まることになった翠濫。砂漠に隣接したそこは、本来なら滅びるはずの街であった。だが、街は在る。カンラタールの息子、ファーリィンを犠牲にすることで―。アラクセイトたちが街に来てから、翠濫では火事が頻発していた。どこか悪意を感じるそれに、彼女たちは慎重な行動を余儀なくされる。だが、瘴気から逃れるため、アラクセイトは炎を放ってしまい…。

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    2009年10月04日