戸塚啓のレビュー一覧
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[ 内容 ]
時代は戦術論全盛である。
日本のサッカーファンは戦術を好んで議論し、メディアでは布陣のトレンドが度々とりあげられる。
だが、戦術は選手のコンディションにとどまらず、ピッチや気象条件などの外的要因からも影響を受ける、繊細で脆いものだ。
そもそもサッカーとは、相手の長所を潰し合うものであり、チーム戦術や選手個人の技術に頼っていたら、どこかで破綻が生じる。
それは、今まで国際舞台で日本サッカーが繰り返してきた過ちを見れば明らかだ。
本書は、インタビューを行なったブラジル人選手の多くが、「日本人にはマリーシアが足りない」と語る、その「マリーシア」の本当の意味に迫る。
そして、日本が世界で -
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試し読み
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「ベンゲル・ノート」
中西哲生は、名古屋グランパス選手時代に、ベンゲル監督のトレーニングメニュー、ミーティングでの発言などを一冊のノートにメモしていた。
2018年4月20日、ついにその時はやってきた。イングランドの名門アーセナルは、1996年10月1日から長期にわたってチームを指揮してきたアーセン・ベンゲル監督が今シーズン終了をもって退任することを正式に発表した。約21年と半年。ファーガソンに続く長期政権。色々あったベンゲルのアーセナル。。。
ベンゲルが、モナコを経てJリーグ創世記のグランパスを指揮していたのは周知の事実。当時のグランパスは、リネカーが在籍していたり、小倉が新人だった -
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レアルマドリッドvsアントラーズのクラブワールドカップ決勝の試合中継が最近の日本代表戦を上回るような視聴率を取って終わった2016年の日本サッカー。イタリア代表よりACミランのことが大切というミラニスタのような存在がJリーグにも代々続いていく可能性を感じました。それはジーコの巻いた種を鹿島の強化担当者が25年間一貫して育てて来たという継続性の結果だとの論評を読んだことがあります。そういう一貫したサッカーを「湘南スタイル」として積み重ねていこうとしているベルマーレ湘南の挑戦の物語。出てくる人、みんな熱いです。曺貴裁監督体制6年目の今年はJ2での戦いになりますが「湘南スタイル」はどう続いていくので
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著者がイタリアのW杯を終えたザッケローニに直接取材し、W杯でのそれぞれの試合について、あのような采配をなぜしたのか指揮官に直接尋ねている。指宿のコンディショニングの失敗ということが通説になりつつあるが、日本人のメンタリティである勇気のなさ、相手をリスペクトしすぎることに問題があるのかもしれない。
インテンシスタのあるサッカーをするためには、日本代表が海外でアウェイの戦いを経る中で、自分の立ち位置を少しずつ感じていくことしか、本当の意味での強化はできないのかもしれない。
全てをザッケローニに同意することはできないが、ある部分は共感や今後の強化について考えさせられることが多かった。 -
Posted by ブクログ
2011年のベガルタ仙台に密着。
手倉森監督の熱い想いと、それに応える選手たち の姿に共感(^-^)v。
震災から立ち上がろうと……、
復興へのシンボルになろうと……、
被災各県の皆の心の希望になろうと努めた選手のほとんどが、実は東北出身者ではないという事実。
そんな彼らを、岩手出身の監督が“東北人の想い”を胸にまとめ上げていく過程が格好良い。
……けれど、せっかくベガルタをずうっと追いか けたのならば、シーズン終了までを描いて欲し かった。 “残り4節”の時点でおしまいって…ちょっと中 途半端。あと2ヶ月、出版を待てなかったものだ ろうか?と……。
★3つ、7ポイント。
2013. -
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Posted by ブクログ
ブラジル人選手が使う「マリーシア」とは、一体なにを指した言葉なのか。
本書を読んで、個人的にだが、一般に流通している「悪知恵・狡賢さ」ではなくて「知恵」と訳せばしっくりくるようになった。
技術・戦術に劣る日本がいわゆる大国に比肩するには、この知恵の部分を高めるのが重要なのだろう。
というか前述の二点だけがたとえ同水準になったとしても、
マリーシアがなければ(意識しなければ)越えられない壁となって立ち塞がるに違いない。
「サッカーは腕でやるスポーツ」とは某マンガのなかのセリフだが、「サッカーはアタマも使うスポーツ」なんだと改めて思い知らされた。