宮下恵茉のレビュー一覧
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主人公の中学3年生の望月結愛は、まわりに合わせることが苦手で、友達がいません。学校ではいつも一人です。比較的に裕福な家庭で育ち、仲の良い両親と大学生のお兄ちゃんチカくんと暮らしています。趣味は活字を読むことで、勉強もできます。そんな結愛の学校生活で変化が訪れます。金髪で背が高くて美形男子の蒼井瞬と出会い頭にぶつかり、その後塾の帰りとかで度々会い、意外な一面にも触れて、次第に引かれていきます。蒼井瞬の家庭環境や様々な問題を知った時、結愛の初恋に終わりの足音が聞こえます。その代わりに、結愛に本当の友達がいることに気づきます。
ラムネの炭酸のしゅわしゅわする感じのように、初めての恋に心をキュッとさせ -
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2015/6/17
中学一年生になった七海は、いろはと虹の話で意気投合し友達になり、同じテニス部に入部したり、登下校もいつも一緒。しかし、七海はある噂を聞いてからいろはとぎくしゃくしてしまうー
小学生から中学生にあがると、行動範囲もぐっとは広がるし、交際範囲も広がる。
いろんな子に出逢って、いろんな噂が飛び交う。
野口君や、中村くんのような男の子の意見は率直で的をついている。七海にはこの2人がいてくれたおかげでいろはとまた仲良くなれた。
噂よりも、本人に直接聞かないと、本心はわからない。
誰か1人でも自分のことを分かってくれているだけで、人生は何倍も何十倍もたのしくなる! -
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地霊町が舞台の物語を複数の作家が書いています。
その町にある緑谷小学校の運動場の片隅にあるナギの木と、
その周囲を毎日清掃して清めている神主のそうじん。
そのペットの黒子に毎回色々な子供達が関わり、恐怖体験をしたり、霊の為に涙を流したり、過去に思いを馳せたり。
各作家の癖が強くないのか、この人数で各話を書いている事を殆ど意識しないで読めました。
特にそうじんと黒子に関してはブレる事がないので良い感じです。
その分、関わってくる子供達の個性が出てます。
全体的に怖さは抑えめ。 でも、ちょっとゾクゾクする感覚。 なかなか良い感じです。
ただ、探偵団とつける程の謎解きがあったようには、感じなか -
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ネタバレ中三の望月ゆうは、クラスでなんとなく浮いている。グループで固まる女子の輪に入ることができず、一人で本を読んでいる。
学校でもカッコ良くて女子に人気の蒼井瞬くん。
ゆうにとっては、ちょっと怖い存在の蒼井くんだが、ひょんな事から話しをするようになる。
学校では、二人で話しをするところを見られたくないので、ゆうの塾の帰り。蒼井くんはコンビニでサンドイッチを買って二人で話しをしながら歩く。
けれど、
そんな二人の幸せな時間は長くは続かない。
中学を卒業したら働きたいという蒼井くん。家庭の事情を聞いて、助けたいと思うゆう。お互いを思いながらも、離れてゆく二人。
15才のはじめての恋。炭酸水のように甘く -
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ネタバレきらきらな表紙なので、かわいい話かと思ったら虐待の話だった。
主人公山崎莉子は、仲の悪い両親と、母からの精神的な虐待に苦しんでいた。学校でも、母から愛されていない子である事を誰にも言えず、仲の良いはるかっちにも心を開けずにいた。
そんなある日塾の帰りに不登校の藤堂澪に出会う。澪と話すうち自分が楽になることに気づくが、澪と会えるのは9時半まで。同じ塾の尾田の協力を得て、母に知られないよう澪と会う時間を作るが、ついにバレてしまう。母と喧嘩した後、澪に全てを話すが、澪とも喧嘩になってしまう。
はるかっち、澪、自分が一番不幸だと思っていたが、それぞれ悩みを抱えていることに気づき、母との関係も変わってゆ -
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