水壬楓子のレビュー一覧
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ネタバレ竹叡学院第37期生徒会長に就任した志野は、同級生の箕方を副会長に指名した。
志野と箕方は、優等生であると志野と決して周囲に迎合しようとしない箕方で、周囲には犬猿……とまではいかないものの、決して仲がよいとは思われていなかった。
それもこれも、箕方のやることに、いちいち突っかからずにいられなかった志野自身のせい。
どうして自分がそんなに箕方につっかかるのか、自分の本当の気持ちに気がついた時には、時すでに遅く、どうやって普通に箕方に接したらいいのかわからなくなってしまっていた。
そんな志野が、最後に取った手段は、箕方に「なんでもする」というのを約束に、生徒会に引き込むこと。
一年間、箕 -
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ネタバレめまぐるしく場面が変わりながら、どんどん勢い増してます。
もはやBLってことを忘れるくらいのガチなファンタジー、スピード感。
ラブはどこ?
攻と受ってなんですか?
な勢いで、カップルが遠距離恋愛中。
というか、恋愛してるのかどうかもあやしい。
プレヴェーサ、ピサール、シャルクと、脇役も見事にそれぞれの役割があって、また魅力的です。
憎むべきシャルクのメンバーも、これまた魅力的な人物が……。
ジルの大立ち回りをはじめ、あっちこちでドタバタしてますが、面白い。
続きが気になってページを捲る手が止まりません。
巻末のヤーニとセサーム様の前夜の契りがせつない……というか、激しく萌え。 -
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ネタバレ動物シリーズも結構長くなってきましたが、今回はなんと……
受がヘビ……蛇……へび……
可愛らしいウサギから一転、は虫類です。
もれなく私も大嫌いです。実家に住み着いてるアオダイショウなんか、夏場はうっかり遭遇しないかと戦々恐々とするくらい、嫌いです。
つまりそんくらいヘビは苦手な生き物なんですがね。
ヘビのミト……可愛い……。
うっかり可愛いとか思ってしまった!
人間の時も、ヘビの時も、仕草や行動がいちいち可愛い。
少しとろくさいところも、攻のサイガのために一生懸命なところも、いじらしくって可愛い。
作中イラストでヘビ姿なシーンがあるんですが、特に温泉で桶の中でくつろいでるミトの姿は思わず -
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ネタバレ今回は受がコウモリ。人間がコウモリになるんじゃなくて、コウモリが人間になってる話です。
このコウモリ。少し莫迦です。もとがコウモリのせいか、ちょっと思考回路が普通じゃないのでそう感じるのかも知れません。
が。
良い味出してまして、非常に楽しく読むことが出来ました。
受のハルの食い意地がものすごく張ってます。
森の木の実をつまみ食いして、毒に犯されるようなアホっぷり。
途中から、なんだかシリアスな展開になってきますが、基本は
やっぱりアホ……読んでて力が抜けることが多々。
とにかくハルが可愛い。
ちょっと莫迦な子が、結構好きです。 -
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ネタバレ衣織の弟殿下怜夜と、衣織の側近雪那のお話。
咲埜の護衛隊長である央伽と、咲埜を影から守る珂耶のお話の2編。
雪那の暑苦しさと、怜夜のツンデレっぷりが良い具合に化学反応を起こして、怜夜が非常に可愛い仕上がりになってます。
怜夜は衣織と違い、耳としっぽのみ獣化してしまうんですが、この破壊的可愛さは罪だと思う人挙手
はい。
という勢いで萌えました。
後半の、お互い種類は違えど護衛の央伽と珂耶もこれまたいい……。
猪突猛進型、素直、正直、実直が信条みたいな男央伽と、虚飾と欺瞞と天の邪鬼が融合したみたいな男珂耶の、仕事内容からしてものの見事に正反対で、わかり合えることなんか一生なさそうなふたりの恋 -
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ネタバレ動物シリーズだと聞いてましたが、今回のカップルは人間同士。
郭都の第一皇子である攻、咲埜(さくの)と、眞都の王室付き薬師である受、真菜のお話。
捨て猫拾っちゃった系のお話ですね。
この受け子ちゃん、見た目はまんま女の子です。寧ろ、攻の年齢を考えたら完全に犯罪。
で。
見た目は女の子なんですが、思考も結構女子的です。
ただ、無鉄砲な面も多々ありますので、顔とか身体に痣をよく作ります。
見た目は女の子でも、容赦なくボコボコにされたりするので、どうにも
痛々しい描写が多い……不幸系の受の典型ですね。
結局は、らぶらぶハッピーエンドなので安心して読めます。 -
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ネタバレ私の好きながっつりファンタジー。
今でこそメジャーな人外ものですが、初出は今は亡きエクリプスで2002年。
明るく爽やかな男の子たち、みたいな話が全盛期だった感じです。
ファンタジーとか完全論外な空気感漂う時代に、よくもまぁこんなコテコテファンタジー書いたな……と驚きます。
主人公は獣使いの男の子。
どんな動物だってお手のもの。ひとたび月鹿(げっか)の手に掛かれば、
手の付けられない獰猛な人狼である王様、衣織も耳垂れてきゅーん、と
しちゃいます。もう完全に飼い慣らされてます。逆調教もの。
しかも、獣●ン要素もあり、なんというか、新境地?
いやぁ…ドキドキしました。
まぁ、攻様、夜になると比喩