最終巻発売目前にして、あえて本棚入り(・ω・)
10回くらい読み直した。22巻まで集めてきて本当に良かったと思える一冊。美しい絵に、美しいストーリー。ラストへの期待が膨らみます。
**追記
女子高生・本田透は突然の事故で母を亡くし、一人でテント暮らしをしていた。だが、そのことをクラスメイトの草摩由希に知られてしまったことから透は草摩家に居候することになる。だが由希を含む草摩家の人々は異性に抱きしめられたら十二支の動物に変身してしまうという呪いがかかっており、透は部外者であるにも関わらずその秘密を知ってしまう。
学校のアイドルであるのに孤独を感じる鼠憑きの由希、一族内で蔑まれている猫憑きであるにも関わらず憎めない性格の夾。そして互いに敵対心むき出しの二人を温かく見守る透。この△関係も注目すべきところですが、個性溢れる十二支の面々も忘れちゃあなりません!
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23冊読み終えて、読む前とは心持が変わったなあと実感できるマンガです。絵もすごーく綺麗なんだけど、画力に目を向ける余裕がないくらい内容がステキすぎ。
とにかくキャラクターそれぞれが持つ苦悩や愛しさに共感の嵐。このマンガを読むことによって恐がって遠ざけていたことに直面させられたことが何度かあったけど、それを乗り越える手助けをしてくれたのもフルバでした。
家族に、友達に、恋人に、沢山の人に優しくしたくなる!自分がここにいることを素で感謝したくなれる!このレビューを読むだけじゃ、キレイゴトを並べただけのマンガのように思えるかもしれないけど、逆です。さっき述べたように、このマンガを読むことによって悲しいことや逃げていたことと直面せずにはいられなくなります。「人生は闇だけじゃないから。いつか光も見えてくるから」
読み終えた後の自分は確実に一皮剥けてるハズ。そして同じ明日が昨日よりももっともっと輝いたものになるはずです。