谷原秋桜子のレビュー一覧

  • 天使が開けた密室 美波の事件簿1

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    表紙イラストと、「密室」という単語に惹かれて購入。
    冒頭のプロローグが、誰の視点なのか予想を立て、読み進めたところ、予想的中。
    また、犯人及び、密室トリックについても、自分の予想通りだったため、意外性を感じるところはありませんでした。

    タイトルに込められた意味は、気づきませんでしたが、「密室」はダブルミーニングになっていて、片方の密室の捉え方は、面白いと感じました。

    同時収録されている短編も、予想通りの展開でしたが、読みやすかったこともあり、まずまず楽しめました。

    「ライトな本格ミステリ」と紹介されているように、ある程度ミステリを読み込んでいる人であれば、少し物足りなさを感じるかもしれま

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    2019年05月11日
  • 手焼き煎餅の密室 美波の事件簿4

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    シリーズ物の前日譚ということですが、前3作品を読んでいてなんぼって印象を受けてしまいました。
    それと、少なくともこの作品の文章は自分にはちょっと合わなかったかな(初読の著者なので他作品は分かりません)。

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    2017年01月19日
  • 天使が開けた密室 美波の事件簿1

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    ネタバレ

    美波はアルバイト先でのトラブルで、多額の借金を負うことに。
    「寝ているだけで一晩5千円」という好条件のアルバイトに飛びついたが、その勤務先で殺人事件に遭遇してしまう。

    著者デビュー作。
    富士見ミステリー文庫から出ていた『激アルバイター・美波の事件簿 天使が開けた密室』に短編『たった、二十九分の誘拐』を加え、それぞれ最初のものに加筆修正したものを収録した文庫本。

    富士見ミステリー文庫、ライトノベル。
    主人公や周りのキャラクタの立ち居振る舞いはまさしく、それ。
    帯に、“怖がりだけど健気な美波が、探偵・修矢と奮闘する期待のシリーズ第一弾”とあります、そう、探偵役=主人公ではないのです。
    修矢は美

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    2013年09月18日
  • 手焼き煎餅の密室 美波の事件簿4

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    短編集 安楽椅子探偵・水島老人 美波と修矢が出会う以前
    《旧体育館の幽霊》
    《手焼き煎餅の密室》
    《回る寿司》
    《熊の面、翁の面》
    《そして、もう一人》

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    2013年05月19日
  • 天使が開けた密室 美波の事件簿1

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    面白くなりそうな要素はたくさんあるのにいまひとつだった。シリーズものらしいからこれから整っていくのかも。密室のほうはともかくコンビニの騒動があまりに大雑把というか・・・。

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    2012年08月10日
  • 砂の城の殺人 美波の事件簿3

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    ミステリ 母の調子が悪い くまさんの代わりにアルバイト 廃墟写真家 廃墟での連続殺人 お家騒動? 過去の事件との繋がり 直美と行動 失踪した父の手掛かり ラストは推理合戦になって退屈かも

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    2013年05月19日
  • 龍の館の秘密 美波の事件簿2

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    主人公が変わったバイトに飛び込み、ついでに殺人事件にも飛び込み、危機に陥ったところを隣の家に住む美青年が救い出す趣向は前作と同じ。美青年の性格の悪さも、女子高に通う主人公を取り巻く、ちょっとくせがあってチャーミングな人々の横顔も前回同様。そういう点では、実に安心して読める。

    今回のバイトは、立っているだけで2万円というふれこみで、結局は炎天下に托鉢をやることになるのだけれど、これがもうひとつ作品の中で生きていないのが残念なところ。殺人に巻き込まれるきっかけにはなっているのだけど、別にどういうバイトでもあまり本筋に関係ないような…。まあ、彼女はどうなってしまうんだろう、という興味で前半を快調に

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    2012年02月22日
  • 天使が開けた密室 美波の事件簿1

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    するするっと読めたけど、ちょっと物足りない感じ。
    きっと、これからの人が書いたんだろうなという感じ。
    ちょっと辛口感想でした。

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    2011年12月30日
  • 天使が開けた密室 美波の事件簿1

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    ずっと読もうと思っていた本でした。これがデビュー作らしいのですが、いいですよね。つづきもあるそうですが、読んでみたいです。

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    2011年11月28日
  • 鏡の迷宮、白い蝶 美波の事件簿5

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    【収録作品】イタリア国旗の食卓/失せ物は丼/鏡の迷宮、白い蝶/子蝶の夢/二つの真実
    《美波の事件簿》シリーズ前日譚2。名探偵「水島のじいちゃん」と中学生の美波・高校生の修矢を巡る物語。本編を知らないのが残念。知らなくても充分理解できるし、面白いけど、知っているほうがより楽しめるだろう。ちゃんとシリーズ通して読みたくなった。

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    2011年09月20日
  • 龍の館の秘密 美波の事件簿2

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    ネタバレ

    懐かしの少女小説的なノリ!
    思いだしたのは昔熱心に読んでいた、ゆうき☆みすずさんの『きらめく星空に哀愁のチャルメラが聞こえる』のシリーズ。
    不変ですよねぇ。
    創元推理文庫には珍しいカラーかなと思ったら、元は富士見ミステリー文庫から出てたそうです。

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    2011年07月05日
  • 龍の館の秘密 美波の事件簿2

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    面白かったです。ミステリィ自体やキャラクター、舞台設定は凝ったものではなく、力を抜いてスルスル読むことが出来ます。大まかな展開が前作と大差なく、そこが残念でしたが、まぁ、次回に期待ということで良しとしましょう(笑) しかし美波は熊さんをもっと警戒すべきな気が……。

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    2011年06月18日
  • 天使が開けた密室 美波の事件簿1

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    著者のデビュー作品だそうです。
    こういうライトノベルを中学生のころよく読んだなと、ちょっと懐かしくなりました。

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    2011年06月17日
  • 天使が開けた密室 美波の事件簿1

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    物語の始まりはいつも突然

    父が行方不明になって倉西美波の人生は変化した。
    そんなときに舞い込んだアルバイト

    「寝ているだけで一晩五千円」

    喜び勇み引き受けるがそれは…
    本格ミステリーの幕開け
    はたして美波の運命は!!

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    2011年06月14日
  • 天使が開けた密室 美波の事件簿1

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    学園ミステリは大好きです。
    (多少枠から飛び出てますが)

    もし出張や旅行に行って。
    急遽旅の道連れに読む本を用立てる必要が出来て。
    そんな時に安定して読めるジャンル。

    この本もそういう条件にマッチした作品でした。

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    2011年05月22日
  • 手焼き煎餅の密室 美波の事件簿4

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    「天使が開けた密室」の作者、谷原秋桜子の最新作。
    時間軸は全3作より前で主人公美波が中学生の頃に
    出会った事件を集めた短編集。

    どの短編も骨組みはしっかり出来ているなぁと
    思って読んでいましたが最後の章に出てくる
    (いずれ美波の友人になる)大富豪の令嬢
    西園寺かのこの推理に驚き。

    ほんわかな推理モノが好きなら買って
    損はないような気がします。

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    2011年03月26日
  • 天使が開けた密室 美波の事件簿1

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    ライトなミステリー。
    読みやすさはピカイチであり、簡単に読める。
    トリックとかどんでん返しを楽しむというよりも、
    登場人物たちのキャラクターやストーリーを楽しむ方向性の方が、
    読者は楽しめるかもしれない。

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    2011年03月16日
  • 手焼き煎餅の密室 美波の事件簿4

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    連作短編。タックシリーズの初期とか、北村薫の最初の頃を思い出すような雰囲気。ふわっとしていいんだけど、ミステリとしても物語としても、ちょっと物足りない。

    もともとは長編シリーズで、これはその「前日談」とでも言うべきもののようだから、まずは長編シリーズを読んでみるべきなのかもしれない。物語としてもミステリとしても物足りなく思ったけれど、キャラの並べ方はなかなかいいなと思ったのは確かだから。

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    2011年02月26日
  • 鏡の迷宮、白い蝶 美波の事件簿5

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    “「修矢が美保子さんの前に赤い皿を置いたのは、本当に単なる偶然かね。本人は無作為のつもりであっても、いざ皿を置くその瞬間には、何らかの意図でそれを選んでいたということはないかな?」
    「えっ?そ、それは……」
    ぼくはぎょっとした。
    意外な方向から切り込まれたとは思ったが、しかし、じいちゃんのいったことは、何となく理解できたのだ。
    日常生活においても、似たような場面がたくさんある。それこそ、スーパーマーケットの売り場でダイコン一本買う時にも、まったく無作為の選択ということはあり得ない。選ぶ理由はそれなりに何かあったはずなのだが、そんなものはすぐに忘れてしまう。あとから尋ねられたとしても、答えること

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    2010年12月04日
  • 天使が開けた密室 美波の事件簿1

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    ちゃんとしたミステリーでした。
    そんなバイト女子高生にやらすなよっ!(笑)でも「女子高生探偵が活躍!」って話ではないです(苦笑)そこは良かった。
    タイトルの通り「密室」がテーマだったわけで、トリックも密室の盲点を突いた良いものだったと思います。
    でも…すごく面白かったかといわれるとそうでもないんですけど…なんでかなあ?

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    2010年10月10日