【感想・ネタバレ】鏡の迷宮、白い蝶 美波の事件簿5のレビュー

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Posted by ブクログ 2011年09月23日

誰も死なないミステリィ作品のうちの一作。
今回は、前の作品に出てきたワードを引き継ぎながら物語が展開していきます。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年03月28日

『イタリア国旗の食卓』

『失せ物は丼』

『鏡の迷宮、白い蝶』

『子蝶の夢』

『二つの真実』

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Posted by ブクログ 2011年09月10日

五作目も短編です。この巻の見どころを一言で言うと、『修矢、かのこに翻弄される』(笑
この二人にこんな過去があったとは!という驚きが強くて、他の作品より印象が強く残っています。

他にも、相変わらずちゃっきちゃきな直と美波のお話とか、まさしく本編の前日譚。直接本編に関わっているわけではないけれど、まだ...続きを読む幼いころのキャラ達が色んな事件に関わっていく姿が何だか微笑ましいです。
決してほんわりした事件ばかりではありませんが(汗

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Posted by ブクログ 2011年05月10日

ラノベ出身のシリーズなだけにキャラ設定はやや突飛だけど、ミステリーとしては本物。ただ、解説にも書かれているけど、やや後読感は寂しい。元々本シリーズではすでにいない人を中心に据えたサイドストーリーだけど、次あたりがこのシリーズの最終巻なのかもしれない。

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Posted by ブクログ 2011年05月05日

日常の謎がメインの短編集。謎のレベルの高さに加えて、前の短編と後の短編でちょっとした繋がりや最後の短編のまとめ方といった物語を描く力が格段に上がっている気がします。また、かのこちゃんの潜在力が如何なく発揮されていたり、修矢の推理力がちょっとずつ上がっていたりと人物描写も生き生きとしていました。美波ち...続きを読むゃん、負けずに頑張れ! そしてこれだけ存在感の大きな水島のおじいちゃんがいなくなる日がどんどん近付いてくるのが淋しいけど、どんなふうに描くつもりだろう。このシリーズにおける期待度が更に高まりました。

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Posted by ブクログ 2011年02月13日

シリーズものの外伝的扱いの作品ですが、本編未読でも多分読めるかと。
キャラがイイ感じで立ってるので、本編も読んで置いた方が間違いなく面白いですが。
落語の世界やマジックの世界など、色々な世界の話が垣間見えるのも面白かったです。
本編も是非新作出して欲しいものです。

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Posted by ブクログ 2010年12月27日

美波&修矢が活躍する本格ミステリーシリーズ。今回は美波の親友直海が活躍する!トリックも凝っていて落語や手妻など日本の古典芸能が鍵となったり。細かい設定には関心するばかりでした。このシリーズで描かれるのはちょっと切ない事件。そこには誰かを想う優しさがある。気軽に読める本格ミステリー。シリーズ通して読む...続きを読むと、登場人物の成長が感じられるところが楽しい。

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Posted by ブクログ 2010年12月26日

激アルバイター美波の事件簿シリーズの前日譚2作目。5編の短編で構成されていて『子蝶の夢』で描かれた手妻(日本伝統の奇術;手品)などは興味深く楽しめました。次回はそろそろ本編を期待したいところです。

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Posted by ブクログ 2011年09月20日

【収録作品】イタリア国旗の食卓/失せ物は丼/鏡の迷宮、白い蝶/子蝶の夢/二つの真実
《美波の事件簿》シリーズ前日譚2。名探偵「水島のじいちゃん」と中学生の美波・高校生の修矢を巡る物語。本編を知らないのが残念。知らなくても充分理解できるし、面白いけど、知っているほうがより楽しめるだろう。ちゃんとシリー...続きを読むズ通して読みたくなった。

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Posted by ブクログ 2010年12月04日

“「修矢が美保子さんの前に赤い皿を置いたのは、本当に単なる偶然かね。本人は無作為のつもりであっても、いざ皿を置くその瞬間には、何らかの意図でそれを選んでいたということはないかな?」
「えっ?そ、それは……」
ぼくはぎょっとした。
意外な方向から切り込まれたとは思ったが、しかし、じいちゃんのいったこと...続きを読むは、何となく理解できたのだ。
日常生活においても、似たような場面がたくさんある。それこそ、スーパーマーケットの売り場でダイコン一本買う時にも、まったく無作為の選択ということはあり得ない。選ぶ理由はそれなりに何かあったはずなのだが、そんなものはすぐに忘れてしまう。あとから尋ねられたとしても、答えることはまず不可能だ。
「おっしゃることは、わかります。でも、もし仮に美保子さんの席の前に赤い皿を置いたことに、何か些細な理由があったとしても、いまさらそれを思い出すのは、とても無理ですよ」
「いや、決して些細な理由ではないと、わたしはにらんでいるんだ」
じいちゃんが、また白いひげをしごく。
「あわてないで、その場のイメージをよおく思い出してみるんだ。必然的といってもいいほど明白で、しかも、その場限りで忘れてしまうような理由があったはずだよ」
そう宣言する表情は、ゆるぎない自信に満ちていた。”

久しぶりに出たけれど、続編ではなく前日譚で少し残念。
だけど、内容はすごく良かった。
どのトリックも捻ってあって読み応えがある。
編の終わりと始まりがつながってるのも面白かった。
登場人物の誰もがいい味出してるなー。

“「……どうだったね、修矢」
応接間に戻ってきた水島のじいちゃんが、ぼくにきいた。
「娘時代の詩織さんにそっくりだっただろう」
「え……ええ、確かに」
照れ隠しに笑おうとしたが、うまくいかなかった。頬のあたりが変に引きつっただけ。
内心、ぼくは動揺していた。
亡くなった母の若い頃の写真はほんの数枚しか残されていないのだが、顔の輪郭や髪型、目元の感じ……倉西美波という少女は、まさに生き写しだった。
しかも、白いヘアバンドまでしていた。母さんもそれが好きだったらしく、どの写真でも身に着けている。その事実を、ぼくは以前じいちゃんから聞かされていたのだが、実際目のあたりにすると、やはり衝撃だった。単なる偶然だとは、とても思えなかったのだ。”

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