感情タグBEST3
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三作目。こちらから創元推理で出版され始めました。新作を見つけた時の喜びが蘇ります。
今回も、美波がアルバイトをした事から事件が始まります。舞台はとある朽ちかけた屋敷。昔の事件、遺産を巡って兄弟が……というある意味わかりやすい始まり方なのに、トリックは相変わらず冴え冴えとしています。
特に今回は、かのこが探偵役となり大活躍します。かなり楽しんでいる気もします(笑
そしてやはり、最後にくるっとひっくり返されるのも、「騙された!」と嬉しくなる一瞬。やっぱり私はミスリードにはまりやすいみたいです。
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アルバイトに行くたびに殺人事件に巻き込まれる高校生を主人公にした青春ミステリのシリーズ。こんがらがるだけこんがらがったところで、隣の家に住む美青年が名探偵ぶりを発揮する。主人公の友人たちも個性的で魅力的で、楽しみながら共感しながら読める素敵な作品群である。
今回は、廃墟での写真撮影のアシスタントに出かけるのだが、事件は見事な「孤島」もの。まともすぎるくらいの王道なのだ。前半は、ディクスン・カーのごとき不可能状況と怪奇趣味、そして二階堂黎人を思わせるような「これでもかこれでもか」的に話が展開していく。ミイラが動いたり廃屋のプールから死体があがったり、とにかく派手である。
後半になると、いくつもの推理が現れては消える、なかなかトリッキーな推理合戦になっていく。「毒入りチョコレート事件」とか、ブランドのいくつかの作品とか、日本でいうと「求婚の密室」とか。すごい力量を必要とする作風だけど、この小説はきちんと水準をクリアしている。おまけにシリーズを横断する設定にも大きな展開があり、そこもなかなかよくできている。
あまりミステリを読んだことのない人でも、ミステリのおもしろさを感じられる本だと思う。シリーズの中でも一番おすすめだけど、やっぱり第1作から読むべきシリーズだとは思う。
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前作までに較べてミステリの比重が高い作品。オカルト系の推理の割合をちょっと取り過ぎているのが微妙でしたが、ミステリとして充分に満足できました。次巻も期待です。
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廃墟写真家と2日間過ごせば5万円と言うバイトに出かけた美波。「廃墟探検は違法行為だ」と言う直海とともに写真家の実家へ・・。そこで見つかった母親のミイラと連続殺人事件。
美波の父親の居所もわかりクライマックスへ・・・。
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ミステリ 母の調子が悪い くまさんの代わりにアルバイト 廃墟写真家 廃墟での連続殺人 お家騒動? 過去の事件との繋がり 直美と行動 失踪した父の手掛かり ラストは推理合戦になって退屈かも
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近頃注目度大の、ラノベ発創元推理行。谷原秋桜子さんは、この文庫で出るまで知りませんでした。この作品はシリーズ3作目で、書き下ろし。より、ミステリの度合いが強くなっています。
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スペインに行って行方不明になった父親を探す為にアルバイトに励んでいる倉西美波。
冬休み目前に成り行きで今回は、2日で5万のアルバイトをする事になった。
アルバイトは、廃墟専門カメラマン阿賀野瑞姫の撮影の助手を務める事に・・・。
初日は、あっちこっちに連れて行かれて大変だったが二日目は、午後まで自宅で待機。
美波の親友の直海は、廃墟を無断で立ち入る事は犯罪であるといい、文句を言うために一緒に付いて行く事に・・・。
午後に瑞姫から連絡が入り二人で待ち合わせ場所に行くとすぐに車に乗せられ山梨の瑞姫の実家だった廃墟に着いた。
12年も使われて無く窓ガラスが割れた部屋に埃が積もっている部屋まさに廃墟だった。
その廃墟に二人の男が現れた。
瑞姫の兄の二人だった。
瑞姫に呼び出されて来た二人は、この廃墟の土地を売ってお金を貰いたいと思っていた。
瑞姫は、たびたび夢の中で行方不明の母親の姿をこの廃墟で見たのでそれを確認しようと二人を呼び出した。
そして、元母親の部屋に行くと泥だらけの洋服を着たミイラの死体が悠然と椅子に座っていた。
廃墟は、木々が傷みどこが壊れてもおかしくない砂の城。
その夜兄の一人の悲鳴が聞こえた。
元瑞姫の部屋は、内から鍵がかかっていて体当たりでドアを開けるとミイラがその部屋に移動してさらに兄の遺体が横たわっていた。
美波のアルバイト先で今回も事件に遭遇。
オロオロする美波だったが刑事の娘の直海は、この事件を推理して美波を助けるのだが・・・。
ライトノベルみたいだけど事件は本格のミステリーの小説です。
主人公の美波は、ちょっとドジで怖がりな女の子。
親友の二人の美少女は、江戸っ子とお嬢様。
隣に住む大学生の修矢は、犬猿の仲だったが事件の時は鮮やかに事件を解いてしまう。
キャラクターも個性的な本格ミステリーですよ。