小太刀右京のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ順番が3→1→5→2→ときてしまいまったもので、
これをもってAGEノベライズ版、読破となります。
全体的に見て、凄く良かったところと悪かったところが。
ひとまずこの巻単品は1番頁を割かれていることもあって、
しっかりした内容でした。
この巻単品での良かったところとしては、キオ君がルウ&ディーン兄妹
をはじめとするヴェイガンの子供達と築いていく関係性。
キオ君がこんな少年だから「わかりあえる」という夢を抱ける。
また可能性を見出すことができる。
これは子供達の中で浮きがちだったフリットや、比較して葛藤して
しまっていたアセムでは難しかったであろうことであり、時代の変化
以上に彼であるからこそ見出せたのではとも思わせました。
何より「わかりあいたい」の根幹が見れて嬉しかった。
あと、1番不満であったシャナルアさんの死の際に対してのキオ君の
描写も、彼の背負う十字架を匂わせるものになっていました。
子供を戦場に送り出す非常識さは、全編を通して貫かれており、
ここは凄く大好きでした。
子供は見なくていい世界だと本当に思います。
逆に、小説全部を通して苦しかったのは、「その世界を見てしまった」
大人が自嘲的に描かれすぎかなと感じたこと。
特にお互いを罵り合い激突する親世代親子は見苦しいほどでした。
葛藤の描写はあるもののあたたかさ・たくましさを感じる描写が排除されがちで、
薄汚さ・厳しさだけが目立っている印象が強く、子供の輝きと共に
描かれて欲しい「大人の凄さ」が若干弱く感じたこと。
想いだけでは駄目、という点はAGEの良かったところだと思うので。
社会的・経済的に力を得ていくことで成し得て行くことも
結構大きいかなと。
これまでのヒーロー像というのは若者主人公の「力押し」が
大半だったので。
まぁ、その極端ともいえる対比のおかげで、その中間に置き去りに
されたゼハートの葛藤が際立っていて、切なかったですね。
そう、彼は時間の中に置き去りにされているんですよね。
そんなこんなで主人公すら3人で補完しあってたAGEらしく、
色々なメディア(そうなってくれたのはありがたい)で
補完されてた印象でした。
TV、MOE、ゲーム、ノベライズ、コミック、それぞれの
長所短所がありました。 -
Posted by ブクログ
ここここれは面白い!マクロスの最新シリーズ、マクロスFのノベライズ。シェリルの歌やライブと連動する戦いなどはアニメに到底かなわない。しかし、歌舞伎一家に生まれたアルトの気持ちや、勝ち上ってきたシェリルの想いなど、アニメを見ただけでは分からなかった想いが伝わってきて良かった。シェリルのライブ場面があまり紙面を割いてないなど、ただアニメをなぞるのではなく、小説ならではの良さを表そうとしているように思う。ライブを中断して去っていくシェリルにアルトが食って掛かったのは、同じ舞台人としての矜持だとは知らなかったよ!
ストーリーはアニメよりも折り畳まれているよう感じる。ランカがニンジン♪歌ってないし、アルトが「俺をバルキリーに乗せろ!」とも言っていない。
この物語に、大勢の人が夢中になったのも頷ける。 -
Posted by ブクログ
結構面白い話じゃないか!!! って思わせてくれる(苦笑
アニメを観てから小説を読むと、アニメでは書き足りなくて、だからってアニメで書いてもしようがない様なネタ満載なので楽しいです。
主人公(のはず)のアルトという人物がアニメーションよりもはるかに丁寧に描かれています。多少BLぽい表現もありますが~~~少年時代の濃密さというの? 多分捉え方次第で乗り越えられると......とにかく、歌姫たちの魅力はもちろん、アルトもきちんと主人公だったという事実が判る一編。
文章も読みやすいので長さを感じさせません。盛りだくさんな幕の内弁当みたいな小説。
アニメのノベライズというよりは一つの作品として出来てると思います。 -
Posted by ブクログ
小説版マクロスF 堂々の発進である。
TV版の第1話から第7話までを小説化。
ほぼ原作に忠実だけど、2・3話で若干内容が変わっているなど、ちょっと小説オリジナルな展開があります。
特にアルトの「役者」としての側面が描かれているのが興味深いですね。
TV放映時では、放送されなかった細かい所(第1話のライブ場からの避難の様子や第4話のアルトのシミュレーションゲームの内容など)が描かれていて、登場人物の内面を掘り下げています。
劇中未登場の各バルキリーが登場しているのも、ファンには喜ばしい限り。
シミュレーター戦闘でのVF-19のパイロットは・・・マクロスファンなら思わずニヤリとするところ。
またアルト初の実践であるギャラクシー船団救出劇でも、懐かしいバルキリーの姿は健在でした。
ただ、VA-3「インベーダー」やVF-14「ヴァンパイア」、果てはVF-9「カットラス」・・・
先のマクロス7はもとよりPS・DCのゲームやってないと知らないよ〜と言う機体が出てきたのはご愛嬌か?
まぁ、カナリア中尉のVB-6「ケーニッヒモンスター」も元々はゲーム出身だけどね
尚、章の間に簡単にマクロスの歴史やいくつか専門用語の説明が挿入されています。