AGE2巻目、やっとこさ読めました。
最初は全巻そろえるか未定だったので(すみません)、
順番が3→1→5→2→4となりますがご愛嬌;
今回の部分は、物語の核となる部分ですが、一番TVでも感情移入
しにくい箇所でしたね。
いくらかユリンの扱いの意味がもたらされていたかなとは思いますが
(アニメでは何故ユリンでないといけなかったか、そういう存在を
ヴェイガンが感知したか不明だったので)
やっぱり腑に落ちない箇所ではあります。この本のせいでは
あまりないけど。
良かった箇所としては、毎回きっちり描かれている
「子供を戦場に出す非常識」と対をなすかのように
「フリットが「汚い大人」になる覚悟」も
書かれているところかな。
グルーデックさんは社会からはみ出るのを覚悟で復讐を誓ったのに
対して、フリットはしっかり自分が社会の中核に入り、
「ヴェイガン(この時点ではUEですが)殲滅
(…とまではいかなくてもヴェイガンを敵とみなし戦うこと)」を
正当化できる社会にしたというか。
おそらくキオ君の世代になっても、キオ君のように「わかりあえる」と
語ることはイレギュラーだったはず。
アセムが海賊から離れられなかったのも、その枠から外れるため。
物語の中ではフリットの主張が一番社会的にまかりと通っていたという。
ある意味イレギュラーになる覚悟をしたグルーデックさんより
上手であり怖い。
一番怖いのは彼がそこまでの憎悪を抱くほど、ヴェイガンに対して
不幸な出会い方しか出来なかったことですが。
息子達だって出会い方が悪ければフリットと同じだったかも
しれないわけで。
何か全体的な感想になりましたが、大人も子供もない、ではなく
大人と子供はこんなにも違う、ということはAGEの持ち味の1つなので
その違いを丁寧に描いてくれているのは良いなぁと思います。