あらすじ
大名の子息・テントウの護衛についたボルト。当初はお坊ちゃん特有の我が儘に呆れるが、カードゲームや手裏剣の修行を通じ、次第に打ち解ける。だがテントウが何者かに誘拐され、ボルトは一人救出に向かうが!?
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主人公はナルトとヒナタの息子・ボルト、その友人として登場するのがサスケとサクラの娘・サラダ、大蛇丸と縁のある少年・ミツキ――この設定を知った時点でNARUTOファン大歓喜不可避だってばよ!
『NARUTO』完結から十数年後の世界が舞台。綱手、カカシの後を継いで七代目火影となったナルトが、デスクワークに追われたり、反抗期の息子に手を焼いていたりと、リアルタイム読者と同じく大人になってる……! ナルトの他にも、シカマルや木の葉丸、サスケたちも木ノ葉隠れの里の大人として登場。どこを見渡しても感慨深さしかない状態です。さらに、みんな結婚して子どももいるもんだから、古参読者は完全に親目線で見守ってしまいます。「口癖がお母さんと一緒なんだな、フフッ」「見た目はお母さん似だけど、性格はお父さん似かな?(^^)」と、親戚のおばちゃんのような気持ちすら湧いてくる……。
しかし、本作は単なる『NARUTO』の同窓会作品ではありません。主人公はあくまでボルトをはじめとした次世代の子どもたち。いかにも現代っ子な彼らがテクノロジーと共存しながら「忍」として成長していく姿からは、「THEジャンプ・ヒーロー」だった親世代とは違う物語を見せてくれる予感が。きっと親を越えていくであろう、今後の展開にも期待が高まります!
本作では岸本斉史先生は監修というポジションですが、作画は『NARUTO』で長年アシスタントを務めていた池本幹雄先生。安定の超絶画力で、我々をまた木ノ葉隠れの里へ連れて行ってくれます。
感情タグBEST3
粋な構成
ボルトと大名の息子のほんわか交流回と思わせて、がっつりボルトの手の印の謎を絡めてきて本筋も進めてくる練られた展開。