アキヤマ香のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
実家に帰省したら机に置いてあったその3。
しかしこの方に関しては、実家に布教したのは私自身である。
武井咲の主演でドラマ化された「アスコーマーチ」原作者による短篇集。
この方の作品は好きで、随分以前から読み続けているのだけれど、その中でも本作は特にお気に入り。
どこにでもあるような街の小さなお店を舞台にしながら、そこに集う/或いはそこを守る人々の関係性や感情のひだのようなものを、本当に丁寧に描いていると思う。
個人的には3作目「ミルクティー」が一番好きかな。
恋愛をストレートに描く作品はまだそれほどお見かけしたことがないのだけれど、きっとこの方は大人の静かな恋愛ものを描かれたら、凄く素敵な作 -
ネタバレ 購入済み
え〰?、短いなー。
内容としては良かったのに、これから!という時にプツッと終わった…。
こういった安価な短話はほとんどがそれなりの価値しか無いけれど、この作品は安価だけど面白かったです。
ちょっと対面接客が苦手なヒロインが、正反対で明るい性格の旦那から突然好きな子が居るからと言われて離婚。
そんな時に常連さんの高田さんがラテアートを教えて!と。
お互いサレ同士だから相談してたのに、突然アイツがやって来て…。
この元旦那、どういう神経してんの?!って気持ち悪かった。
この作品はラブイチャみたいな展開は無いけど、この先どうなるの?って先を読んでみたい作品でした。
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購入済み
なるほど
少しずつだけど前に進んでる。ランも名取さんも。
佐久間くんのふとした表情が所々に出てきて、アレ?っと思うけど、コーダの男性の中で1番考えが読めない人なので、なにを抱えているのかがとても気になります。
ただランはやっぱり経験不足からなのか、単純な所あるよね。言い換えれば素直なんだけど。でもきちんと断れるのはいい事です。
今気になっている梶原さんは経験が豊富すぎるみたいだから、このふたり、どうなるのかなぁ。
登場人物が絶妙に関わりあってて、こういう設定だからストーリーが面白いんだなと感じます。
どこに着地するのかが想像つかないところも魅力の一つかも。 -
購入済み
なんとなく
表紙と題名に惹かれて手にとった作品。
表紙の主人公がなんとなく強い女性に見えたんだけど、読んでみたらイメージ違ったな、と。
強い女性ではなく奥手で繊細な、しかも傷ついた女性。
陶芸教室に集まる男性たちもみんな個性的で、この中の誰と上手くいくんだろう、なんて想像をしながら読み進めるのは楽しい。
男性恐怖症になってしまった原因の男が本当にクソで、みんなが退治してくれたあのシーンは本当にヒーローのようでスカッとした。
どんな展開になるのか、いわゆるフツーの恋愛ものとは少し違うような…。