蒔田陽平のレビュー一覧
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「この世界の片隅に」の映画を見に行って、すごくよかったのですがよくわからなかったところがあったので、ノベライズを読みました。
映画で私がわからなかった所は、あの時代に、口元にほくろがあるくらいの情報でどうしてすずを探せたのか、映画冒頭に出てくる大柄な妖怪みたいなものは人さらいなのか?そして妖怪なのか人間なのか・・・
ノベライズを読んでもわからなかったけれど、すずの世界に引き込まれました。
嫁ぎ先で義理の姉に辛い思いをさせられ、さらに絵をかくのが好きだったのに利き手の右手を失い、絶望を味わっても自暴自棄にならずに、どこかのほほんとしたすずに憧れます。 -
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【公開中映画の感想】
消化不良、感想が上手く言えない。
生まれて初めての経験。
理由がわからないのに、泣いた。
でもひとつ確かなのは、戦争映画ではないんだということ。
このお話は、8/6と聞けば、日本人なら誰でも悲痛なその日を思い出してしまうそれに向かって進んでいくのに、それはあくまでもすずたちの生きた毎日のひとつでしかなかった。
時代は選べない。生まれてくる時代は。
戦争の時代に生まれたすずが、自分は自分の人生を選んで今ここにいるのだとわかるまでのお話だと思った。
受け入れることを選ぶことも、受け入れないことを選ぶこともできる。
本当は人生で起きることのほとんど全ては、自分で選ぶことがで -
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ネタバレ同名アニメ映画のノベライズ。
数学オリンピックになりそこねた小磯健二(高2)は、あこがれの夏希先輩の紹介のアルバイトで、先輩の実家・長野県上田村にやって来た。そこは、武田信玄の家来の子孫という家系で、ものすごい旧家。そして90歳になる栄おばあちゃんの誕生日に、日本全国から集まる親戚たち。しかも健二は、夏希の恋人役というバイトだったのだ!?
ところで、ネットの世界ではオズという仮想現実都市があり、多くの個人や企業、役所がアカウントをとって、現実と密接につながっていた。しかし謎のアバター「ラブマシーン」が暴走して、現実世界をもまきこんで大混乱に。
しかも、健二が解いた数学の問題がパスワードとなって -
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上下合わせての感想
ドラマ未履修でオーディブルにて読み(聞き)ました。
映像がありありと思い浮かべられるような丁寧な情景描写が良かった。
臨場感があって、ハラハラドキドキで楽しめた。
社会情勢とか、登場人物多いし複雑で難しかったけど、こんなにスルッと読めるの驚いた。分かりやすくよく描かれていたと思う。
味方だと思ってたら敵だった!って感じのどんでん返し多めで楽しかった。
キャラが立っていて良かった。ドラムかわいい。
上はスピード感があって、まだ分からないことも多くてどうなるんだろうとかなり期待できたけど、下でテントの実態が明らかになってからは、そこまでのめり込むような面白さではなかったかも -
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映画感想ではあるものの、一応コメントを残しておきたい。
一山﨑賢人ファンとして(他の人たちはどうであるか知らないが)山﨑賢人の良さを活かしきれていないと思わざるを得ない作品であった。
とにかく土屋太鳳の主張が激しい。この作品は山﨑賢人演じる青年の葛藤や苦しみがメインであるはずなのに、土屋太鳳演じる女子高生の必要かどうか分からないカットが多い印象である。また、山﨑賢人のカッコ良さを監督自身が理解していない?のか、山﨑賢人らしさが薄い。非常に残念である。
作品の展開については疑義を感じる点がいくつかある。いかんせん、未来の自分が過去の自分に手紙を送るシーンからのスタートでありファンタジーラブストー