鈴木英治のレビュー一覧

  • 幕末 暗殺!

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    短編集。幕末の数々の暗殺について書かれている。
    谷津矢車氏の竹とんぼの群青(黒澤忠三郎による桜田門外ノ変)。早見俊氏の刺客 伊藤博文。誉田龍一氏の天が遣わせし男(桂早之助、坂本龍馬暗殺)。
    など読み応えあるものばかり。

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    2022年03月09日
  • 突きの鬼一 饗宴

    購入済み

    突きの鬼一

    藩の収益を決める石高の振り分けが、余りにも大胆に行えた経緯や、家老が裏金に走る必要性等、もう少し掘り下げたほうが展開に深みや幅をもたらしたのでは。全体的には一郎太の人となり、剣劇等面白味のある仕上がりと感じました。

    #カッコいい

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    2021年12月09日
  • 足利の血脈 書き下ろし歴史アンソロジー

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     著名作家のアンソロジー『足利の血脈』ですが、副題で、さくら一族の聖戦と付け加えたい。鎌倉公方〜古河公方・堀川公方の興亡と支える忍者の物語。読後としては足利の歴史よりさくら一族の伝奇。面白い企画かと思いますが、個人的には各作品の波が合わず、一人の作家の連作の方が読みやすかったのでは思います。しかし第七話は最終話にふさわしく感動しました。本作は二度目の方が良いかもしれません。

     足利義輝弑逆から織田信長謀殺はもっと盛り上げて欲しいところです。しかし敵城に大胆に忍びこめる信長の忍びは、どうして光秀の京洛進入を安々と許したのか?疑問のままです。某歴史の専門家は本能寺の変に即応した秀吉は忍びを信長の周辺においていた(史料なし)と匂わせていますが、光秀も本能寺進入の前に忍びを使っていたのではと(実際に変に参加した本城惣右衛門の覚書によると、最初に門は抵抗なく開いています)この辺の暗闘があるかと期待していました。

    ※以下、本作とは関係の無いものですのでスルーして下さい。

    義輝の弑逆についてはフロイスの日本史が詳細で面白い(三好の兵、約1万の中には数百人のキリンシタンがおり、情報元かと)
    『この目的(義輝殺害)をもって、三好殿(義継)は飯盛(城)から一方弾正殿(松永久秀)の息子右衛門佐(久通)は奈良から出発し、両者は約1万2千名のきらびやかで装備をよく整えた兵士たちを伴って都に向かい、市民を悩まさないようにと彼らは郊外半里のところに居を定めた』 
    『三好殿(義継)と右衛門佐(松永久通)は、自らの意図をより巧みに隠そうとして、約70名の騎馬の者とともに出かけ、慰安のために市街から半里距たった清水(寺)という名の僧院に赴くよう見せかけた。彼らはしばらく道をたどったが、突然向きを転じ、急遽公方様の宮殿に騎行した』
    『(義輝は)長刀を手にし、まずそれで戦い始めたが、数名を傷つけ、他の者たちを殺戮した…敵に接近しようとして長刀を投げ捨て刀を抜き…彼の胸に一槍、頭に一矢、顔面に東傷二つを加え、彼が傷を負って地面に倒れると、敵はその上に襲いかかり手当たり次第に斬りつけ殺害』 

     そして最近注目されている『乙夜之書物』では本能寺の変で光秀は鳥羽にいたとのこと。確かに信長や寺近くに宿所をとる家臣に見つからずに1万超の兵士が侵入するのは不自然。斎藤利三が精鋭数百でまず奇襲したか。光秀は先例として永禄の変で成功した義輝殺害を当然頭においていたはず。永禄の変も、本能寺の変も通説では1万を超える兵が京の街を奇襲したことになっているが、あの街路を大軍で気づかれず奇襲とは作戦として矛盾している。

    ■目次
    第一話 早見 俊◎嘉吉(かきつ)の狐--古河(こが)公方家誕生
    第二話 川越宗一◎清き流れの源へ--堀越(ほりごえ)公方滅亡
    第三話 鈴木英治◎天の定め--国府台(こうのだい)合戦
    第四話 荒山 徹◎宿縁--河越夜合
    第五話 木下昌輝◎螺旋(らせん)の龍--足利義輝弑逆(しいぎゃく)
    第六話 秋山香乃◎大禍時(おおまがとき)--織田信長謀殺
    第七話 谷津矢車◎凪(なぎ)の世--喜連川(きつれがわ)藩誕生
    コラム 喜連川足利氏を訪ねて--栃木県さくら市歴史散歩


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    2021年10月16日
  • 足利の血脈 書き下ろし歴史アンソロジー

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    ネタバレ

    足利義教は時宗の阿弥を諜報網のように使っていた
    と明石散人先生が書いていた気がする(未確認)

    万寿王丸主役、自分を囮にして赤松満祐邸に義教を
    呼びつけ暗殺した
    本作において阿弥は踊念仏の集団として万寿王丸の
    潜む郷に乗りこみ、義教の手で一緒に斬殺された
    証拠隠滅らしい
    しかし、諜報網を早く手放したツケが自分の死を防
    げない事につながる

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    2021年04月24日
  • 信長誘拐

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    時代ものというより、現代版スーパーヒーロー活劇という感じだった。それだけに読みやすいが、内容が浅いのは否めない。疲れた時に、軽く読むにはベストかな?

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    2021年02月25日
  • 蔦屋重三郎事件帖二 謎の殺し屋

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    ネタバレ

    うぅ〜〜〜ん、ちょっぴり残念!

    第2巻は、第1巻より、11年経ってからという設定。
    しかも44歳の前巻の時には子供がいなくて養子をもらうつもり云々という言葉を発していたが。
    此巻では20歳になる「我が子」が存在。

    角川春樹事務所担当者が気が付かなかったのであろうか?
    いつか改訂してもらいたい。

    中身はというと、田沼の景気の良い時代から一転、幕府は財務粛清の松平定信の時代。

    江戸市民の楽しみを奪い、政府の政を批判にする黄表紙、狂歌など文化の取り締まりはますます厳しく、主人公の主人である藩主にまで注意がいく状態。

    蔦屋重三郎が命を狙われる。。。事件勃発!

    主人公である朋誠堂喜三二こと俳号、月成、そして本名は江戸詰刀番平沢平格。友人は恋川春町こと、倉橋寿平。二人とも主人を持つ侍である。

    松平定信の改革は二人の運命も変えてゆく。

    1巻から2巻で11年。。。果たして3巻はどこへゆくのやら。鈴木英治だけに私は期待のシリーズなのだが。

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    2020年10月23日
  • 口入屋用心棒 : 46 江戸湊の軛

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    第四六弾
    よくも続くこのシリーズ!
    今回は江戸を大砲を積んだ三隻で海上封鎖、同時に井戸に毒を、意図を掴めぬまま船手方は敗北、時の老中より奉行が陣頭指揮に、係りを持った湯瀬と倉田の二人が協力、昔の老中の圧政に御岳山の噴火と富士山の噴火を重ね合わせ、死期をを悟った者の死を前提での敵討ち、規模の割にはあっけなく終了

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    2020年09月08日
  • 突きの鬼一 春雷

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    第六弾
    悪の江戸家老の悪事の証拠を掴み、同士討ちをさせ、暗殺集団は壊滅し、しかし、母は暗殺され、和解の実感は
    妻が紫頭巾、何か今後が想像出来そう

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    2020年09月03日
  • 突きの鬼一 雪崩

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    第五弾
    いつ読んだか全く覚えていない、記録で四巻までは読み終わっている、登場人物にも覚えがあるのだが
    藩の重要な飛び地に係り、本人を忌み嫌う実母と他の思惑から暗殺集団羽擦の頭が登場、各思惑を隠して続く?

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    2020年08月19日
  • 明屋敷番秘録 斬

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    第二弾
    将軍直属の組織も登場し、わかり難く
    中身がよく見えない、日本が外憂を抱える時期なのでどうなるのか

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    2020年07月26日
  • 蔦屋重三郎事件帖二 謎の殺し屋

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    ネタバレ

    鈴木英治先生の名前で、面白いことを確信して借りました
    相変わらずの登場人物が全員、清々しい心を持っている
    畜生、面白いぜ
    朋誠堂喜三ニと蔦谷重三郎が組む時代小説を読まない手はない

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    2020年05月28日
  • 口入屋用心棒 : 45 火付けの槍

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    ネタバレ

    口入屋用心棒(45)思えば長いシリーズ
    剣を極める話になってきていて、ライバル
    倉田をいつの間にか大きく凌駕した湯瀬
    この二人は抜きつ抜かれつを繰り返す
    心地よい登場人物を書かせたら鈴木英治
    先生にかなう人はないのではないか?

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    2020年02月26日
  • 手習重兵衛 闇討ち斬 新装版

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    行き倒れて救ってくれた恩人は、元武士の老人。手習所をしている。そこで、追手がある重兵衛は、手習い師範見習いとして新しい人生を始めるのだが。

    事件が次々と起こる。

    居場所を追われて、新しい人生を始めた、知らない同士が、接点ができる。物語が交差する。

    鈴木さんの本は、登場人物が、実に丹念に描かれ、人物像が立体的だ。

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    2020年01月28日
  • 手習重兵衛 道中霧 新装版

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    重兵衛は、武士をやめお家から出ることを決心し、信州へ向かうが、大きな黒幕に動かされる遠藤恒之助や乙左衛門煮付け狙われている。
    何度も罠にかけられるが、どうにか実家へ辿り着く。

    道中も冷や冷やしどおうしでしたが、信州に帰ってからも嵐はすぎないようで、次の巻が楽しみです。

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    2020年01月29日
  • 口入屋用心棒 : 45 火付けの槍

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    第四十五弾
    地震の頻発に揺れる江戸、老中がある藩を取り潰すため薬で乱心させ、真相を知った元家臣が、これに関する動きの中巻き添えで道場が焼けてしまう
    左之助の今後、樺山家では待望の嫡子が

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    2020年01月08日
  • 口入屋用心棒 : 40 赤銅色の士

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    ゆすりたかりをする評判の悪い讀賣屋、「かわせみ屋」の主人が代わって、前の評判の悪い主人は隠居となった。

    だが主人が変わっても、悪癖はなかなか治らず、米田屋の主人、琢ノ介が店回りをしていた時に強請っていたのを見咎められ、あとで襲われる事件が起こった。

    新しい主人、正之助は大きな企みがあった。。。

    今回は完結には至らず次巻に続くシリーズ40巻。
    ますます主人公達の友情あふれる群像劇が素晴らしい。

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    2019年11月19日
  • 口入屋用心棒 : 38 武者鼠の爪

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    友人の見舞いに行くと品川に向かった雄哲が半月経っても帰ってこない、そのうち弟子の一之輔も行方不明に。
    二人を探すため直之進と佐之助は捜索を開始。

    またしてもよその藩の世継ぎ騒動に巻き込まれる。

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    2019年11月19日
  • 口入屋用心棒 : 18 平蜘蛛の剣

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    おきくの父光右衛門に結婚の申し入れをした直之進。
    結婚が間近だ。

    そして将軍の命を救い、追われびとから逃れ、初めて千勢とお咲希とともに温かい家庭を作り始めた佐之助。

    この二人に新しい関係が始まる。
    今回は口入れ屋の用心棒の事件で二人が琢之助とともに腕を振るう18巻

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    2019年11月14日
  • 口入屋用心棒 : 17 火走りの城

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    北条の恨みを連綿と受け継ぐ風磨一族。
    ついに城に火を放ち、将軍を殺そうと。
    大スペクタルな活動劇。

    この手柄によって将軍から佐之助は
    今までの罪を全て許してもらった。
    千勢とお咲希と三人の輝く笑顔が。

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    2019年11月13日
  • 口入屋用心棒 : 16 裏鬼門の変

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    これは、この「裏鬼門の変」と次の巻、「火走りの城」の二つで一話というお話。

    ある夜、海からの大砲で大店が一つ吹き飛ばされ、多くの死者が出た。

    その捜査を始める富士太郎ら。

    実は、狙う場所は別であった。

    暗躍する忍びの集団。みたことも無い剣法で襲う刺客。

    最後まで気を抜けない展開。

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    2019年11月13日