長島良三のレビュー一覧

  • アルセーヌ・ルパン 世界の名探偵コレクション10(2)
    集英社文庫の世界の名探偵コレクション2。アルセーヌ・ルパンの短編7作品を収録。ルパン三世のおじいさん?

    「太陽の戯れ」「結婚指輪」「地獄の罠」「赤い絹のショール」「さまよう死神」「白鳥の首のエディス」「わら屑」を収録。

    泥棒でありながら悪党ではない、義賊的な性格を持つ怪盗紳士。魅力ある熱血漢かつ...続きを読む
  • アルセーヌ=ルパン全集4 奇岩城
    年を取ってから久しぶりに改めて読み返してみると、ルパンって割りと女々しい所もあるよなぁ、と。そこがモテる一因なのかもだが。
  • アルセーヌ=ルパン全集5 813
    「813」モーリス・ルブラン、大友徳明訳、偕成社ルパン全集5。初出はフランスで1910。

    もう多分20年以上前かに夢中になって読んだモノの再読。ルパン・シリーズ全部は読んでいませんが、読んだ中ではルパンの最高傑作だと思っています(水晶の栓も良かったけど…)。

    ケッセルバッハという名前の実業家がパ...続きを読む
  • オペラ座の怪人
    「怪人」とラウル子爵、歌姫クリスティーヌの三角関係がベースの小説です。
    タイトルの通りオペラ座が舞台で、「怪人」の台詞はどこか芝居がかったものが多く、読み応えがあります。
    三点リーダが多用されているので、そこは好き嫌いが別れるかもしれないです。しかし、こちらまで胸が焦がれるような面白さがあるので、ぜ...続きを読む
  • オペラ座の怪人
    哀しくも美しい愛の物語というのは、こういうものだと思った。本当の愛を知ることができたのに、エリック(怪人)とクリスティーヌが結ばれなくて、不憫だった。
  • アルセーヌ=ルパン全集9 オルヌカン城の謎
    正直、ルパンものというのがはばかられるくらい、ほとんどルパンが出てこないけど、シリーズの中でも大好きな本。 歴史的背景もそうだし、謎のインパクトがすごくて、最後まで一気に読みとおしたくなる。 もう少し大人むけ訳で出て欲しい〜
  • アルセーヌ=ルパン全集3 ルパンの冒険
    813に続いて読む。あの訳がよかったのかと思いましたが、こちらも良かったのです。
    ルパンと刑事との息のつまるようなやりとりがなんともいえません。
    あとはソニアの美しい無垢さ加減と、意外と有能な召使いのシャロレが。
  • オペラ座の怪人
    字の大きさも紙質もちょうど良く、楽しめました。

    映画やミュージカルなど観る前に読んだため、
    イメージも広がり、自分が今オペラ座の地下にいるような、そんな感覚になりながら読めました。

    その後映画をみましたが、やっぱり小説のほうが面白いです。
  • アルセーヌ=ルパン全集5 813
    ルパンもの、以前1回読んだことあったかなぁ、という程度でしたが、のっけからもう引き込まれ。
    あれ、この版子供向けですよね、と奥付を確認。かなーりよい訳と雰囲気なのですが。
    そしてまぁ魅力的な変幻自在、いちいち洒脱だし。むしろ保呂草さんに近いです。
    子供向けでこんなに良い雰囲気なら、大人向けはどれだけ...続きを読む
  • オペラ座の怪人
    一気に読んでしまいました。。。。。


    この前観たDVDで、ファントムの事をもっと知りたくて読んだわけですが、この1冊からあの映画が出来たと思うと、鳥肌ものです。。。

    映画の1つ1つのシーンにも意味があることがわかって驚きました。


    パリのオペラ座に行くなら、ガイドBookではなく絶対にこの本を...続きを読む
  • オペラ座の怪人
    ・怪人、どんだけ歌うまいのよ!!(笑)

    ・はじめ、出てくる奴が全員ワガママ&自分勝手すぎて、「やっぱフランス人とは仲良くなれない!」と思いながら(笑)読んでた。

    ・でも、そのエゴイストな人物たちが、この物語を通して、終盤、ほんの少し、相手にふっっと思いを添わせる。。。真意はわからない。上辺だけな...続きを読む
  • アルセーヌ=ルパン全集22 特捜班ビクトール
    ルパンがしばしば警察側として登場する。
    特捜班ビクトールも、ルパンの一人二役か?

    まさかの「にせルパン」
    そう簡単にいかないのがフランスものかも。
  • アルセーヌ=ルパン全集19 ジェリコ伯爵
    ルパンは登場しない。
    フランスらしい、皮肉と悲壮な物語。
    ジェリコとエランロック。

    記憶を失う前にしたことは何。
  • アルセーヌ=ルパン全集17 バーネット探偵社
    ルパンが、バーネット探偵社をやっていた頃の話。
    相談、調査が無料で、どうやって金儲けしているのか。

    相談者(コンサルタント)の仕事の仕方の基本が分かる。
    相手の弱みにつけ込むのではなく、
    あくまでも問題を除去することによって稼ぐ。

    うまい。

    調査は無料なのに、なぜ商売が成り立つのか。
    世の中の...続きを読む
  • オペラ座の怪人
    ミュージカルでお馴染み。
    ある新聞記者が、オペラ座にまつわる怪奇現象と、それに関わった人々の数奇な運命を調査し、真実を明らかにしていく形式をとっている。
    壮大な推理物として読むこともできるが、怪人とクリスティーヌ、ラウルの悲恋として読むこともできる、まさに怪奇ロマン。
    恋愛は心の投げ合い。取り損ねれ...続きを読む
  • アルセーヌ=ルパン全集23 赤い数珠
    訳、解説 長島良三。
    トーマスナルスジャック 推理小説の美学、ハードボイルド小説論、ジョルジュシムノン論、贋作展覧会の紹介がある。
    本編は、ガストンルルーの「黄色い部屋の秘密」と同じ傾向の推理小説とのこと。

    ルパンは登場しない。欺し合い、窃盗、殺人。予期しない事態の展開。
  • アルセーヌ=ルパン全集20 バール・イ・ヴァ荘
    何重にも仕掛けられた罠。
    誰が、嘘をいい、誰が誰を騙そうとしているか。
    推理小説の醍醐味。

    ラウールがルパンであることは途中の記述で出てくる。

    訳・解説 大友徳明。
    オート・ノルマンディ地方の地図と紹介がある。
  • アルセーヌ=ルパン全集別巻3 三つの眼
    空想科学(science fiction)小説
    金星からの光によって、現れる映像。

    三つの眼は、金星からの光の商標のようなもの。
    驚きの展開と毎秒18枚という、
    人間の視覚を意識した仕様。

    科学技術への興味をそそるものがたり。
  • アルセーヌ=ルパン全集別巻4 真夜中から七時まで
    主人公はルパンかと思うくらい、活動が機敏で、女性に優しい。
    幸せな終わりで恋愛小説の要素がある。
    ロシアからパリまでのヨーロッパを舞台にした冒険小説になっている。
    殺人事件も出てきて、推理小説の要素もある。

    大友徳明の翻訳、解説。解説でパリの亡命ロシア人の活躍の紹介がある。事件の背景を知るのによい...続きを読む
  • アルセーヌ=ルパン全集別巻1 女探偵ドロテ
    別巻は、直接ルパンが登場しないものらしい。

    翻訳、解説は長島良三。解説で、
    「カリオストロ伯爵夫人」の4つの謎の一つ、
    インロボールフェルチュナを「ドロテ」が解決する。
    カリオストロ伯爵夫人で 7本の枝の燭台を解決し、

    奇巌城で フランス諸王の富
    三十棺桶島で、 ボヘミア諸王の敷石
    をそれぞれ解...続きを読む