長島良三のレビュー一覧

  • アルセーヌ・ルパン 世界の名探偵コレクション10(2)

    Posted by ブクログ

    集英社文庫の世界の名探偵コレクション2。アルセーヌ・ルパンの短編7作品を収録。ルパン三世のおじいさん?

    「太陽の戯れ」「結婚指輪」「地獄の罠」「赤い絹のショール」「さまよう死神」「白鳥の首のエディス」「わら屑」を収録。

    泥棒でありながら悪党ではない、義賊的な性格を持つ怪盗紳士。魅力ある熱血漢かつ、イヤミのないプレイボーイ感。変装の名人で殺しはやらず、派手な盜みを披露する。まさに今日アニメで見る三世の特徴は、初代からほぼ引き継がれていることがわかる一冊。大きく違うのはギャグ顔がないくらいか。

    本書を読んで意外に思うのは、ルパンがほぼ完全に探偵役になっている短編もあることである。名前をそのま

    0
    2023年12月15日
  • アルセーヌ=ルパン全集4 奇岩城

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    年を取ってから久しぶりに改めて読み返してみると、ルパンって割りと女々しい所もあるよなぁ、と。そこがモテる一因なのかもだが。

    0
    2023年12月01日
  • オペラ座の怪人

    Posted by ブクログ

    「怪人」とラウル子爵、歌姫クリスティーヌの三角関係がベースの小説です。
    タイトルの通りオペラ座が舞台で、「怪人」の台詞はどこか芝居がかったものが多く、読み応えがあります。
    三点リーダが多用されているので、そこは好き嫌いが別れるかもしれないです。しかし、こちらまで胸が焦がれるような面白さがあるので、ぜひ読んでみてほしい作品。

    0
    2021年03月30日
  • オペラ座の怪人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    哀しくも美しい愛の物語というのは、こういうものだと思った。本当の愛を知ることができたのに、エリック(怪人)とクリスティーヌが結ばれなくて、不憫だった。

    0
    2020年07月07日
  • アルセーヌ=ルパン全集3 ルパンの冒険

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    813に続いて読む。あの訳がよかったのかと思いましたが、こちらも良かったのです。
    ルパンと刑事との息のつまるようなやりとりがなんともいえません。
    あとはソニアの美しい無垢さ加減と、意外と有能な召使いのシャロレが。

    0
    2017年06月02日
  • オペラ座の怪人

    Posted by ブクログ

    字の大きさも紙質もちょうど良く、楽しめました。

    映画やミュージカルなど観る前に読んだため、
    イメージも広がり、自分が今オペラ座の地下にいるような、そんな感覚になりながら読めました。

    その後映画をみましたが、やっぱり小説のほうが面白いです。

    0
    2017年04月28日
  • オペラ座の怪人

    Posted by ブクログ

    一気に読んでしまいました。。。。。


    この前観たDVDで、ファントムの事をもっと知りたくて読んだわけですが、この1冊からあの映画が出来たと思うと、鳥肌ものです。。。

    映画の1つ1つのシーンにも意味があることがわかって驚きました。


    パリのオペラ座に行くなら、ガイドBookではなく絶対にこの本を持って行きます。。。

    0
    2014年08月17日
  • オペラ座の怪人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・怪人、どんだけ歌うまいのよ!!(笑)

    ・はじめ、出てくる奴が全員ワガママ&自分勝手すぎて、「やっぱフランス人とは仲良くなれない!」と思いながら(笑)読んでた。

    ・でも、そのエゴイストな人物たちが、この物語を通して、終盤、ほんの少し、相手にふっっと思いを添わせる。。。真意はわからない。上辺だけなのかもしれない。その一瞬だけなのかもわからない。わからないくらい、かすかな描写。

    ・でも、わずかばかりの思いやりを感じたエリックは、嬉しくて嬉しくて、ホッとして、そのまま自殺してしまう。

    ・孤独が癒されたとたん、エリックには、横暴に振る舞う快感を得つづけたいという怪人的欲望が、ちっとも湧き出てこ

    0
    2014年06月12日
  • オペラ座の怪人

    Posted by ブクログ

    ミュージカルでお馴染み。
    ある新聞記者が、オペラ座にまつわる怪奇現象と、それに関わった人々の数奇な運命を調査し、真実を明らかにしていく形式をとっている。
    壮大な推理物として読むこともできるが、怪人とクリスティーヌ、ラウルの悲恋として読むこともできる、まさに怪奇ロマン。
    恋愛は心の投げ合い。取り損ねれば粉々に砕ける脆いもの。理解がなければ始まらない危険な遊び。でも、ちゃんと投げれば、必ず相手は受けとめてくれる。
    怪人の心はその投げ合いに耐えきれないほど繊細で純粋だった。

    0
    2013年04月03日
  • アルセーヌ=ルパン全集23 赤い数珠

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    訳、解説 長島良三。
    トーマスナルスジャック 推理小説の美学、ハードボイルド小説論、ジョルジュシムノン論、贋作展覧会の紹介がある。
    本編は、ガストンルルーの「黄色い部屋の秘密」と同じ傾向の推理小説とのこと。

    ルパンは登場しない。欺し合い、窃盗、殺人。予期しない事態の展開。

    0
    2013年04月01日
  • アルセーヌ=ルパン全集別巻3 三つの眼

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    空想科学(science fiction)小説
    金星からの光によって、現れる映像。

    三つの眼は、金星からの光の商標のようなもの。
    驚きの展開と毎秒18枚という、
    人間の視覚を意識した仕様。

    科学技術への興味をそそるものがたり。

    0
    2013年03月31日
  • アルセーヌ=ルパン全集別巻1 女探偵ドロテ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    別巻は、直接ルパンが登場しないものらしい。

    翻訳、解説は長島良三。解説で、
    「カリオストロ伯爵夫人」の4つの謎の一つ、
    インロボールフェルチュナを「ドロテ」が解決する。
    カリオストロ伯爵夫人で 7本の枝の燭台を解決し、

    奇巌城で フランス諸王の富
    三十棺桶島で、 ボヘミア諸王の敷石
    をそれぞれ解決。

    ルパンが直接手を出していないのは、このお話だけとのこと。
    その意味で、ルパン物語の付録にするのに適している。

    この話にラウールが脇役といて登場する。
    ラウールがルパンの別名の話は多い。
    ラウール ド リメジー 緑の目の令嬢
    ラウール ダブナック パールイヴァ荘
    ラウール       二つの

    0
    2013年03月26日
  • アルセーヌ=ルパン全集4 奇岩城

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    翻訳、解説 長島良三

    暗号解読といえば、ホームズかと思いきや、ルパンでも登場する。
    最初はボートルレがルパンかと思っていた。
    予断を許さないのがルパンものの良さだろうか。

    ルパンを理解するためには,
    1 フランスが好き
    2 少し前の時代が好き
    3 推理小説が好き
    4 冒険が好き
    5 力の強いものを出し抜くのが好き
    のいずれか1つがないとつらいかもしれない。

    フランス好きと力の強い物を出し抜くのが好きというのは共通部分があるかもしれない。
    ルパンは,縦横無尽にかけまわり,神出鬼没なところがいい。

    0
    2013年03月24日
  • アルセーヌ=ルパン全集3 ルパンの冒険

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    痛快ルパン活劇。

    翻訳、解説 長島良三

    解説によると、
    刑事の名前は似た名前の人からの抗議で劇に限り変更したのを踏襲し、本作品でもガニマールではくゲルシャールになっているとのこと。
    ルパンという名前も、ロパンという名前から変更したとのこと。
    フランスらしい話題。

    0
    2013年03月24日
  • オペラ座の怪人

    Posted by ブクログ

    今までなんとなくストーリーは知っていたけれど、改めて読むと…「こんなに面白かったのか!」と感嘆。


    謎が投げ掛けられ、徐々に解かれていくストーリー。テンポよく読めます。うわ、オペラ座いきたい(笑)

    「きっと私も誰かに愛されれば、優しくなれるのだ!」と叫ぶエリック…
    エリックの苦しみ…醜さゆえに、未だ見ぬ愛に憧れ、求め、狂っていく…

    今はまだエリック目線でしか読めてないけど、また数年後に読むとクリスティーナ目線で読めるかな?

    0
    2011年11月23日
  • オペラ座の怪人

    Posted by ブクログ

    ちゃんと最後まで読まないと、後悔したんじゃないかってくらい、ファントムが魅力的で息苦しくて、さみしい。

    0
    2011年09月01日
  • オペラ座の怪人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    映画を見てから書籍を読みました。
    映画に出てこないところは、すこし分かりづらかったですが、
    全体の構成要素についての知見があるので、なんとか最後まで読み進みました。

    映画か劇作を見ていなければ,読まなかったかもしれません。

    作品の仕上げ方の勉強になります。

    0
    2011年08月21日
  • オペラ座の怪人

    Posted by ブクログ

    本日(2010.12.17)、映画「オペラ座の怪人」(2004年)がTVで放映されるらしい。例のミュージカル翻案と同じ(ほぼ)映画、劇団四季による全面吹き替え、らしい。映画のほうは実はDVDを持っていて、かなり何度も再生鑑賞した。劇団四季の舞台も、ご縁があって最初の頃の公演を一度劇場で鑑賞した。A・ロイド=ウエッバーの音楽には、他にもけっこう馴染みが。TV、観てみようかな。さて、でも私、この原作角川文庫版を持ってるのにちゃんと読んでなかった!!というわけで、今宵はこれを読み渡してから眠ります。プロローグからして、映画や舞台を知っている者にも、その期待を裏切らない。……当然かも、こっちが本家本元

    0
    2011年07月19日
  • 黄色い部屋の謎 乱歩が選ぶ黄金時代ミステリーBEST10(2)

    Posted by ブクログ

    私が古典的名作を読むきっかけになった作品です。

    もちろん今の時代から見たら多少微妙なとこもあるし、

    この作品以上の名作も多々あります。

    だけど密室トリックの草分けな存在なのはもちろん

    トリックを解いていくルールタビーユの軽快な動きや

    理屈っぽいとこなんかはすごく展開が早く読みやすかったです。

    さすがにラストはちょい引いたけどおもしろい作品でした。

    余談ですが、小学生の時にトライして意味がわかんなくて

    断念したくやしさを大人になって読破できたことは

    なんだかとてもうれしかったな♪

    0
    2010年03月25日
  • アルセーヌ=ルパン全集14 八点鐘

    Posted by ブクログ

    ルパンシリーズの中でも特に好きな一冊です。
    子供の頃、平行してホームズも読んでいたけど、やっぱりルパンが好きだったかな?

    0
    2010年03月07日