長島良三のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
オペラ座の怪人は、なんとなくあらすじを知っている程度。
音楽の天才で、でも顔が醜いゆえに素顔を見せずにオペラ座の地下で暮らすエリック。
ラストぎりぎりまでは無理矢理クリスティーヌを連れて行こうとしたり、全てエリックに操られているような感じ、不気味でいかにも怪人という風に思っていたのですが、最後にクリスティーヌは自分を愛してくれないと諦めようとするところがすごく人間くさいと思った。
金田一少年の事件簿でオペラ座の怪人をモチーフにした話の中の「地獄の業火に焼かれながら、それでも天国に憧れる」というような台詞が好きだったのですが、こちらにはないんだな〜。あるものだと思い込んでました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ映画化されて話題になった原作の文庫本。自分が持ってるものはこの表紙じゃなかった。
読んでみたけど難しい……怪人は結局なんだったのかわからずじまい……。
というわけで2度目の読破に挑戦。
今度はやっと話が理解できた。1度目のときは精神的に子供だったんだ(え
最初のうちは怪人の行為がすべて魔術とかそういう類のものに見えて、これってファンタジー小説だったっけ……と読み進めるうち、怪人の手先の器用さと頭の回転のよさが浮き彫りになってくる。これは、ノンフィクションであってもおかしくない話なんだと。
怪人はいろいろあってイカレてるんだけど、最後の最後に救いがあるところがよかった。
クリスティー