大久保康雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これまで読んだ本の登場人物の中でダントツに強いと思う女性が二人居る。そのうちの一人がジェーンエアだ。ジェーンは控えめな女性だが、ものすごく強い不屈の精神と、誘惑に決して負けない強い芯の通ったまっすぐな正しい心がある。こんな女性、そうそう居るものだろうか…。
ジェーンは早くして両親を失い、非常に辛く厳しい幼少時代を送っていた。だがいつだって彼女は自分の意思を曲げる事無く、まっすぐに生きてきた。やがてそんな彼女が惹かれていく男性が現れた。家庭教師をしている家の主人のロチェスターだった。ロチェスターの表現や表情、ジェーンのあふれてくる愛や、近づいて行く二人・・・普通にかなりドキドキしてしまう。実に -
Posted by ブクログ
自分で勝手に決めた夏休みの課題として読んだこちら、久々の西洋文学。
物語に引き込まれてあっというまに、上・下巻とも読み切りました。
女って強いなぁ。
何もないところから、運命を切り開いたジェーンに凄まじいパワーを貰いましたです・・。
不屈の精神かぁ。。
足りなさが人を成長させる。。ってのは、ジェーンの生きて来た怒濤の半生のようなことを言うのかなぁ。
そして、自分をしっかり見つめて生きて行ける根性をつけたい。。
ラストから何十頁あたりからずっと、感動のあまり涙が溢れてきましたが、
朝の通勤ラッシュ時に読みましたので、涙をこらえて仕事場へ向かいました。
ぐったりしました。
文学って素晴ら -
Posted by ブクログ
ホームズの第3短編集である。
『回想のシャーロック・ホームズ』の最後の作品、その名も『最後の事件』では、ホームズはライヘンバッハの滝の上でモリアーティ教授と揉み合い、共に滝つぼに落下してしまい行方不明となる。ホームズの死体こそ見つからないが、よもや生きてはいまいと思われていた。
それから3年後、ホームズはひょっこりとワトスンの前に姿を見せる・・・という『空き家の冒険』をはじめ、復活したホームズの作品が収められている。
本作品で、ドイルは連載を打ち切りにしたいという心情を示しているが、結局この後短編集だけで『最後の挨拶』『事件簿』という2作品が発行されている。いかにホームズの人気が高かったか、 -
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Posted by ブクログ
半分あたりで事件解決しちゃった?!
と思ったら、ここから本番だった。
二転三転ある推理小説。
財界の大物マンダースンが銃殺されたところから始まり、新聞社から探偵兼画家のトレントが現場に送り込まれる。探偵兼画家って?と思ったけど、そうか、画家も人間の外だけじゃなく内面を映し出す仕事だと思うと、人間観察力は探偵と共通してるなと納得。
マンダースン家の関係者一同に聞き込みをし、事件解決し…そうなところから複雑に入り込んでくる。
前半部分はスピーディーに進んでいく。
後半は二転三転。推理していると言っていいのかどうかわからないけど、予想してない展開でおもしろかった!人が何考えてるかなんて全然わからな -
Posted by ブクログ
ネタバレいっきに読んでしまった。
会話が現代では考えられないほど回りくどいし、聖書等の引用が多くて理解しにくいのになぜこれほど引き込まれるのか。
サスペンスを読んでるのか?それとも少女漫画?
読みながら自分が何を読んでいるのかわからなくなりながらあっという間に読み切ってしまった。
下巻でどういう展開になるのか。
それはそれとしてジェーンは孤独なのか?孤独ってなんだ?
ロチェスター氏にとってジェーンは「おもしれーオンナ」ってとこか。
2人のやりとりと、ジェーンのやけに冷静に自分を落ち着けようとしてるところとか、なんかもう少女漫画読んでるような気持ち。身分違いを受け入れてるからこそなのか? -
Posted by ブクログ
ジェーン・エアという女性が両親を早くに失って、少女から娘へ他人の中で苦労して成長する物語。
豪壮な館での家庭教師、ロチェスターというミステリアスな館主とのロマンス、手に汗握る展開、そして幸せに…というのが10代のころの読後感。読書録を見るともう一度再読しているらしいのだが、その感想は忘却の彼方…というわけで。
今回、じっくり読んでこんな小説だったのか!と驚いた。
まず、ヒロインの性格が秘めた情熱からはほど遠い、たおやかなものではない。恋する城主ロチェスターもものすごく嫌なやつ、そして極めつけは、荒野をさまようジェーンを助けた青年牧師セント・ジョンの性格も自己主張の強い策謀たけた嫌らし -
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Posted by ブクログ
ロマンティシズムとリアリズムの境目の時期に描かれた小説と解説を読んで納得。
ジェーンの思考、言葉の選び方、すべて私の感性に一致した。
イギリスの田舎の風景描写がとても美しい。表現力に驚かされた。
ロチェスター氏との愛の深め方が、よかった。もちろんロマンチックラブの要素はたくさんあり、嫉妬や燃え盛るような激しい感情に身を任せている描写も多いけれど。それ以上に性別や身分、障害などあらゆるものを超えていくような深いつながりをみた。今の時代ですばらしいとされるものと、1800年代と、さほど変わらない気がする。
感情がなさすぎると味気ないけど、理性がないのも話にならないみたいな表現が上巻にあって…
感情 -
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