霜月桂のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレとても良いお話でした。
ヒロインのシャーリーは女性実業家・女社長ですが、過去に交通事故で夫と愛娘を1度に失うという哀しい過去を持っています。
そんな彼女はボヤで住んでいたフラットに住めなくなり、友人の医師マットのフラットに棲まわせて貰っているのすが-。
ある日、彼女の前に突如として現れ、
-君はマットの愛人だろう。
決めつけ、彼女を侮辱した男アーロン。
彼もまたやり手の企業家であり富豪で、マットとその妻モリーの共通の友人。その立場ゆえに、モリーが夫とシャーリーの仲を勘ぐっているため、シャーリーをマットの愛人と決めつけ、モリーに余計な心労をかけまいと「一時的に見せかけの婚約者同士」になることをシャーリーに強要したというわけです。
話を読んでいると、このアーロンという男性、どこまで思い込みの激しい独りよがりなのかと関係ない読者までヒロインの立場に共感して腹立たしくなります。
しかし、最後まで読めば、これは彼がシャーリーにひとめ惚れして強く惹かれたからだと判ります。男の独占欲のために、マットだけでなくシャーリーが拘わるすべての男たちとの仲を邪推し、嫉妬するのですね。
私はシャーリーの「悲惨な過去」とは、愛する夫と娘を失ったことかと思ったけれど、彼女は夫ジェームズにはさんざん浮気され、貶められ、酷い目に遭わされていて、離婚の条件にシャーリーが応じなかったので、娘の親権をカタに彼女を脅迫したのだったのだと判りました。かつては夫を信じ愛していけれど、夫が亡くなる前は夫婦仲は最悪になっていました。
ラストで辛い目にばかりあってきたシャーリーが女性としての幸せを掴めたことが自分のことのように嬉しくなりました。
また、実はマットが事故で瀕死の怪我をした愛娘の主治医だったこと、娘に尽くしてくれたマットのためにシャーリーが病院を建てようとしていることなどが次々に明らかになり、感動すら憶えました。
王道ストーリーのロマンスに食傷気味の方にオススメの、読み応えのある感動物語りです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ同じ作者の『若すぎた結婚』が☆1だったので、全く期待してなかったけど、ヒロインが気持ち的に一線を引いているので、振り回される感じもなく安心。
嫌な当て馬女性も出番はわずかで、ストレス少なめ。多少のご都合展開も楽しめた。
読み終えて、
邦題「復讐は炎のごとく」
原題「イタリア人の復讐」
「復讐」という言葉が、誰のものとして響くのか。
誰が誰に復讐するのかーー。
その復讐の根底には、ローコを誤解させたまま逝かせてしまった嘆きと怒りがあったのでは。
彼女の「使い古した鞄」は強烈だった…。
でも、さすがに「しめしめ」は無いわ(笑)
原文は「ありがとう、カテリーナ」…まさかの意訳。 -
購入済み
ダイアナさんは、ヒーローの辛辣名言葉が多くてシンドイ作品も多いけど、これはほのぼの系。
こういう作品の方が最近は心に深く響きます。
読後は癒されます。切なさも優しさもさすがダイアナさん。
無垢な恋人とかこの系統好きです。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ海辺のイタリアンレストランのオーナー ローザには忘れられない人がいる。
夏の間に逢えていた幼なじみのアレックス。
友情は愛情へと形をかえるが、身分の違いや周囲の反対に引き裂かれていった。
10年後、二人は再び出会う…。
うん、良かった。
アレックスとの子供の頃の話とか、二人がどんな風にお互いにとって唯一になってきたのかがよく判るし、読んでて楽しかった。
しかし、ローザは気の毒だったなぁ。
大学進学を楽しみにしていたのに、事故であんなことになって。
アレックスの母親も、自分が事故を起こしたなら、そこで反対するのをせめてやめりゃいいのにって思った。
アレックスを愛してたと思うけど、それは自己満足で自分勝手だと思うし、それでローザはすべて人生がひっくり返ったわけだし。
気になるのは、ローザの二人の兄が、要するに高校卒業したばかりのまだ子供の妹に、大学進学を諦めさせて障害を負った父親の面倒をすべて任せたこと。(押し付けたわけじゃないけど、結果そうなってる)
ローザ可哀想過ぎる。
そして納得いかないのは、ローザのパパが物忘れが病的なレベルでひどいのが判ったのに、配線の不具合をそのままパパに任せたこと。
ちょっとのことなんだから、自分で電話一本かければいいのに、と思った。
それに甥っ子のジョーイを預かってるのに、問題を抱えた父親と二人にして平気なことに、もうちょいやりようがあったんじゃないのーと作者に対して思う。
これじゃローザが無責任に思える。
とはいえ、全体的に良かった。
アレックスが離れていった訳にも、仕方ないなと思えるし、お互い結局ずっと相手だけ想ってきたんだなーってのが良かった。
☆4つ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ<レイクショア・クロニクル>第一弾
少女時代に太っていてメガネに歯列矯正と三拍子そろったオリビアは、毎夏祖父母の経営するキャンプ場ですごすのが決まりだった。
そこでコナーと逢うのが、唯一の楽しみだった。
9年後、再び二人は出会う。
あらすじには「コナーに傷つけられ、捨て去られた」みたいに書いてあるけど、それほどでもないような。
傷ついたろうけど、きっかけは同じ指導員たちの悪ふざけが原因だし。
つか、ほんとアメリカってああいう人の気持ちを考えない悪ふざけする人いるよね。
全体的に、すっごく一人ひとりを丁寧に書き込んでて、いろんな背景がよく判る。
シリーズと言うことで、今回まだ明かされてないひどい策略がありそうでしたね。
登場人物が多くて、過去と現在にいったりきたりしてるのに、うまくまとめてて素晴らしいと思う。
最後におばあちゃんたちの金婚式で、みんなが泣かないようにして泣いちゃうところとか、フレディがすでに泣いちゃってたのとか、こっちまで泣きそうだった。
てか、誓いの言葉をお互いに言ってる時は、泣けたわー。
コナーも、良いヒーローだった。
忍耐強いし(自分が忍耐力がないので、コレがあるだけで高評価)弟にも父親にも愛情深いし、隠された魅力をたくさん持ってるし、素敵だった。
でも、すごく良かったんだけど、色んな人物・家族の背景を書きすぎてて、肝心のヒーローとヒロインの盛り上がりが、もうちょい欲しかったかも。
結局、ヒーロー良い人過ぎて特に問題もないから、山場がないっていうか。
いや、悪いとこなんかないんだけどなぁ。
ただヒーローとヒロインのいちゃつきをもっと見たかっただけかも。
☆4つ。 -
購入済み
☆3.7
ヒーロー、ヒロインの他に、オダリーとジョンの兄妹の方が気になります。
親の話は1979年、これは©2012年。33年経って、子供の話を作るなんてダイアナだけだろ。