【感想・ネタバレ】純愛の城のレビュー

あらすじ

亡くなった祖父母の遺灰を故郷のシチリアの教会に埋葬する――ルイーズにとって、それはどうしてもかなえてあげたい願いだった。でもまさか司祭ではなく、シーザーに会うことになるとは思わなかった。彼は地元で権威を誇る公爵家の当主。埋葬には彼の許可がいるというのだ。教会でシーザーを前に、ルイーズは思わず逃げだしたくなった。10年ぶりの再会だった。彼には今、大人の風格と厳しさが備わっている。18歳のわたしが一夜をともにした、若き日のシーザーではない。彼はルイーズの申し出を聞いたあと、また会う約束をしながら、すべてを見通したような陰りのある目で、去り際に言った。「きみとはまだ話しあうべきことがありそうだ」■2011年12月31日、惜しまれつつその生涯を閉じたペニー・ジョーダン。病床にありながら果敢に執筆を続けた、彼女の最後の作品をお届けします。長編を始め、数多くの小説を書き、長く愛された作家との思い出とともに、作品の世界をご堪能ください。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ペニーらしいドラマティックで濃い作品。ヒロインがいじらしく、最後には正義が行われるのが気持ちいい。幼い息子が雷を怖がる母親を心配する気持ちにグッときた。2013.8

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2013年09月02日

Posted by ブクログ

甘いロマンスを期待するとちょっと違うかな。
傷ついた小動物のようなヒロインが痛々しくて…
ヒーローは基本的にはいい領主様で
若い頃の自分の行いを悔いているし、自分自身傷ついてもいるけど
ヒロインを守ろうとするところはすごくロマンス。
ハーレクインにまとめちゃわないで
ヒーローの領主としての重圧にももう少しページを割いて
MIRA文庫で出せばよかったような気もする。
感情描写がストレートすぎてちょっと濃くて重苦しいけど
なんだかんだいって引き込まれて読んでしまった。

0
2013年01月03日

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