吉富昭仁のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ全6巻読み終えての感想。
この作者のSF作品は、いずれも特殊な設定で、こんな設定のもとでどんな話を展開し得るのか、展開できたとしてどうやって収束されるのか、とこちらの方が心配になってしまうが、実にうまく終わらせてくれる。
この作品もそうした作品群の一つ。
人類がファントムと呼ばれる謎の存在・・・生物なのか、機械なのかもわからない・・・に襲われ、次々に消失し、今や4人の子供だけが生き残った世界。彼らは状況に戸惑いつつも、高い順応性で日々の生活を淡々と過ごしていく。まるで長い休暇を楽しむかのように。
ファントムの正体、彼ら4人だけが残された理由、時おり出現する謎の人物・・・通常これだけ -
Posted by ブクログ
怖いです、リアルに
理性でなく、感情から純然たる恐怖が湧き上がってくるホラー漫画を久しぶりに読みました
残酷なシーンが苦手な人や、人を好きになる行為は清廉で美しい、と信じきれている人は読まない方が懸命。私も、その手の耐性はまぁまぁ身に付けているつもりだったが、これを読んで、ただの「つもり」だったのを自覚した。気持ち悪くはならなかったが、ブルリと指先が大きく震えて、危うく、コミックスを落としかけた
ただ、この『スクール人魚』はある意味っつーか、一面だけは、恋愛の真理に密接しているなぁ、と思った
人間が持ち得る欲望の中で一番に、暴走した時に面倒なのは、好きってヤツなのかも
両想いを実現させるためな -
Posted by ブクログ
僕の好きな作品。「ときには真珠のように」、「めぐり会い」、「六等星」、「アリの足」、「二つの愛」、「おばあちゃん」、「三者三様」、「友よいずこ」、「助け合い」、「勘当息子」、「ある女の場合」、「執念」、「奇妙な関係」、「虚像」、「ゴーストタウンの流れ者」、「山手線の哲」、「落としもの」、「焼け焦げた人形」、「もらい水」、「終電車」、「古和医院」、「土砂降り」、「老人と木」、「サギ師志願」、「ふたりのピノコ」、「おとうと」、「上と下」、「曇りのち晴れ」、「ハリケーン」、「発作」、「誤診」、「発作」、「再会」、「死への一時間」、「ある教師と生徒」、「目撃者」、「約束」、「二人三脚」、「銃創」、「や