吉富昭仁のレビュー一覧

  • バランスポリシー(1)
    とても淡々と丁寧に描いていながら、ええっこれどうなっちゃうのと先が気になるストーリーテラーぶりはさすが。短編の予定だった第1話の、それだけにすっきりと完結した空気感が気持ちよかった。
  • へんなねえさん
    表紙とオビに身構えたが、いつもの吉富先生でよかった(おしゃれな装丁だが作家の個性が見えなくなるとも思う)。すっとぼけたSF(すこし不思議)話かと思えばめくるめく勢いで世界観がひっくり返され続けついに予想外のコンクルードを迎える快感。
  • 地球の放課後(4)
    真ヒロイン(仮称)は力の入ったデザインと、能動的で正史と共同戦線に立てるとこが現ヒロインズにない魅力だなあ。正史がハーレム状態にビクともしなくいのもやむなし。しかし考えごとのしすぎと何度しかられてもつい考えごとに入り込んでる正史、わりと業の深い子だ。
  • 地球の放課後(1)
    これちょうど茹だるような暑さの中読んだんだけど、その日の天候とマッチしてて面白さが加速した!
    誰もいなくなった地球に残された男女4人の夏のお話。
    短い巻数だけど、キレイにまとまってるし読み応えあった!正史君が聖人すぎる……。
  • 地球の放課後(3)
    ためいきの出るような穏やかな日常と少しさびしい喪失感。まさに放課後、夕暮れ時のようなマンガ。正史の女装が異様に似合うのはたいへん良いことですが、足が内股にならないリアルさもよろしいですね。
  • スクール人魚 1
    都市伝説を巡るホラーだが、絵柄とスク水要素が、グロさを中和しているような印象であった。
    人魚の正体についても、次巻以降引きたれられることを期待する。
  • スクール人魚 1
    深夜の学校を泳ぎまわる、スクール水着姿の「人魚」の肉を食べると恋が叶うという都市伝説。
    それが記された手帳を手に入れた少女達のホラー・オムニバス。

    あっさりとした絵柄のせいか、思っていたよりグロくもエロくも怖くもない。
    人魚よりもむしろ、他人を蹴落とし自分の欲望を叶えんとする歪んだ少女達の方が恐ろ...続きを読む
  • スクール人魚 1
     吉富先生新刊ということで購入。スク水とホラーが合わさったらどうなるか。この不思議な取り合わせは意外と合ってるんじゃないかと思いました。

     少女の欲望を叶える命。基本は2話完結型でそれぞれの回で少女が叶えたい恋に向かってスクール水着を着た女性の幽霊を殺していくというある種狂気に似たストーリーでした...続きを読む
  • 地球の放課後(3)
    吉富さんの描くシンプルなラインの女の子達がかわいい。
    そして、誰もいなくなくなった地球での、お気楽な生活が見ていて楽しめる。
    そして、時々現れる奇妙で怖い敵。
    おそらく、こんな不思議な作品は過去にも未来にも珍しいと思う。
    ただ、あまりにも時間がゆっくりしすぎてて、展開が遅すぎるという気もする。

    ...続きを読む
  • BLUE DROP ~天使の僕ら~(2)
    おつかれxんxーん!

    もう、これだけで充分。

    みんなの前でこのフレーズがつかえないのが、はがゆい!
    名言、名ポーズです。
  • しまいずむ 3巻
    終わってしまいましたね…。

    くっつかず、誤解も解けないまま終わりましたね。

    これは高校生編があるということなのでしょうかね。

    期待してます。
  • バランスポリシー(1)
    2012/11/19
    ⇒中古待ち
    ⇒まんだらけ 315円

    女人口が急激に減り、適正のある男を女に作り変えて
    子供をつくらせることで人口の減少を食い止めようと
    している世界で、ある日、親友が”女”になって帰ってきた話。

    この作者さんは、いつも面白い世界感で魅せてくれる。
    中身は男なのに女に変わった...続きを読む
  • 地球の放課後(1)
    「熱帯少女」「しまいずむ」などの名作を世に送り出している吉富昭仁さんの最新完結作です。

    この作品はあらすじにもある通り、ファントムという謎の生命体によって地球の人間が消されてしまい、その後に残された少年少女の物語です。

    この手のお話なら通常、人類が徐々に消されてしまう過程やファントムに抵抗する人...続きを読む
  • 地球の放課後(6)
    完結。謎明かし編。
    実にしっかりと組まれたストーリーの上で、
    ミステリー且つファンタジーで、
    友情や恋愛なども絡めた上のまったり日常系を演出した非常に知的力作。
    バッドエンドの匂いしかしなかったが大団円で終わってよかった。
    良作。
  • 地球の放課後(5)
    アップルの謎と共通項と謎の老人。
    この漫画から日常系漫画のアンチテーゼみたいなものを感じる。
    普通の日常系漫画でもこれくらいの小さい世界でしかないという、ね。
  • 地球の放課後(6)
    完結巻です。
    ファントムや4人だけの世界の謎も解明され、
    主人公・正史の時間軸では誰ひとり傷つくことなく、時間移行します。

    放課後の終わり、大切な日々を胸に刻むシーンには、
    「これで終わってしまうんだなぁ」と
    少しさびしくなりました。

    地球の新たな始まりを予感させるハッピーエンドだったと思います...続きを読む
  • しまいずむ 2巻
    圧倒的変態感とエロチックとギャグのカオスっぷり。
    変化はあっていいのだけども、
    果たして新キャラはアレで良かったのか疑問でしかない。
    浮いているにもほどがある。
  • しまいずむ 1巻
    お互いの妹に恋をしたが手は出せず、
    ひたすら視姦する姉達の変態百合漫画。
    と見せかけた、姉同士のラブラブ百合っぷる漫画。
    ガチで百合の上に変態で、ギャグまで挟んでくるカオスっぷり。
    歪んでいるが嫌いじゃない。
  • 熱帯少女
    「スク水で押し倒す」「セーラー服で押し倒す」の二つに「家庭用プール」「すいか」「汗だく」「事後」のいずれが付与された短編群。
  • 地球の放課後(5)
    1~5巻を読み終えて。

    「地球の放課後」というタイトルがぴったりの作品。
    絵の巧さに毎度ため息をつかされます。

    誰もいなくなり(?)風化しつつある地球と、生命に満ちた少年少女たち。
    すごく魅力的な世界観だと思います。
    主人公やヒロイン二人の恋の行方も気になります。

    他の作品も読みましたが、吉富...続きを読む