吉井理人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ現在ロッテマリーンズの監督を務める吉井氏の書籍。
スポーツ界ではいまだに鉄拳制裁など旧態依然とした指導が行われているが、それに対するアンチテーゼとして、非常にロジカルに指導法を分解、解説した本作。スポーツ(主にプロ野球)におけるコーチング法だが、ビジネスに応用できる部分も多い。
大前提として、コーチングとは、タイトルの通り、「教えない」ということであり、コーチの成功体験やコーチが思う正解を伝えることではなく、トレーニーそれぞれの状況を理解し、適切な形で答えに導くこと。
トレーニーに関してはPMモデルを応用した筆者独自の区分けがあり、こちらが非常に理解し易いが、これらに応じ、指導行動・育成行動の量を変えていく。
またコーチングの手法としては、観察・質問・代行。観察して質問することはよく聞くことだが、代行は相手の立場に立って考えること。同じ指導であっても、人によって理解や伝わり方が異なるため、どういう伝え方をすれば、最もその人に伝わるかを考えること。
数あるコーチング本の中でも最も参考になった。
余談だが、メジャー経験があり、大学院終了との経歴から、かなりクレバーな印象を受けていたが、文面からは浪花節あふれる人柄が読み取れ、良い意味でギャップを感じた。 -
Posted by ブクログ
コーチ側の視点で選手に何を伝えたいか、という姿勢や思考を読み取ることができる。
つまるところ上司が部下にどうやって接するか、という視点から学びになる。
私がこの本で重要だと思ったことは、
コーチングは相手の自主性を伸ばし、課題を見つけさせ、それに取り組むことで成長させることであり、『自主性』を伸ばすことが一番大切で難しいということだ。
そのコーチング手法を、レベル別に分けて(相手に合わせて)考えるという面で大変勉強になった。
野球とビジネスでは全く別物と感じていたが、本書の著者のエピソードから、必ずしも別物ではなく思考やプレッシャーという意味でよく似た場面はあるなと感じた。
だからこそビジネスでもアレンジできる思考はたくさんあると感じた。
自分は部下を持つが、もちろん上司にとっての部下でもある。
だからこの本でを読んで、自分もこういう部下に育っていきたいという気持ちにもなった。