吉井理人のレビュー一覧
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・主体性:自分自身の意志や判断に基づいて行動を決定する様子
・自主性:当然になすべきことを、他人から指図されたり、他人の力を借りたりせずに自分から進んでやろうとする様子
・主体性には自分の意志や判断が含まれているが、自主性には含まれていない
・主体的になることは、ある意味でエゴイスティックになることだ。自分の考えに基づいて自分がいいと思ったことを自由にする。欧米のキリスト教文化下では、自分のエゴが周りを不幸にしているかどうかを気にする
・それぞれの階層で担うべき役割を明確にし、担当した人に任せ、それぞれの立場から生まれる疑問や意見を参考にしながら方向性を決めていくのが監督の仕事である。自分でや -
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★コーチング、教えることでなく考えさせること
教えるのでなく、自分の頭で考えさせる
まず徹底的に相手を見る、対話から全てが始める
性格をしっかり把握できていないと、個性を潰す
お前はどうしたい?ほな、やりなはれ
★叱るタイミングは、手を抜いたときだけ
★→ミスは絶対に叱ったらあかん
個々人が才能を最大化できれば、チーム力も最大化
それぞれが個の色を出し纏まり、チームの色となる
(青学駅伝部)
★コーチングの種類
①指導行動
→オーダーメイドで技術的なスキルを上げる
②育成行動
→心理的・社会的に成長させる
→小さな課題を設定し小さな成功の継続的積み上げ→課題設定→振り返り→新たな課題 -
Posted by ブクログ
ダルビッシュの裏話など、具体例がおもしろい。
教えると成長が止まる
コーチは絶対に答えを言ってはいけない
選手に自分の言葉で語らせることに徹底的に意識的にならなければならない。
やれとは言わない
ほな、やりなはれ
いっとこか
できるけどやらないタイプ、やられた時のダメージを考えるとやらない方がいいと考えるタイプが、
僕の考えるネガティヴな選手と言える
→即トレード
質問は余計なことを話さないように注意する
今日のピッチングは自己採点で何点だった?
今日のピッチングで良かったところは?
逆に悪かったところは?
失敗したところはどこ?
失敗したところに戻れるとしたら、どういうことをしたい -
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ネタバレ■学んだこと:コーチングには観ること、代行が大切。
■アクション内容:メンバーを観るための工夫をする。(他の人から聞く、観る場を作る)。面談の前に代行の時間を作る。
コーチングについて、新たな視点で学ぶことができた。
特に、心に残ったのは、コーチングは観ることと代行が大切ということ。
観るための工夫は様々ある。その人の行動、言動を観ることも大切だが、周囲の人から様子を聞く、またその人の行動が見れるような場を設定する。根本にあるのは関心だろう。
また、代行の重要性について語られていた。これも勉強になった。その人の立場になって考えようとすることで、100%は難しくても、50%、60%と近づい -
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ネタバレ現在ロッテマリーンズの監督を務める吉井氏の書籍。
スポーツ界ではいまだに鉄拳制裁など旧態依然とした指導が行われているが、それに対するアンチテーゼとして、非常にロジカルに指導法を分解、解説した本作。スポーツ(主にプロ野球)におけるコーチング法だが、ビジネスに応用できる部分も多い。
大前提として、コーチングとは、タイトルの通り、「教えない」ということであり、コーチの成功体験やコーチが思う正解を伝えることではなく、トレーニーそれぞれの状況を理解し、適切な形で答えに導くこと。
トレーニーに関してはPMモデルを応用した筆者独自の区分けがあり、こちらが非常に理解し易いが、これらに応じ、指導行動・育成 -
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コーチ側の視点で選手に何を伝えたいか、という姿勢や思考を読み取ることができる。
つまるところ上司が部下にどうやって接するか、という視点から学びになる。
私がこの本で重要だと思ったことは、
コーチングは相手の自主性を伸ばし、課題を見つけさせ、それに取り組むことで成長させることであり、『自主性』を伸ばすことが一番大切で難しいということだ。
そのコーチング手法を、レベル別に分けて(相手に合わせて)考えるという面で大変勉強になった。
野球とビジネスでは全く別物と感じていたが、本書の著者のエピソードから、必ずしも別物ではなく思考やプレッシャーという意味でよく似た場面はあるなと感じた。
だからこ