吉井理人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
## わかったこと
- コーチの仕事は「教える」ではなく「考えさせる」こと。
- 一方的に教えることで、選手は目的を見失い、さらにモチベーションも下がる。コミュニケーションがあることではじめて選手はコーチの言葉に耳を傾ける。
- 小さな課題を乗り越えていくことが、一番のモチベーション継続の方法。この課題を自己設定する習慣を身に着けさせる。
- コーチングの基礎は、観察、質問、代行。観察で相手のことを知る。質問で相手に話をさせる。代行で相手になったつもりで考える。
- 自己客観視を繰り返しやるべき。そこからさまざまな点に気付くことができる。相手が自己客観視できるよう、質問に徹する。自分がコントロ -
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最高のコーチは、教えない
著 千葉ロッテマリーンズ ピッチングコーディネータ
吉井理人
ディスカヴァー携書 233
人を指導にはどうやったらいいのか、コーチングとはなんなのか、その答えがこの本にある
コーチングとは、教えるのではなく、振り返り、気づきを得る手法である
気になったのは、以下です
コーチたるもの、コーチングを理論として学ばなければならない
コーチの仕事は、教えることではなく、考えさせること、選手がみずから考え、課題を設定し、自分自身で能力を高められるように導くことだ
・納得できないまま、強制されたら、目的を見失ってトレーニングの効果も薄れてしまう
・コミュニケーション能 -
Posted by ブクログ
コーチの仕事は「教える」のではなく「考えさせる」こと。
ティーチングでは師匠を超えられない。
(基礎習得まではティーチング必須。例:名刺の渡し方)
コーチは選手のタイプに沿った指導が必須。
答えを教えてはいけない、自ら考えさせる。
そのためのやり方は千差万別で答えはない、今後も変化し続ける。それでも目指す姿は明確に一つに定義される。
究極のコーチ像は、選手が何でも1人でできるようになり、傍目から見るとサボっているようにしか見えないコーチ。
相手が自走できるように伴走者になる、というコーチングの原則を学べた。タイトルとも紐付きです。
(最高のコーチは教えない)
【実践編】
コーチングの基 -
Posted by ブクログ
一方的に教えることの限界を感じた吉井氏がコーチングを学び、実践していることについて。
本書では教える/指導するという言葉は度々用いられる。
ティーチングには限界があるのは事実だが、それそのものは誤った関わり方ではないからだと思う。
吉井氏が教えるのは技術や経験ではない。
選手が自力では知り得ない情報の提供や、選手自身へのフィードバックを「教える」と形容しているに過ぎない。
これは日本語の意味の広さであり狭さだと思った。
本書のあとがきにある、
「選手のタイプは無限だ。指導方法の引き出しを怠ることは、コーチとしての存在意義を放棄することになる。コーチが学ぶことを辞めたら、教えることを辞めなけれ -
Posted by ブクログ
しっかりと自分の考えを持った人間にさせること
職場の後輩を指導する際に、どうやったらうまく教えられるのか、一人よがりになっていないか、相手はしっかり理解しているのか、等気になることが多くあった。
気付き
ティーチングとコーチングの違い→ティーチングは教えること。コーチングは相手に考えさせること。
ティーチングでは相手は指示待ち人間になってしまったり、反発される可能性がある。
またティーチングするにしても、教える側にも一つ一つ根拠が必要である。こうだから、こうなのだという根拠がないと相手は納得しない。
コーチングは相手が自分の考えを持って、自己修正することを目的としていて、相手の自立を尊