久生十蘭のレビュー一覧

  • 墓地展望亭・ハムレット 他六篇

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    作者の持つ世界が、広がっているようにも、一定の規則の下に従ってとんとんと置かれているようにも感じられる。短篇選では多種多様な語りぶりに心服したものだけれど、こちらは、あくまで個人の感想であるが、宙空に置かれた作者の視座のようなものが見えてしまう気がする。まあ、作者は表現に表現を重ね、読者を煙に巻くのが得意だったということなので、おそらくはこれも一種の錯覚のようなものなのだろう。数年後読み返して評価を一変させることになるのを期待するとともに、購入は無理でも、どうにかして全集を拝みたいような気持ちがある。

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    2016年08月29日
  • 十蘭レトリカ

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    それぞれ趣の異なる8つの短編、中編からなる一冊です。ちょっとばかり古風な文体で、難しい漢字表記が多いので、少々読みづらい気もしましたが、それでもグイグイ惹きこまれてしまうのは、やはり作家の力量なのでしょうネ。中でも〝亜墨利加討〟には心打たれるものがありました。

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    2013年11月03日
  • 十蘭ビブリオマーヌ

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    フラットな視点で描かれた歴史物の佳作を多数収録。ドキュメンタリータッチの凝った文体に、「さすが手練れよのう」としみじみ。あとがきを読んでていておやと思ったのは、十蘭がGHQの閲覧コードを把握していた節がある、ということ。だとしたら情報提供者は誰だったんだろう。そこらへんの謎も大いに気になる。
    ・「レカミエー夫人」:現代のこじらせ女子を先どりしたようなユーモアたっぷりの物語が面白い。
    ・「あめりか物語」:十蘭らしいシニカルな視点が冴えている。無慈悲なまでにクールな結末もいっそ潔い。

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    2013年03月20日
  • 十蘭ビブリオマーヌ

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    河出文庫の6冊目の十蘭短編集。幕末、戦後風俗等相変わらず幅広い題材が料理されており、楽しめる。特に「カストリ侯実録」等の西洋実録物が面白い。

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    2013年01月22日
  • 久生十蘭集 ハムレット ―怪奇探偵小説傑作選3

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    ひさお・じゅうらん と読みます。
    「新青年」系の小説家。
    夢野久作・小栗虫太郎とか好きな人にはお薦め…
    って↑好きな人は大抵よんでるよな…

    収録:
    「湖畔」
    「墓地展望亭」
    「海豹島」
    「地底獣国」
    「ハムレット」
    「刺客」
     他、全14編

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    2011年09月24日
  • 湖畔 ハムレット 久生十蘭作品集

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    以前から気になっていたが、読み機会がなかった久生十蘭。函館で長谷川海太郎との交流があったとの解説でなるほどと思う。

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    2012年02月18日
  • 湖畔 ハムレット 久生十蘭作品集

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    どのエピソードもぶつ切れで終わっている印象があります。
    さまざまな知識がないと、久生十蘭の作品は楽しめないようです。

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    2014年08月31日