鵜飼秀徳のレビュー一覧

  • 仏教抹殺 なぜ明治維新は寺院を破壊したのか

    Posted by ブクログ

    廃仏毀釈を題材とした書籍等は多々あるが
    大変読み応えがあった。
    実際の現場を直接訪ね、現在の姿と共に
    当時の様子を彷彿とさせられた。
    歴史の真実をらうやむやにせず
    現代の私たちへとの大きな教訓と取れる。
    著者がお坊さんであることも本書の重要な要素か。

    0
    2019年05月31日
  • 仏教抹殺 なぜ明治維新は寺院を破壊したのか

    Posted by ブクログ

    明治政府は、人民の統制のため精神的支柱が必要だと考えた。純然たる神道国家のためには、邪魔な仏教を神道と分離すること。神社で祀られていた仏具を排斥、神社にいた僧侶は還俗させ、葬式は神葬祭に切り替えさせた。しかし政府の意向をさらに「忖度」して、仏教を破壊する者も出てきた。この廃仏毀釈の歴史を詳しく解説してくれる。

    なかなか面白かった。

    全国で進められた廃仏毀釈を地方ごとに説明してくれる。

    ・廃仏のルーツは水戸藩。無秩序に寺院が増えたため、1666年徳川光圀はきちんとしてない寺を整理した。その後斉昭の時代になると外国船対策のため大砲製作に、仏像な鐘を供出させた。仏教=邪教というプロパガンダとと

    0
    2019年03月27日
  • 無葬社会 彷徨う遺体 変わる仏教

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    火葬場が不足し、おいつかないインフラ。
    また人間の火葬に加え、ペット葬も増えている。

    待機児童が話題だが、遺体も待機している状態。
    日本は、超高齢社会といわれているが、筆者は多死社会と言い換えている。

    0
    2018年07月12日
  • 無葬社会 彷徨う遺体 変わる仏教

    Posted by ブクログ

    前作『寺院消滅』の続編。前回は、いわゆる地方都市などの過疎による寺院と人々のあり方を論じていたが、今作は、都市部においての、葬式の現状や、仏教のあり方、また、現代的価値観と葬式についてのルポになっている、

    今後の筆者の取材にも期待。

    0
    2017年10月07日
  • 寺院消滅 失われる「地方」と「宗教」

    Posted by ブクログ

    この本で紹介されている過疎化が進む地域の寺院の荒廃ぶりは想像以上だ。ただ荒廃・衰退していく教団事情について述べるだけでなく、このような現代の仏教が直面する問題に対する、僧侶・尼僧たちによるユニークな取り組みについての紹介もある。

    0
    2017年03月01日
  • 寺院消滅 失われる「地方」と「宗教」

    Posted by ブクログ

    お寺の存続問題をわかりやすく書かれていて、読みやすかったです。
    学校がずっと仏教系だったので、よけいに興味深く感じました。
    京都の「祇王寺」は行った事があります。「尼寺」としての歴史が
    終わりに近づいていると書かれていました。
    薩摩藩島津家の菩提寺がないことに、驚きました。
    薩摩藩主は、歴代名君といわれていますが、廃仏毀釈の嵐には
    屈してしまったようです。

    0
    2016年02月18日
  • 寺院消滅 失われる「地方」と「宗教」

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    けっこう前からわかっていて、という日本でよくあるパタンの話なんだが、では、自分が檀家寺のお布施に何十万出せるかというとそれもなかなか難しい。良い葬式仏教ってどんなものだろう。

    0
    2016年01月16日
  • 寺院消滅 失われる「地方」と「宗教」

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「遺骨ってゆうパックで送れるらしいよ」といいながらこの本を返却してきたお客さんがいて衝撃を受け読んでみることに。
    「送れるかもしれないけれど送る人そんなにいないだろう」と思いつつ読み進めると、ゆうパックの話だけではない衝撃的なことがたくさん書かれていました。

    本当に以前から「宗教法人は非課税だから」とか「坊主丸儲け」とか宗教関係職はあまりよく言われなかったものですが、これを読むとそんなことは全くなく、今の寺院の大変さと言うものが壮絶なことになっているのが良くわかります。
    世俗習慣の変化と言うのも大きいとは思いますが、政治がらみというか社会の仕組みや制度の変化によるあおりがかなり大きかったのだ

    0
    2015年10月30日
  • ニッポン珍供養(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    <目次>
    第1章  奇妙なモノ供養
    第2章  動物を供養する
    第3章  魚を供養する
    第4章  昆虫を供養する
    第5章  草木の供養

    <内容>
    2018年刊の『ペットと葬式~日本人の供養心をさぐる』を元に、大幅な加筆・再編集をしたもの。読んでいて思ったのだが、日本人は人以外のモノへも供養をしている。第2章では、ハチ公や南極犬タロ・ジロなどの話が載る。第5章の「草木」は滑稽にも感じるが、自分も草木に話しかけることがある事を思えば、さほど不思議でもない。欧米人とは違う感性を、今後も持っていきたいではないか!

    0
    2025年06月15日
  • 仏教の大東亜戦争

    Posted by ブクログ

    ざっと。仏教界が、というより、多くの業界が自らの生き残りをかけて戦争を支持し、参加し、賛美し、あるべき姿から曲解して姿で物事を進めていたのではないか。しかし、天皇を阿弥陀如来にしたり、戦勝の祈祷を行なったり、戦闘機まで寄付していたとは驚き。

    0
    2025年05月18日
  • 絶滅する「墓」 日本の知られざる弔い

    Posted by ブクログ

    鵜飼秀徳さんの著作を連読。寺院に続いては墓がテーマでしたが、無住が続出している寺と、土葬や両墓制など失われそうなものがあるにしても続いていく墓とでは緊迫感が違い、それが筆致にも感じられます。

    0
    2025年03月13日
  • ビジネスに活かす教養としての仏教

    Posted by ブクログ

    仏教の教えの軸の部分を分かりやすい文体で解説した一冊。
    ビジネスにということになっているが、もっと大きく人生訓です。
    ここから深掘りしていければ。

    0
    2023年07月07日
  • ビジネスに活かす教養としての仏教

    Posted by ブクログ

    ①非難されない者はいない
     『沈黙しているものも非難され、多くを語るものも非難され、少し語るものも非難される。
      世に非難されないものはいない』

    ②縁起は「偶然」ではない
     縁起とは「この世のすべては原因と結果があって生まれている」という考え方。
     そのため、私たちのよく使う「四葉のクローバーを(偶然)見つけたから縁起がよい」というのは本来の意味からすると誤用。

    0
    2023年01月22日
  • 仏教の大東亜戦争

    Posted by ブクログ

    現職の住職である著者が、戦時中に全国各地の寺院が政府の要請により、また、むしろ積極的に戦争に協力していた状況を丹念に取材した力作。
    それは元々明治の廃仏毀釈に端を発していたが、第二の廃仏毀釈は自らの手による自滅であった。

    0
    2022年10月18日
  • 仏教抹殺 なぜ明治維新は寺院を破壊したのか

    Posted by ブクログ

    浄土宗の僧侶による全国の廃仏毀釈の状況を調査したもの。ただの神仏分離令が有力者への忖度あるいは新政府へのアピールなど、高官や民衆の暴走により拡大し、多くの仏教遺産が失われた。これがなければ国宝は三倍もあっただろうとも言われる。
    結果寺社の整理、学校の新設などにつながった面もあることにも言及。

    0
    2021年08月15日
  • 仏教抹殺 なぜ明治維新は寺院を破壊したのか

    Posted by ブクログ

    資料も少なく、また歴史の汚点という意識もあるのか、実態が語られることも少ない廃仏毀釈ですが、この本は、乏しい史料や関係者から掘り起こした当時の状況が描かれています。
    権勢をふるい堕落した僧への反発、権力者の新政府への過剰な忖度、そして民衆の一時の興奮・熱狂・・・
    日本人だけではないのかもしれませんが、日本人は特に一時の熱狂・正義感で暴走し、終わった後省みないところがあるのかもしれません。
    自戒したいと思います。

    0
    2020年09月22日
  • ビジネスに活かす教養としての仏教

    Posted by ブクログ

    元ジャーナリストとしてビジネスの世界を生きた後に僧侶になるという変わった経歴のお坊さんが書いた仏教の本。

    確かにタメになる話は多いのだが、ちょっと読んでいてモヤっとするところもあった。
    多分、人の価値観は無限のはずなのに、本書の中で「正解の価値観」を設定されていると感じた事だろう。

    でも、いいなと思った部分はあり。。

    ・5欲を完全に抑制することは不可能。小欲知足の中道を旨とするべし。

    ・無罪の七施「眼施」「和顔悦色施」「言辞施」「身施」「心施」「床座施」「房舎施」

    ・私は常に変化し続け、絶対に正しい自分など存在しない

    0
    2020年03月05日
  • 仏教抹殺 なぜ明治維新は寺院を破壊したのか

    Posted by ブクログ

    首をはねた仏像が探すとゴロゴロ出てくるというのは怖いな。熱しやすく冷めやすい日本人というのがよくわかる。

    0
    2019年08月27日
  • 寺院消滅 失われる「地方」と「宗教」

    Posted by ブクログ

    なんで日本の仏教は、上座部仏教と違って妻帯者OKなのかなとか、色々疑問があったのですが、本書を読んで結構スッキリしました。そして、お寺さんってどのような経営になってるんだろうとか、税金回避で儲かってるんじゃないかとか、そもそも実態はどうなんだろう、というお寺に関する素朴な疑問もスッキリ解決しました。

    0
    2017年11月05日
  • 無葬社会 彷徨う遺体 変わる仏教

    Posted by ブクログ

    葬儀、墓、死の現状が事例とともに紹介されている。三男で、田舎から都会に出て住んでいるので、墓の問題は少し気になっており、興味深く読ませてもらった。
    お骨の処分に困ってわざと置き忘れる位なら、最初から引き取らなければいいのではないかと思うが、そうはいかないのかな?世間体だけの問題か?

    0
    2017年09月14日