寺院消滅 失われる「地方」と「宗教」

寺院消滅 失われる「地方」と「宗教」

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作品内容

「坊主丸儲け」「寺は金持ち」というイメージは強いが、日本のお寺は、かつてないほどの危機に瀕している。菩提寺がなくなり、お墓もなくなってしまった――。こんな事態が現実になろうとしている。

中でも地方のお寺の事態は深刻だ。高齢化や過疎は檀家の減少につながり、寺の経営を直撃する問題となっている。寺では食べていけないことから、地方の寺では、住職の跡継ぎがいない。しかし、寺は地域住民の大切なお墓を管理しなければならないため、簡単に廃寺にしたり、寺を移転したりすることはできないのが現実だ。

一方、都会で働くビジネスパーソンにとって、お寺やお墓は遠い存在であり、お寺との付き合いは「面倒」で「お金がかかる」ばかり。できれば「自分の代からはもう、お寺とは付き合い合いたくない」と、葬儀は無宗教で行い、お墓もいらない、散骨で十分という人も増えている。

経営の危機に瀕するお寺と、お寺やお墓はもういらないと言う現代人。この問題の根底には、人々のお寺に対する不信感が横たわっている。僧侶は、宗教者としての役割を本当に果たしてきたのか。檀家や現代人が求める「宗教」のあり方に応えることができているのか。

地方崩壊の根底に横たわる寺の消滅問題について、日経ビジネスの記者が全国の寺や檀家を取材し、徹底的にルポ。芥川賞作家の玄侑宗久氏らのインタビューを交えてこの問題に迫る。

お寺やお墓、そして地域の縁を守ろうと必死で努力する僧侶たちの姿と、今だからこそ、仏教に「救い」を求めて集まる現代人の姿が見えてくる。

カテゴリ
ビジネス・実用
ジャンル
社会・政治 / 社会問題
出版社
日経BP
ページ数
280ページ
電子版発売日
2015年05月22日
紙の本の発売
2015年05月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
33MB

寺院消滅 失われる「地方」と「宗教」 のユーザーレビュー

    Posted by ブクログ 2015年12月17日

    日本の地方過疎化に寺院はどういう状況になっているか?僧侶かつ記者の著者が、現状のルポと歴史背景を記述。
    歴史的には、江戸時代で体制に組み込まれる。寺請制度で、すべての民が基本どこかの寺の檀家となり、それが寺の経営も支えることになる。しかし明治の廃仏毀釈、国家神道化で仏教の政治的梯子が外される。その後...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年08月14日

    良書。日本における神社仏閣の現実を、知らなかった自分に唖然とした。日本人としての自分のあり方をも考えさせる。

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    Posted by ブクログ 2017年03月01日

    この本で紹介されている過疎化が進む地域の寺院の荒廃ぶりは想像以上だ。ただ荒廃・衰退していく教団事情について述べるだけでなく、このような現代の仏教が直面する問題に対する、僧侶・尼僧たちによるユニークな取り組みについての紹介もある。

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    Posted by ブクログ 2016年02月18日

    お寺の存続問題をわかりやすく書かれていて、読みやすかったです。
    学校がずっと仏教系だったので、よけいに興味深く感じました。
    京都の「祇王寺」は行った事があります。「尼寺」としての歴史が
    終わりに近づいていると書かれていました。
    薩摩藩島津家の菩提寺がないことに、驚きました。
    薩摩藩主は、歴代名君とい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月02日

     仕事で必要になったので通読。

     全国には約7万7千の寺院があり、そのうち空き寺は約2万、不活動寺院は2千以上に上るという。また、國學院大学の石井研士教授の推計によると、2040年には、全国の宗教法人17万6千法人のうち、35.6%にあたる6万法人が消滅する可能性があるという。
     この数字を見ると...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年11月05日

    なんで日本の仏教は、上座部仏教と違って妻帯者OKなのかなとか、色々疑問があったのですが、本書を読んで結構スッキリしました。そして、お寺さんってどのような経営になってるんだろうとか、税金回避で儲かってるんじゃないかとか、そもそも実態はどうなんだろう、というお寺に関する素朴な疑問もスッキリ解決しました。

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    Posted by ブクログ 2015年07月19日

    人口動態と日本人の価値観の変化により苦境に追いやられている寺院の状況を取材している。寺院の収支や住職の役割、宗教崩壊の歴史などがよくわかる。福沢諭吉のミイラの話も面白い。

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    Posted by ブクログ 2016年01月12日

    お寺に興味を持つのは、ある程度年齢が高くなる頃である。
    それはなぜかと言うと、自分の親が亡くなったり、
    自分のお墓の事を考え始めるからだ。

    私が今回この本を読むことになるのも、
    そういう年齢になった自分がお寺を気になり出してきたからだろう。

    この本は3つの事を教えてくれる。

    ①地方の困窮寺院の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年01月16日

    けっこう前からわかっていて、という日本でよくあるパタンの話なんだが、では、自分が檀家寺のお布施に何十万出せるかというとそれもなかなか難しい。良い葬式仏教ってどんなものだろう。

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    Posted by ブクログ 2015年10月30日

    「遺骨ってゆうパックで送れるらしいよ」といいながらこの本を返却してきたお客さんがいて衝撃を受け読んでみることに。
    「送れるかもしれないけれど送る人そんなにいないだろう」と思いつつ読み進めると、ゆうパックの話だけではない衝撃的なことがたくさん書かれていました。

    本当に以前から「宗教法人は非課税だから...続きを読む

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