仏教の大東亜戦争

仏教の大東亜戦争

1,200円 (税込)

6pt

4.2

日本仏教界最大のタブーに迫る!
「一殺多生」による正当化、軍用機の献納、仏像や梵鐘の供出、植民地での布教。昭和の戦争を推進した仏教界の語られざる真実。

目次
はじめに

廃仏毀釈からのサバイバル──明治維新
・国家にすり寄った仏教界
・島地黙雷と大教院

進撃する仏教──日清・日露戦争
・日清戦争と大陸布教
・日露戦争──仏教の帝国主義化
・植民地支配と仏教

大東亜戦争と皇道仏教
・戦争に熱狂する仏教界
・戦闘機の献納競争
・軍人たちの仏教信仰
・寺院に残る戦争の記憶
・アメとムチの仏教統制

仏像も鐘も武器と化した
・金属供出と空襲
・反戦の僧侶
・農地改革と寺の“敗戦”
・僧侶たちの戦争体験

結びにかえて

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仏教の大東亜戦争 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    刺激的なタイトルは著者の”はじめに”の末を参照。

    物足りないという評も分からないではないが
    ジャーナリストで現役の僧侶でもある著者による
    明治維新以降の権力側と仏教教団との関わりの通史として
    十分に読み応えのある内容では。

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    浄土宗寺院の住職でもある著者は、まだ10代の頃、太平洋戦争時の「開戦詔書」が本堂にうやうやしく飾られていることに気づく。著者の祖父(先々代の住職)は戦時中、志願して陸軍に入隊しており、どうやら「軍国青年」であったらしい。殺生を戒め、慈悲や寛容を説くはずの仏教者が侵略戦争に加担するという矛盾。困惑する

    0
    2025年10月31日

    Posted by ブクログ

    明治維新以後、神仏混淆や農地改革の仏教への影響。仏教の生き残り政策として、仏教界が政治と結びつき、戦争に協力していた経緯の記録。著者は寺の住職も勤めている。戦争に加担したことには否定的だが、金属供出で鐘や仏が破壊されたことなどを残念がるところは仏教界の側の人だと思った。著者の意に反して、私は読みなが

    0
    2024年08月25日

    Posted by ブクログ

    まず、よくここまで取材したのだと思います。
    筆者は僧侶でありながら仏教界のタブーに切り込む。
    国家神道の影に隠れていますが、各宗門もかなりのものです。戦国時代にも陣僧という従軍僧は存在しましたがそれとは明らかに性格を異にします。
    そういえば学生の頃、取材で見せて貰った古い回向本も、戦中のものは、ん?

    0
    2023年08月30日

    Posted by ブクログ

    ざっと。仏教界が、というより、多くの業界が自らの生き残りをかけて戦争を支持し、参加し、賛美し、あるべき姿から曲解して姿で物事を進めていたのではないか。しかし、天皇を阿弥陀如来にしたり、戦勝の祈祷を行なったり、戦闘機まで寄付していたとは驚き。

    0
    2025年05月18日

    Posted by ブクログ

    現職の住職である著者が、戦時中に全国各地の寺院が政府の要請により、また、むしろ積極的に戦争に協力していた状況を丹念に取材した力作。
    それは元々明治の廃仏毀釈に端を発していたが、第二の廃仏毀釈は自らの手による自滅であった。

    0
    2022年10月18日

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