春夏冬ゆうのレビュー一覧

  • 楽園ノイズ3

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    ネタバレ

    やっぱり杉井光作品ではこのシリーズがベストだと思う。
    音楽を描写する詩的表現が巻を追うごとに研ぎ澄まされていっている。後書きでSF作品の詩的さに言及しているけど、その影響が大きいのかと合点した。
    あとは細かいことだけど前巻に引き続き叙述トリックが仕込まれてたのが個人的には好みだった。

    拓斗さんと作った曲の公開が無かったけどこれは次巻以降?

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    2021年10月21日
  • 楽園ノイズ3

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    女の子の魅力がいっぱい出てていい作品だと思った。
    やり取りの小気味よさやライブの描写の勢いも、たまに読見たくなる味。

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    2021年10月02日
  • 楽園ノイズ3

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    ああぁ、このラストはズルイ! いつまでも心がざわつくじゃないか!

    シリーズ3巻目。
    4人目かい! と突っ込まずにはいられなかったわけだけど、いやあ、実に作者らしい、愉しくて切なくて苦しくて心臓がキュウとするお話だった。
    その4人目の女の子だけど、境遇も抱えるものも、それに対する真琴のやり方も、もうね、何もかも杉井光だよなあと思ってしまった。うん、大好き。
    凛子の言うとおり、真琴が困っている女の子を拾ってくるのはもう仕方がない。
    そしていつも全ての鍵は音楽の、ライブの、中にあるのだ。

    少女達のボケの絶妙さや、クリスマスイブの超絶スケジュールに笑わせてもらっていたら、ラスト話の不穏な展開に胸が

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    2021年09月16日
  • コミック百合姫 2021年10月号[雑誌]

    購入済み

    わたゆり好きは読むべし

    私の百合はお仕事です!が好きな方、単行本派だよ〜という方にも読んで欲しいくらい興奮しました。
    あとはかぼちゃ先生の読切が秀逸

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    2021年08月19日
  • コミック百合姫 2021年9月号[雑誌]

    購入済み

    安定

    連載はもちろん、読み切りは大沢やよい先生など安定の面白さ。もうひとつの読み切りもダークストーリーとして違った切り口で面白かった。なお、全体的に大人向けなシーンが多かった印象。

    0
    2021年07月18日
  • コミック百合姫 2021年8月号[雑誌]

    購入済み

    新連載スタート

    新連載が2作品スタート。どちらもベッド系の匂いがする。
    あと、犬井あゆ先生の今日もひとつ屋根の下が、ページ増量でより楽しめる。

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    2021年06月20日
  • 楽園ノイズ2

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    久々にこの人の作品を読んだけど、文体や語り口、物語の展開、言葉の選び方がやっぱり自分に合っているのを感じる。パターンはよく似ていたりするからずっとは飽きるけど離れるとやっぱり恋しくなるみたいな。
    例の部分は自分も完全に誤解していたしやられたと思った。
    要所要所でこちらの承認欲求満たしてくるのも、せこいけど上手いよなあ。

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    2021年06月09日
  • 楽園ノイズ2

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    いつもに増して杉井光の青春バンド物の良さが溢れている。鈍感主人公っぷりもここに極まる。
    今回は朱音がとてもいい描かれ方をしていてめっちゃ好きになってしまった。ぜひ続編を〜!

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    2021年05月24日
  • 楽園ノイズ2

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    ネタバレ

    大好きな作家の一年ぶりのシリーズ第2巻。
    面白かった。胸が震えた。泣きそうだった。良かったぁ。

    あいかわらず真琴はへたれだけどそれでも何かを諦めたり出来なくて、どうにかしようとあがく。
    それはまさしく作者の主人公だよなあ。
    凛子を最後に後押しするのも、詩月のおじいさんを死の淵から呼び戻すのも、自分たちのバンドを輝かせるのも、彼の意志なのだ。
    そして音楽がどんなときでも彼らを包んで繋いで、たとえ全てが消え去っても、いつまでも残り続けるのだろう。
    それを僕も信じられる。

    それにしても詩月のおじいさんがイケオジだよなあ。
    そして死の淵を彷徨う彼に届けとばかりに腕を骨を奏でる真琴。
    どんだけ音楽バ

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    2021年05月17日
  • 楽園ノイズ2

    ネタバレ 購入済み

    熱い!良い!

    すごくよかったです。
    ヒロイン達とのラブコメ要素もありつつ、村瀬君が鈍感すぎてそれ以上進まないので、とても良いバランスでしたw。何かの間違いかと思うくらい間違いが起こらないから、信じられないくらい信じられるという言葉がまさに表してますね。ただ、肝心なところで鋭いという。イベント前にハプニングが起こるんですが、これの結末も良かったです。ライブの一番良いタイミングでの演出は熱くなりましたね。私自身音楽は全くわからないですけど、雰囲気で楽しめましたし、ド青春音楽小説って感じで最高でした。あと女装最高w

    #泣ける #感動する #アツい

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    2021年05月10日
  • 楽園ノイズ

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    杉井光の作品に音楽が絡むことは多々あったが、ここまでド直球の青春バンドストーリーは「さよならピアノソナタ」以来だろうか。
    あの作品から10年以上の年月が過ぎ、音楽を取り巻く環境も変わってしまったが、音楽とバンド、とりわけライヴが持つ眩しさに変わりはなく、それを描き切っている素晴らしい作品だったと思う。
    かねてから思っていたが杉井光のすごいところは「クラシック/バンド/DTM」などの極端に差があるジャンルそれぞれの「プレイヤー/リスナー/クリエイター」各自の立場からの描写がひたすらリアリティを持って深く描かれているところにあると思う。作中のキャラ作りも上手く機能していると思うし、今作のギャグやか

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    2021年01月03日
  • 楽園ノイズ

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    うわーめっちゃよかった。
    これぞ僕の好きな杉井光だよ!

    高校生の音楽と青春ということでもちろん「さよならピアノソナタ」を思い出したのだけど、最初のピアニストの凛子の話なんかもろ「ピアノソナタふたたび」だと思った。
    そのまま彼女がヒロインになるのかなと思っていたら、次はドラマーの詩月でその次はヴォーカルの朱音と、一人だけじゃないんだ! と驚いてしまった(笑)
    でも、みんなそれぞれに抱える悩みを主人公が次々に音楽の力で突き破っていく様は、どれもこれもグッとくる。
    挙句の果てには音楽教師の美沙緒の想いさえ掬い上げるとは!
    ラストの電光掲示板に写る奇跡の瞬間はほんと泣きそうになった。

    杉井光らしい

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    2020年10月02日
  • 楽園ノイズ

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    会話がめちゃ好き
    こんなテンポで話できたらいいのに
    頭いいんだよね
    じゃないと、こーはいかない
    音の表現の半端なさ!!

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    2025年10月10日
  • 楽園ノイズ7

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    ネタバレ

     表紙の女の子は誰だ、また新キャラ? とは思わなかった。
     そう何度も何度も引っかかるものか。さすがに僕にだって学習能力はある。
     肩・ヘソも露わな、デコルテラインの綺麗な子。でも、泳いだその眼と頬に浮かんだひとしずくの汗を、もう見逃すものか。

     冒頭、“死”について思いをめぐらす不穏なシーンから始まったが、あとはいつもどおりのイチャメチャとツッコミ。
     今作の主題はアルバム制作。そして、待望の水着回である。
     ああ。第1巻で描かれたあの夏から、せっかく打ちそろった美少女たちが水着姿を披露することもなく一瞬のうちに過ぎ去ってしまったあの夏からようやく1年が経つのか、と感慨深く思ってしまった。

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    2025年09月12日
  • 楽園ノイズ7

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    ネタバレ

    久々の学園ノイズ。
    いやあ相変わらず楽しい。のっけからボケツッコミが炸裂してそうそう作者の物語はやっぱりこれだよねと思った笑 

    今回はアニメで言うところの水着回なのだけど、嬉し恥ずかしの展開になるかと思いきや、さすがに音楽バカの真琴では何をやっていても音楽の話になっていくんだなあ。

    今作を読んでて二つのことを強く思った。
    一つはこれってがっつり神曲プロデューサーのエピソードだなあという事。蒔田さん(の影)は前から出て来ていたけれど、ヒロイン海野リカコも登場し、彼の遺した音をめぐるミステリー仕立てになっている。
    作者のファンとしてはこういうの良いよね。
    もちろんキョウコさんやチアキはさよなら

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    2025年06月26日
  • 楽園ノイズ7

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    PNOのアルバム作りのお話。
    当然のように女装から始まり、夏合宿にレコーディングで、ヒロイン達との楽しい掛け合いが魅力の作品。

    今回は詩月がラッキースケベを発動させ、心情を吐露もしたし、頑張った♪
    真琴が「僕の人生、どんどん邪魔してほしい」が印象に残った。

    自分の人生もいろんな影響を受けて来た! そして これからも、
    この作品もその1つだ。

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    2025年06月22日
  • 楽園ノイズ

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    ギター、ベース、ピアノ、ドラムを扱ったバンドもの(?)のライトノベル。ラブコメ要素もあり、ハーレム的な展開もところどころに見受けられた。
    ただ、このラブコメ展開が個人的にはハマらなかった。主人公がヒロイン(のうちの1人)と出会って間もないのにやけに好かれていたり、主人公がその好意に鈍感だったりといったいかにもラノベっぽい展開が、個人的にはあんまりこの作品には合ってないように感じた。このテンプレ通りのような安易なラブコメ要素を取り入れるくらいなら、この作品ならではの音楽を通した人間関係を深掘りしていけばいいのにと思った。
    その他の点に関しては、終盤暗い展開はあるものの、全体的には読みやすく、かつ

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    2025年03月21日
  • 楽園ノイズ2

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    原作における丁々発止のコメディトークを損なうこと無く、むしろ漫画ではパワーアップしているんじゃないかと思えるテンポ感の良い遣り取りは好印象
    凛子も詩月も別にボケキャラという訳ではないのだけど、傍若無人な二人に対する真琴のツッコミが全編に亘って冴え渡るものだからどこまでも楽しんで読める
    勿論、音楽表現も負けていないのだけど


    今巻前半で主題となるのは詩月のエピソード
    ドラムの才覚はあれど、家の都合により満足に音楽に注力できない。それに釣られて望まれる華道も微妙な出来映えになる

    音楽バカである真琴としては詩月がドラムに関われない点を惜しいと思うが関わる踏ん切りもつかない
    そこで凛子が有無を言わ

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    2023年06月06日
  • 楽園ノイズ6

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    美沙緒が戻ってきて、伽耶も高校に入学、凛子達は真琴と同じクラス。バンドにはマネージャーも付いたし、拠点となる活動場所も確固たるものが手に入った
    真琴にとって何もかも順調と言える状況。…だからこそ彼がヘタってしまうというのは面白い話

    思えば真琴って逆境を好むと云うか、自分で状況を複雑怪奇且つ難題だらけの局面に持ち込むのが好きなような気がする。勿論本人としてはギリギリの状況を楽しんでいるなんて事はないのだろうけど、彼の本領が最も発揮される時がそういう局面である点を考えると、彼は安寧を手に入れてしまったが故に緩んでしまったのかも知れない

    窪井拓斗からの依頼曲、邦本からの依頼曲。どちらもプロとして

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    2023年05月20日
  • 楽園ノイズ6

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    真琴の葛藤がすごく上手く描写されていて、読んでる私も苦しくなった。
    不思議と時間があったり、余裕があるときの方がうまくいかない事が私も多くあるので真琴の苦悩が理解出来てすごく共感の多い巻だった。
    相変わらずの音楽に関する描写はすごくて、新歓で披露する曲に関して特に聞き直したくらい笑
    やっぱりあのバンドはすごいな〜

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    2023年05月10日