春夏冬ゆうのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
一言でいうならサイコー!
これこそ杉井光だ。
言いたい事はいっぱいある。
冒頭の新学期が始まって伽耶が加わった女性陣からの怒涛のボケ会話の楽しい事楽しい事。
ニヤニヤが止まらない。
中盤、華園先生と凛子さんのピアノ対決の息を呑む緊張感とドキドキ感。
2人の演奏を紡ぐ言葉の数々、溢れ出すイメージの煌めきに心臓の鼓動が熱くなる。
対決曲に仕込んだ作者の仕掛けも流石だ。
そしていつもながら真琴は自己評価が低くてうだうだと悩んでそのうえ果てしなく鈍感で、それなのに音楽に関してはどこまでも正直で真摯でだからこそ時に残酷で伽耶が言った通り人でなしで、けれどだからこそみんな彼が好きなのだ。
暗闇の中 -
Posted by ブクログ
ネタバレいやもう相変わらずサイコー。
めっちゃ愉しくて切なくて苦しくてその果てに解放される感情が堪らない。
うん、僕の好きな杉井光だ。
最初に姉に女装させられて連れ回されるエピソードからニヤニヤ笑いが止まらないんだけど、バンドメンバーそれぞれとのある意味デート的なエピソードにおける真の鈍感ぶりも国宝級で呆れる。
それでもそれぞれに大切な言葉が必ずあって胸に刺さった。
そしてやっぱり美沙緒先生絡みのお話は心臓がキュッと締め付けられる。
ようやくようやく先生の姿をもう一度見れた。
それだけでもうなんか胸が一杯になる。
もうこれで最終回でもいいんじゃないかと言うエピソードだったけど、まだ続くことを心から -
Posted by ブクログ
ネタバレいやあ、あいかわらず楽しいなあ。
そしてやっぱりグッと来てしまった。
今回は大きく二つのエピソード。
でも両方とも結局音楽を続けるのに何が必要かと言う話だった気がする。
黒川さんはそれをあっち側とこっち側の人間の差だと言うし、マコトは結局は本人次第だと言うけれど、オケのためにその熱を焚き付けようとする様は、実にマコトらしい。
でも、目的を途中で忘れ去ってしまうのも音楽バカの面目躍如、ほんと彼らしいなあ。
あと曲の真相を知った後に読み返すと、彼の言葉のひとつひとつが納得できて、なんとも味わいがある。
クライマックスはもちろんラストのマコトの指揮のオケの演奏のところなのだけど、個人的にはその後