こよりのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
12月の刊行と言うことで、1冊まるごとクリスマスのお話。
ここ最近の作品は命の重さを感じる作品が多かったので、今作に収録された話は夢があり、誰もなくならず、優しい気持ちで読み終えることが出来た。
特に1作目の「ガラスの靴」は今まであまり出て来なかったセレクトショップの店員さんが主人公で、とても新鮮な感じがした。遠い昔に優しくしてあげた女の子が恩返しに来るのも、とても夢があって、よかった。
もしクリスマスに奇跡が起きるのならば、私も物ではなく、もう会うことの出来ない人に会いたいと願うだろう。
今回はクリスマスと言うことで、「たそがれ堂」に店長とねここ両方ともいて、サービス作品だったんだろうなぁ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ万年貧乏の上、言い訳ばかり並べて(子供を免罪符にするな)家賃を支払わない桜介のことが、序盤はどうにも好きになれなくて苦労した。
いやもう言い訳が見苦しい。
誠意がない。
そりゃ祐里ちゃんに締め上げられても仕方ない。
いいぞ、もっとやれ。
ただ江戸時代を中心とした歴史知識に基づく謎解きは流石。
それに段々と彼の過去の経歴やら奥さんとのことが見えてくると見方が変わった。
過去に色々あったからこその今のキャラなのかなと。
まあそれでも苦手なタイプに変わりはないけれど。
その分、彼の息子の天使っぷりがもう癒し。
観察力も凄いので推理の助けになることも。
可愛いし、思いやりもあるし、助手としても有能 -