こよりのレビュー一覧
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ゆっくり時間をかけて、風早の町の優しい物語を堪能。
小鳥の手紙のラスト。思いがけない展開に温かいもので胸があふれて涙がこぼれてしまった。
誰かに手紙を書きたくなる。手紙魔で、たくさんのレターセットや一筆箋を集めていたのに、いつから手紙を書かなくなったのだろ。うん、まずは文具店で色々見繕おうっと。
雪柳のお話も素晴らしい。出張ねここ、やーさしーんだ♪
ラストは、笑いながら涙が出てしまった。
そして、番外編。
最初、番外編が1冊の半分というのにびっくりしたけど、読み進めるうち、あまりに贅沢な夢のような世界に夢中。
瑛太も想も、なんていい子なんだろう。そんな2人だから、魔法のような一夜が贈られたのだと信じられる。
私にとっては、この本自体が素敵な贈り物。 -
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ネタバレ【あらすじ】
本当にほしいものがあるひとだけがたどりつける、不思議なコンビニたそがれ堂。今回は、化け猫「ねここ」が店番として登場!遺産相続で廃墟のような洋館を譲り受けた女性と忘れられた住人たちの物語「夏の終わりの幽霊屋敷」、炭坑事故で亡くなった父と家族の温かな交流を描いた「三日月に乾杯」など、ちょっぴり怖くてユーモラスな5つの物語を収録。深い余韻がいつまでも胸を去らない、大人気コンビニたそがれ堂シリーズ、第5弾!
【感想】
今回は、たそがれ堂に白狐の神様、風早三郎がいなくて、化け猫ねここがいたことが新鮮だった。そして、全体の物語のテーマが生きることについて、だったことにも、今のわたしにはすごく心に響くものがたくさんあった。当たり前だけれど、人にはそれぞれいろんな人生がある。そして、それと同様に生きるということについて、いろんな考え方がある。こんな人生を歩んできた人もいたんだ…自分にはこんな考えはこれっぽっちもなかった…そんなふうにいろいろと考えさせられ、感じさせられた。この物語には切なく悲しいストーリーも織り込まれていたと思う。でも、すごくあったかい気持ちにもなった。村山さんの書く物語には、人の心をあたため、心の傷を癒す不思議な力があると思った。そんな村山さんは本当にすごいと思う。 -
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ネタバレ人の優しさがつくる奇跡の話。特に3篇目「祝福の庭」は村山先生には珍しく青年同士の物語。小学校時代からの親友でも、半分大人になった二人は、一人は裕福な家と愛情溢れる家庭、頭脳に加えて整った容貌を持っていて、もう一人は貧しい家庭、住むところもないような有様、持っているのは自分だけ。そんな秀一は、やさしい親友を、今まで持ってきた自分たちの夢に殉じさせていいのか、もっと光溢れる未来があるんじゃないのか、自分の存在が親友の足を引っ張ってるんじゃないのか悩んでいて、それはとても痛いけど自分が引くことを考えてる。そこにサンタとたそがれ堂が現れて、もともとの自分の想いと向き合わせてくれる素敵な話。
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大事にゆっくり読むはずが、やっぱりあっという間に読み終わってしまった。
だって、あの世界に触れたら、離れがたくて止まらなくなる。
ましてや今回は、1冊丸ごとクリスマス!
甘酒のシーンがどこにあるのか、わくわくしちゃった(笑)
おでんと稲荷ずし、食べた~い。
今回は、店長さんも帰ってきてねここちゃんと一緒にお店に立ってた♪
こずえちゃんの冒険に、子どもの頃、いつもの行動範囲を出たところに行く、それも大人抜きのわくわくする冒険の気分を思いだした。
こずえちゃんがあんまり元気だから、その冒険の理由にびっくり。いい子だー。
サンタさんを手伝いたいとか、おもてなししたいなんて願う少年たちも素敵。 -
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ネタバレしっぽの短い麦わら猫は その1
千春
子猫。雀のように地味な毛色をしていて、てのひらに載るほど小さく痩せていて、しっぽの長さも普通の猫の半分くらいしかない。
サンタクロースの昇天
周太郎
子どもたちは巣立ち、妻も見送り、広い家で一人ひとり暮らし。
ノラ
周太郎のうちに住み着いてくれている半野良の猫。
樹里
周太郎の近所に住んでいる孫のひとり。獣医大生。
ラッキー
周太郎が子どもの頃に飼っていた白いペルシャ猫。
ピアニスト志望の苦学生
剽軽な顔で笑う娘。街の密かな人気者。
病院で泣いてる女性
子どもがとても重い病気。
勇者のメロディ
ユリエ
古いファッションビルの小さな占い屋の占い師。
おはぎさん
老いたぶち猫。
先代の占い師。
占い屋をユリエに引き継ぐ。
しっぽの短い麦わら猫は その2
千春
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ネタバレ序章 神無月のころ
瑞穂
小学六年生。
チイコ
黒い野良の子猫。
たそがれ堂の店長
会議があって、遠くに行ってる。
たそがれ堂のバイト
紺色の地に、いろんな秋の花の模様が描かれた着物、その上にエプロンドレスを重ねた、高校生くらいの、かわいらしい黒い長い髪のお姉さん。化け猫ねここ。
幻の遊園地
哲也
かわいいものと美しいものに目がない若者。コンビニ桜でバイトしている。
昭子
哲也と同じマンションの住人。
昔の哲也
昭子が小学四年の時に隣に引っ越してきた同い年の男の子。
夏の終わりの幽霊屋敷
夏野真昼
廃墟一歩手前の洋館を受け継いだ。翻訳の仕事をしている。
小和田美鈴
真昼の叔母さん。洋館の元の持ち主。翻訳の仕事をしていた。遺言で洋館を真昼に託す。
恵梨佳
真昼が学生時代からのなかの良い友人。絵本や子どもの本を翻訳する仕事をしている。
佐藤大輔
子どもの頃、真昼と一緒に遊んでた。無国籍風の立ち飲み屋らしい店。
赤い林檎と金の川
斎藤
在心堂書店の店長。
衿子
斎藤の妻。本の校正の仕事をしている。
翔太
斎藤の息子。
凛子
斎藤の中学時代の同級生。
終章 三日月に乾杯
桂子
風早のミニコミ誌の編集長。
信吾
桂子の夫。地方紙に勤めている。
信太郎
桂子のひとり息子。小学一年生。