山本英夫のレビュー一覧
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ネタバレ頭蓋骨に穴を開けるトラパネーションをしたことで人の姿や形が化け物ように見えてしまった、主人公名越、ただの幻覚かと思いきや
人の心がどうやらリンクしてその奇妙な形をみせてる様子、
その心の闇を見ることによって人の心に触れ、いいも悪いも解消して行く、
主人公の名越はいったいどこへ向かって行くのだろうと期待をはせた最終巻、最終的には見ることに疲れオレ自身を見て欲しいと、人の様々な奇妙な形は消えてなくなり自分自身へと姿を映す、自分が一番自分をわかってるという表現なのか、ラストの爽やかな笑顔がもの悲しい。
ななこという人物は結局人違いで、自分をわかってくれる人になりかねる人を夏越自身が求め、彼女にと -
Posted by ブクログ
ホムンクルスを辞書で引いてみると、homunculus「小人、人体模型」と出ている。著者の意味するところは、なんなのか第1巻を読んだ限りではわからない。
主人公は、公園に面する路上に止めた車で寝起きしながら、公園に住んでいるホームレスたちと交流するスーツ姿の若者。スーツホームレスというのだそうです。エンジン音で車のどこが悪いかわかる。悪いところを見つけて自分で治せる。車で海岸までドライブし、また帰ってくるのを日課にしている。でも、持ち金の残りが少なくなってきた。この青年は、名越進と言う名前らしい。年齢34歳。
医大生の伊藤学、22歳が、頭に穴を開けると、第六感が芽生えるといわれているので、人 -
Posted by ブクログ
面白いなぁと思いながらも、2年ほど放置状態になっていたのは、「のぞき屋」のときにも感じた若干の生理的なイヤな感じが原因だろうなぁと思います。
多分、山本 英夫とは、気が合わないと思わす何かがあります。
でも、「のぞき屋」を読んだことで(まだ1巻だけだけど)、この人が、何にこだわっているのかということはとっても良く理解できた。
この2つの話って、アプローチの仕方は違うけれど、同じお話だという気がします。
と書いて、今、「のぞき屋」1巻の感想を見てきたら、ほぼまったく同じことが書いてあった。
ダメだオレ……。
名越の方ではなくて、伊藤という人間をかいていくようです。
でも、こうやって、周 -
Posted by ブクログ
書名 [ホムンクルス] ?〜?巻、以下BCスピリッツで連載中
著者 [山本英夫]
出版社 [小学館]
定価 [各530円]
コメント・・・
あらすじ/新宿西口で車上生活をしている主人公・名越は、持ち前の虚言癖のためか、他のホームレスの中にとけ込めない日々を送っていた。そんな彼の唯一の楽しみは、車で気ままに走るドライブ。だがついにガス欠となり、お金も底をついてしまう。そんなある日、名越の前に不気味な男が現れて、彼に声をかけてくる(第1話)。●本巻の特徴/伊藤という医大生から、「70万円で頭蓋骨に穴を開ける人体実験をさせてほしい」と持ちかけられた名越。“トレパネーション”と呼ばれるそ