感情タグBEST3
全く先の展開が読めません。謎の現象もオカルトものかと思いきや真相心理が具象化されたもので、ジャンルさえもまだ把握できず、未知なものに出会ったワクワク感が味わえる作品です。
Posted by ブクログ
あぁ、おもしろいわ。
と、久方ぶりに、単純に感心してしまいました。
そして、名越自身にも、なんか、コンプレックスみたいな秘密がありそうな感じです。
若干、生理的にイヤな感じのするところもあるのですが、今は、続きが気になります。
Posted by ブクログ
トレパネーション手術を受けた名越進、右目を手で押さえて、左目だけで人を見ると何も変化のない人と、変な見え方をする人がいる。幻覚なのか?
医大生の伊藤学に話すと、とりあえず信ずるという。伊藤君を見ると、透明で何も見えない。この人は自分を無用の人間と思っている?
伊藤君は、資料を調べてみたら、化け物の正体は、ホムンクルスだと電話で連絡してきた。後で詳しく説明するという。
いつもの海から戻り、街に戻ったら、例の組長のところに連れて行かれた。組長と話していると、組長が子供の頃に、友達の指を間違えて鎌で切ってしまい、怖くて何も言えずその場を逃げてしまった過去があり、後悔と罪悪感を背負ってやくざになり、何人も指を詰めてきていることがわかった。結局自分の指を詰めてやくざから足を洗ったら、化け物は見えなくなった。
名越自身は、子供の頃ともだちとスケボーで一緒に遊んでいた時、ふざけてちょっと押したら、転んでしまいそこに運悪くトラックが通りかかり友達は足を轢かれ、悪いと思いながら一言も誤ることができず友達から離れた経験を思い出す。その罪悪感をずっと引きずってきていることに気付く。やっと直にあらまれるきになる。
化け物は、各人の抱える心の傷ということか?これから名越は、精神科医にでもなって、心の傷を取り去る仕事でもするというのか?
ホムンクルスとは何か?ちょっとはまってきたかな?
(2004.10.17・記)