あらすじ
▼第11話/鏡▼第12話/化け物▼第13話/包囲▼第14話/音楽▼第15話/再会▼第16話/出現▼第17話/罪悪感▼第18話/シンクロ▼第19話/決着▼第20話/謝罪●主な登場人物/名越進(新宿西口でカーホームレスをして暮らす34歳。人体実験のため頭蓋骨に穴を開ける手術を受け、第六感が発現!?)、伊藤学(22歳の医大生。名越にトレパネーション手術を施す)●あらすじ/手術を受けた名越は、人体実験初日から奇妙な現象に襲われる。なんと彼の左目だけ、目にした人物が異様なモノに見えてしまうのだ! それは、頭部が局部の形をした男だったり、腰が金庫になっている女だったり…。あまりのことに困惑した名越が、手術を施した伊藤にそのことを伝えると…(第11話)。●本巻の特徴/名越だけに見える異形なるモノ。伊藤が“ホムンクルス”と指摘するその正体とは? 答えをつかみかけた名越は、新宿に舞い戻り、以前ロボットに見えたヤクザの組長と再会を果たす。そして“指詰め組長”と呼ばれる男の意外な過去から、少しずつ核心が明らかになる…!?
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全く先の展開が読めません。謎の現象もオカルトものかと思いきや真相心理が具象化されたもので、ジャンルさえもまだ把握できず、未知なものに出会ったワクワク感が味わえる作品です。
Posted by ブクログ
あぁ、おもしろいわ。
と、久方ぶりに、単純に感心してしまいました。
そして、名越自身にも、なんか、コンプレックスみたいな秘密がありそうな感じです。
若干、生理的にイヤな感じのするところもあるのですが、今は、続きが気になります。
Posted by ブクログ
トレパネーション手術を受けた名越進、右目を手で押さえて、左目だけで人を見ると何も変化のない人と、変な見え方をする人がいる。幻覚なのか?
医大生の伊藤学に話すと、とりあえず信ずるという。伊藤君を見ると、透明で何も見えない。この人は自分を無用の人間と思っている?
伊藤君は、資料を調べてみたら、化け物の正体は、ホムンクルスだと電話で連絡してきた。後で詳しく説明するという。
いつもの海から戻り、街に戻ったら、例の組長のところに連れて行かれた。組長と話していると、組長が子供の頃に、友達の指を間違えて鎌で切ってしまい、怖くて何も言えずその場を逃げてしまった過去があり、後悔と罪悪感を背負ってやくざになり、何人も指を詰めてきていることがわかった。結局自分の指を詰めてやくざから足を洗ったら、化け物は見えなくなった。
名越自身は、子供の頃ともだちとスケボーで一緒に遊んでいた時、ふざけてちょっと押したら、転んでしまいそこに運悪くトラックが通りかかり友達は足を轢かれ、悪いと思いながら一言も誤ることができず友達から離れた経験を思い出す。その罪悪感をずっと引きずってきていることに気付く。やっと直にあらまれるきになる。
化け物は、各人の抱える心の傷ということか?これから名越は、精神科医にでもなって、心の傷を取り去る仕事でもするというのか?
ホムンクルスとは何か?ちょっとはまってきたかな?
(2004.10.17・記)