山本英夫のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
難しい!
深く考えてはいけないんだろうな!と、思いつつも、キャラクターが濃いので、生い立ちとか成り行きとか考えてしまう。
10巻もあるので情も湧いてきてしまう。
こいつらクレイジーだ!特に主人公のイチがやべー!つええー!とか、そんなノリで読むべきか、ヤクザの抗争やら、ジジイの思惑やら、イチがなんでこうなったかとか…、考えながら読むべきか…
私は、どうしたらイチを救えるかずーっと考えて読んでましたが、(転がされても殺しはするし、救い用がないけど、根は優しいし、カワイイのでなんだかんだ見捨てられないのでした。)スイッチがどうあっても入るし様だし、笑顔は変えられても、イジメのトラウマはどうしても消えない -
ネタバレ 購入済み
すごく好き
「物語る」「見る」ということのちから。
名越は最後まで己にしか興味がなく(でも、みんな結局そうだと思う。それをどこかで手打ちにして折り合いをつけて生きているんだと思う)、
全てが嘘に囲まれた反動で、一切の嘘や折り合いをつける事が出来なくなり、
人とコミットしても、結局全てに「本当の自分」を求め、俺は何故?俺は何?という自意識への執着に囚われた。見えるもの全てに己がうつるのは当然な流れだと思う。
途中の、虚言癖をやめ(ざるをえなかっ)た辺りは重要な分岐点だったように感じる。
一旦嘘で固められた豪華な自分をやめ、中途半端な場所に居ながら落ち切ることもできない。嘘で固められた自分をやめ -
Posted by ブクログ
あらすじ(Wikipedia)より
一流ホテルとホームレスが溢れる公園の狭間でカーホームレスをしていた名越は、
医学生である伊藤に出会い、報酬70万円を条件に第六感が芽生えるという
トレパネーションという頭蓋骨の穴を開ける手術を受けることになった。
その手術以降名越は右目を瞑って左目で人間を見ると、異様な形に見えるようになった。
伊藤によると「他人の深層心理が、現実のようにイメージ化されて見えているのではないか」という。
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主人公、名越はトラパネーションという手術により
今まで見えなかった、人の心の闇の形