新井和宏のレビュー一覧
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ネタバレ印象に残ったところ
・資本主義の鉄則を会計学からみて、「フローの最大化」としている点がわかりやすかった。資本主義はBSとPLからみると、ROEなど一定期間の利益であるPLのフローを重視していることになる。
・フローの増加を目的にすると、「計画的陳腐化」のように、短期間しか持たないものを生産してしまう。破壊して再生するとストックはプラマイゼロ。フローだけ見ると生産高が増加しているため。
・「フローの増加の追求」は短期的最適化。「ストックの増加の追求」は長期的最適化といえる。
=>自分の働き方にも言えるかもしれない、短期的に利益の上がることを優先してやって、長期的にみて必要なスキル向上は後回 -
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ネタバレ投資ファンド・鎌倉投信を作った著者による、
新しい投資のありかたを身を持って提言した、
その精神や考えをわかりやすく解説した本。
さくさく読めます。
この鎌倉投信の新しいやり方は、
2013年の投資効率をみる賞で第一位を獲得したとのこと。
投資というと、
ハイリスク・ハイリターンなものというイメージがありました。
社会的に肯定されたギャンブルといったイメージもです。
さらには、金融工学という学問でカチカチに固められた、
金儲けのためだけに特化した錬金術の門をくぐる行為、
とも想像していた。
本書を読むと、
リーマンショックまでの金融界は、
まさにそんな感じだったようです。
数式で固めた理論 -
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ネタバレメモ
人の 生きる 世界 も 同じ です。 たとえば、 経営者 が 語る 理念 が どこ か 不自然 な 企業 が あっ た と し ます。 大義 を 掲げ ては いる ものの、 何 か とっ て つけ た よう な 印象が 残る。 そういう 企業 は、 しばらく 経つ と たいてい は 無くなっ て しまい ます。 いくら 壮大 な キャッチ コピー で 飾っ ても、 不自然 な 企業 は 長続き し ない の です。 逆 に、「 いい 会社」 は 理念 が 明確 で、 地 に 足 が 着い て い ます。 そういう 企業 は、 結果的 に 社内外 の 多く の 人 に 支え られ 長く 残 -
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いつしかお金は生活の中に根付いていた「関係性」から切り離され、一人歩きを始めてしまった。
「いい会社」とは、「これからの社会に必要される、経済性と社会性を両立している会社」を指す。
金融に顔の見える関係を取り戻す。
「短期・分断」から「長期・信頼」へ
社会性を追求すると、お客様からの信頼が生まれる。
理念に対する共感、経営者の資質、社風、企業文化、社員の生き生き度、社内外の信頼関係構築等、「見えざる資産」を重視する。
見えざる資産は長期的には見える資産を生み出す。
グローバルスタンダードに過剰反応してしまった日本企業は、美点であった見えざる資産を打ち捨てた。
利益率は低くても社 -
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ネタバレ現ブラック・ロックジャパンに所属していたが、『日本でいちばん大切にしたい会社』を読んで感動し退社後、鎌倉投信を設立。「投資はまごころ」という考えで、企業を応援するという発想で成果を出している。
読んでいて、心地よい。
〈いい会社の見つけ方〉
1、起業の素の姿を見る
警戒心のない場に行く、経営者に話を聞く、社長がいない時間に出向く
2、多様性のマネジメント
3、技術よりもアウトプットを評価する
4、特許は信じない
5、ニッチを選ぶ
マーケットを創出出来るか
6、現場力がある
7、大量生産、大量消費を目指さない
8、100年後の子どもたちに残したいと思えるか -
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ネタバレ「「お金」があることと、「幸せ」はイコールではないということです。」
「お金を目的にしてしまった時点で、幸せの山に登ることはできないのです。」
「みなさんは宝です。」
個人的に驚いたのは、最近障がい者の方々と共に働く企業さんに興味が湧いてきたときにこの本に出会ったことです。書かれていたことにとてもびっくりしました。
まだうる覚えですが、今はそのような企業さんをソーシャルファームと呼ぶそうです。(たまたま知っていました。本には書いてありません。)
ただの一般人ですがぜひいつか機会があれば障がい者雇用をされている企業さんに足を運んでみたいと思いました。学ぶべきものはたくさんあると思います。
仕 -
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著者の新井和宏氏は、鎌倉投信では実現出来なかった非常場のベンチャーへの株式投資を実現すべく、鎌倉投信を退職。本著は鎌倉投信の理念を説明しつつも、著者の思いを綴ったもの。きれい事でやっていく。数値化しにくい見えない資産に価値を見出し評価する。ストックを切り崩しフローに付け替え、見た目のROEの良さを求めるのではなくストックを重視する。全方位に良しと言われる経営を。その考えで実績を積み上げた軌跡だ。
ESG投資という観点では、鎌倉投信に限らず、企業のエシカルな尺度も最近では評価軸になる。したたかに言えば、そうした善的振る舞いをあざとく演出し、共感性を得てファンビジネスに転換する手法もあるだろう。 -
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本を読み始めたばかりのひとや、学生さん向けに。
誠実なお金の使い方について説かれています。
ひいては、何をどう学んで、どう生きるかというのにもつながる、
「お金ってなんだろう?」な本。
花の拠点”はなふる”センターハウスの蔵書です。
【本文より】
・答えがないというのは楽しいということでもあるのです。
・人の身体がその人が毎日食べているものからできているように、
人の心は毎日出会っている人や本からできているのです。
・山登りは時に孤独です。この道であっているのだろうかと心細くなることもあるでしょう。(中略)しかし、山を登り続け、山頂までたどりつけば、ようやく別の業種で同じ志を持って頑張 -
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「共感」のキーワードで固め読みしてるうちの一冊。新しい通貨eumoの立上げを行なっている新井さんと東北食べる通信やポケットマルシェの高橋さんの対談本。既存の資本主義社会の矛盾やシステム上の限界をそれぞれに感じている中で「幸せ」をどう作っていけるか、という話。
共感というキーワードで読んだけど、共感自体の定義や意味の確認はなく、共感でなくても良いかなという感じもした。どちらかと言うと人と人との「つながり」「間」「コミュニティ」の方がしっくりくるし、対談中にもキーワード出していたけど社会関係資本との違いはいまいちわかりにくかったかな。
人だけでなく自然や環境への共感という話も出ていたり、共同体