あらすじ
高校生が感動した
魂の「お金」の授業
外資系金融で数兆円を運用、難病を発症、
金融ベンチャー立ち上げ、リーマン・ショック……
金融に人生を捧げてきた、異色の金融マンだから語れる、
次世代を生きる人のための、「お金」と「働く」の本当のこと
日本では、お年玉やお小遣いなど、幼い頃からお金に触れるのに、ちゃんとした「お金」に関する教育がありません。また、家庭で子供とお金の話をすることがタブーのように扱われていることも少なくないようです。
多くの子供たちはお金についての教育をほとんど受けずに大人になります。結果大人になっても、お金に対してきちんとした価値観ができないままです。そのような状態で働き始めたらどうなるでしょうか。働けば当然お金を得るようになります。しかし、お金との距離感が分からないために、結果として、お金の奴隷となり、お金に人生を振り回されるようになります。生きていくためには、もちろんお金が必要ですが、お金は幸せになるための手段であって目的ではありません。
数兆円を運用する外資系金融機関に勤務中に難病を発症、退職後に社会を豊かにする「いい会社」を応援するという理念のもと、金融ベンチャーを立ち上げるなど、20年以上お金と向き合ってきた著者だからこそ語れる、これからの時代を生きる人に知ってほしい「お金」と「働く」、そして「幸せ」の本質。さあ、自分らしい幸せを見つけるために、社会を知り、お金を知り、働く意味を知る旅に出かけましょう。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
お金、働く、幸せ、の本質を説いた一冊。
ただ単に
「お金もちになるには起業しろ!」
「時間とお金を自己投資しろ」
のように成功とか勝ち組になる方法をまとめた意識高い系自己啓発書とは違い、
「いい会社とは?」
「会社や仕事や社会に役立つための存在」
「幸せはあなただけのもの」
と、これから社会に出る若者に知って欲しいことを説明している内容。
金融マンとしてお金と働くに振り回された著者だから語る、誰もが勘違いしている幸せの概念。
普遍的なことだけど、意外と知らないことを知れる一冊。
Posted by ブクログ
どちをかといえば、読書に慣れていない高校生や大学生、社会人向けかなと。とても言葉を噛み砕き、重要なファクターを繰り返し伝えてくれる。お金と働くを通じて、個人の幸せの価値観の考え方を変えてくれる本だと思いました。
Posted by ブクログ
すぐ読めていい本だが、処女作よりもまとまり過ぎている感じ。説教臭くはないが、真面目過ぎる印象。彼我の差で自分はもっと刹那でいい加減なものを愛でたいと思ったので気づきにはなった。真面目すぎるより、ハマる没頭する行為そのものにフォーカスしたい
Posted by ブクログ
これから社会へ出ていく、若い人たちへ向けた「お金」と「働く」ことに関する授業。
経済や金融のしくみのような、システム的ことを解説する本ではありません。
「お金」というものとどう付き合っていくか、「働く」ことの本当の意味とは何であるのか、そして「幸せ」とは何なのか。そういったことをちゃんと考えてみようという、著者のメッセージが詰まった人生の本です。
高校生ぐらいが一応のターゲットになっていそうですが、できるだけ早いうちに読んでおくと良い本だと思います。将来どうなりたいのか、じっくり考えるきっかけになるのではないでしょうか。
Posted by ブクログ
「「お金」があることと、「幸せ」はイコールではないということです。」
「お金を目的にしてしまった時点で、幸せの山に登ることはできないのです。」
「みなさんは宝です。」
個人的に驚いたのは、最近障がい者の方々と共に働く企業さんに興味が湧いてきたときにこの本に出会ったことです。書かれていたことにとてもびっくりしました。
まだうる覚えですが、今はそのような企業さんをソーシャルファームと呼ぶそうです。(たまたま知っていました。本には書いてありません。)
ただの一般人ですがぜひいつか機会があれば障がい者雇用をされている企業さんに足を運んでみたいと思いました。学ぶべきものはたくさんあると思います。
仕事に悩んでこの本を読みましたが、やっぱりお金と幸せは一緒に手に入らないのだな〜と納得しました。お金がこれからも欲しいのか?今でも十分しんどいと思っているのにキャリアを優先する方向であっているのだろうか?と、よく考えることができました。大人の方もぜひ読んで欲しいです。
Posted by ブクログ
本を読み始めたばかりのひとや、学生さん向けに。
誠実なお金の使い方について説かれています。
ひいては、何をどう学んで、どう生きるかというのにもつながる、
「お金ってなんだろう?」な本。
花の拠点”はなふる”センターハウスの蔵書です。
【本文より】
・答えがないというのは楽しいということでもあるのです。
・人の身体がその人が毎日食べているものからできているように、
人の心は毎日出会っている人や本からできているのです。
・山登りは時に孤独です。この道であっているのだろうかと心細くなることもあるでしょう。(中略)しかし、山を登り続け、山頂までたどりつけば、ようやく別の業種で同じ志を持って頑張ってきた人に出会うことできます。
Posted by ブクログ
若い世代が読むことを想定された本だと思うのでとても読みやすかった。
お金や会社の意義、働くことなど社会に出る前の人が読むといい本でした。
著者の歩んできた人生にもとても興味がある。
エリートとして歩んできた人生が病により一転。よくある話ではあるけど、そういう事が無ければ本質的なところには気づけない。
なかなか、自分では体験する事がなさそうな人生なので、その中で培った思考や信念に惹かれた。
Posted by ブクログ
投資信託を始めた時にお勧めされた本。
お金の話というより生き方の話。
物を買うとき「お得だから」だけじゃなく、
それが自分の手元に来るまでの過程を考えたら
深みの増したお金の使い方になるみたい。
お金に余裕があればね。
Posted by ブクログ
この本から新しく学べたものはあまりなかったが、私の人生観とマッチする部分が多く、著者の考えに強く共感することができた。
お金は幸せになるための手段ではあるが目的ではないという言葉は、元々わかっていたことではあったが、実際に文字に起こして見てみることで改めて共感する価値観だった。
会社からの推薦図書で読んでみたのだが、やはり私の勤める会社の理念にも合っているようなことが書かれており、それと同時に私の価値観にもあっているなと感じたためこれから働くのが楽しみになった。
Posted by ブクログ
投資会社である著者が、仕事のこと、幸せのことについて、いままでの経験から思ったことを綴る内容。ビジネス書かな?
幸せとはなんぞや、とよく考えることがあります。社会的に成功している人の本を読んで、このままじゃいけないとあせったり、今の仕事で、今の収入で満足していてよいのかなと。でもこの本には、幸せは自分基準と、お金はあればよいけれど多いことが正解ではないということに、静かに納得したように思います。
あせらず、自分にとっての幸せを見つける。そのために行動する。これが大切なのかと感じました。
Posted by ブクログ
書いてあることは納得いくものばかり。
ただ、この本を読んで何か気づきが得られたかと言うと、微妙…。
・自分の幸せのものさしを持って生きる
・自分の内側に評価軸を持つことで不満を持たない
・会社の本来の目的は何か?金を目的にしてはいけない。