持続可能な資本主義

持続可能な資本主義

ビジネス・実用
1,650円 (税込)

8pt

誰かの犠牲で成り立つ経済を、終わらせよう。

「利益追求のため無限に効率だけを追求するいまの資本主義に永続性はない」
国内投資信託日本一に輝き、NHK「プロフェッショナル」にも出演した鎌倉投信ファンドマネージャーはそう断言する。
そして、その代案はすでに日本企業が示しているという。
カゴメ・ヤマト・サイボウズ・ツムラ・マザーハウス・ユーグレナ……全国の「いい会社」を直接訪ね、投資する鎌倉投信がみつけた、信頼と共感で成り立つ経済のしくみとは。
「短期・分断」の資本主義から「長期・つながり」の資本主義へ!

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持続可能な資本主義 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    わかりやすく平易に今の資本主義に対する限界論と今後の金融が果たすべきことを伝えてくれる。
    日本ならではのスタンスで、サステナビリティの自然な未来を示唆してくれる一冊。

    0
    2025年09月02日

    Posted by ブクログ

    近藤哲朗著「ビジネスモデル2.0図鑑」に紹介されていて。いい本だ。でも本当にいい会社はあるんだろうか。うちもいい会社になってやっていけるんだろうか。どうしても懐疑的になってしまうビジネス経験14年のわたし。

    0
    2024年06月26日

    Posted by ブクログ

    「良い会社」の判断基準が書かれている本。

    いまの自分の知りたいことにかなりフィットした本だった。タイトルに資本主義という言葉が書いてあるが、斎藤幸平さんのようなガチガチの資本論が書かれている本ではない。むしろ、ニュースで耳にするような社会問題に対して「良い会社」がどのように取り組んでいるか、いくつか例が紹介されており読みやすかった。
    投資信託の会社なのに、数字は参考程度というスタンスがかなりかっこいい。「鎌倉投信から融資を受けている会社は良い会社」という評価が他の金融機関に広まっているところもさらにかっこいい。

    鎌倉投信という会社の新井さん(もう退職され別の会社を立てたらしい)の著書なので、かなりポジショントークが含まれていると思うが、私にとってはタイムリーに欲しかった情報だったのでとてもためになった。
    これから資本主義は崩壊していく。これは間違いないと思う。成長し続けない資本主義経済を、企業が、社会がどう創り上げていくか。そのプラットフォームの上で私たち個人が考ええて生活していかないといけないと思う(個人個人がちゃんと考えられるようにならないと取り残されてどんどん格差が広がっていくんじゃないかな)

    私は20年来、投資をしてきた。初めはもちろん利益を追求していたのだが、年齢を重ねるにつれて社会や地球環境に良いことをしたい、そのために投資したいと考えるようになった。ただ具体的にどのようすれば良いか、どこに投資すれば良いかわからないままでいた。自分で企業を調べるには時間が無いし限界がある。
    たまたま手に取ったこの本に、私の答えの一部が書かれていた。鎌倉投信さんの「結い」に投資するのも良いなと素直に思った。

    あと、私はまだまだ勉強が足りないなと思った。

    0
    2024年04月11日

    Posted by ブクログ

    鎌倉投信については耳にしていたが実際にその内容については知らなかった。
    フローよりストック、短期より長期、八方よしの経営については非常に共感が持てる。
    やはりオールドパラダイムで動いているステークホルダーとの調整をやりつつ、新しいパラダイムにどう移行するかと言うところがチャレンジングで面白そうな部分だ。その軋轢をどう乗り越えてこの持続可能な資本主義を展開していけるか。

    0
    2018年04月01日

    Posted by ブクログ

    本来の金融の意味やあり方、社会全体のあり方を問うてる本だと思います。
    僕は金融マンが持って置くべきマインドだと思うし、このような仕事がしたいと思っています。

    理想を語るだけでなく、実践されて結果を出し続けている方の一つのあり方、考え方、やり方に触れて、自分自身何をどう考え行動するのか考えさせられました。

    0
    2017年04月05日

    Posted by ブクログ

    説教くさくない、すごく腹落ちして希望を持てる本だった。
    良い会社がたくさん紹介されているし、その会社の理念からくる行い、社としての割り切りは人間や社会としての豊かさを感じるし、そこに信頼をもって投資する鎌倉投信が人気になるわけもわかる。

    「コスト」として捉える投資でなく、付加価値の分配。いい言葉だ。
    ヤマト、サイボウズ、エフピコの社長たちの言葉も胸を打つものがあった。

    そして"鎌倉投信で働くいまの方が、私は幸せです。"といえる著者に大切なものを教えてもらった。

    0
    2026年03月01日

    Posted by ブクログ

    タイトルに惹かれて読んでみた。利益利潤追求の大量生産・大量消費な世の中に疲れを感じる中で、ひとつの道筋を感じさせてくれる。いろんな局面で不均衡が生じやすい社会の中で、八方よしであるためには、強い信念が必要であろう。八方からくるさまざまな話に流されるもダメ。ただ反骨するもダメ。信念に基づいてどう動くか。企業体となるとそうそうできない態度であろう。でも日本という国はそのリーディングができるポテンシャルを持った国なのかもしれない。

    0
    2025年12月28日

    Posted by ブクログ

    ## 感想
    色んなものの有限性を気にしないで済んだ時代に通用した手法が、今の制限だらけの世で通じるわけがないんだな、ということを改めて意識した。
    夢ケーキの話は印象に残った。社会の問題を自分たちの問題として引き受けられるか。
    漠然と抱いていた、終わりなき利益追求への違和感を言語化してもらえた感覚。
    関係者への支払いをコストとして捉えずに、相手との共通の価値を作っていく。心穏やかに生きるために、良いヒントをもらえた。

    NPOに対する誤解
    ## 残ったフレーズ
    - 見えざる資産
    - 顔の見える関係を取り戻す
    - リターン=金の価値観においては、キリがなく、金を増やすこと自体が目的になる
    - ROEのみで会社を判断するのは、偏差値のみで人を判断するのと同じ
    - ホスピタリティは標準化するとただのサービスになる
    - 八方よしの企業
    - 社員
    - 取引先・債権者
    - 株主
    - 顧客
    - 地域
    - 社会(地球・環境)
    - 国
    - 経営者
    - 人件費は「コスト」ではなく「利益の分配先」
    - 極端な価格選好は分断を招く
    - お金がリターンである限り、配当がどれだけ多くても株主と企業は利益相反
    - 経営者は企業の理念を形にし、共通価値が生み出せるように導く役割でしかない

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    2021年08月10日

    Posted by ブクログ

    ◯本業を大きく捉えると「菓匠Shimizu」のように、自然とファンが生まれます。(101p)

    ◯「いい会社」にとっては社員の人件費も、取引先への支払いも、株主への配当も、コストではなく、「付加価値の分配」になります。(162p)

    ◯これまでのように「福祉やインフラ整備は国の仕事」と考えていては、社会のあちこちに綻びが生じてしまう。(184p)

    0
    2017年12月21日

    Posted by ブクログ

    いつしかお金は生活の中に根付いていた「関係性」から切り離され、一人歩きを始めてしまった。

    「いい会社」とは、「これからの社会に必要される、経済性と社会性を両立している会社」を指す。

    金融に顔の見える関係を取り戻す。

    「短期・分断」から「長期・信頼」へ

    社会性を追求すると、お客様からの信頼が生まれる。

    理念に対する共感、経営者の資質、社風、企業文化、社員の生き生き度、社内外の信頼関係構築等、「見えざる資産」を重視する。

    見えざる資産は長期的には見える資産を生み出す。

    グローバルスタンダードに過剰反応してしまった日本企業は、美点であった見えざる資産を打ち捨てた。

    利益率は低くても社会に必要な企業は存在する。

    投資家から短期の成果を求められると、志とは違う事に手を出し、社会性を犠牲にしてしまう。

    買収による拡大ではなく、一台一台の積み重ねでこれまで成長してきた。身の丈を超えた無理な拡大は絶対にしない。-トヨタ

    長期的な視野に立ち、時間をかけて人財を育成する。会社を社会の公器と考え、取引先、社外の人をも大切にする。

    リターン=(資産の形成×社会の形成×心の形成)=幸せ

    自分が投じたお金が「いい会社」を通じて社会の役にたっている。そして「いい会社」が成長し、社会が豊かになれば受益者の心も豊かになる。

    フローの増加を追求する事は社会全体の短期的最適化、ストックの増加を追求する事は長期的最適化。フロー重視からストック重視の資本主義へ。

    社会的価値や人間的価値等の「見えざる資産」を評価する力を失い、客観的に評価できる担保に依存する体質ができてしまった。

    社会の公器である為に必要な事をアドバイスしてくれる人を迎え入れる事がコーポレートガバナンスの本来。

    日本には日本の文化に適した資本主義があるはず。

    八方よし、、、全てのステークホルダーとの間に共通価値を見出す。
    社員、取引先・債権者、株主、顧客、地域(住民、自治体)、社会(地球、環境)、国(政府、国際機関)、経営者

    ステークホルダーは皆コストではなく、付加価値を分配する対象。

    究極のゴールは全てのステークホルダーにファンになってもらう事。

    ファンづくりの第1歩は経営理念に共感してもらう事。

    決算書の費用項目から人件費を外して収益額を出し、分配先として人件費を再定義する。

    極端な価格選好は「つながり」ではなく「分断」を招く。

    バブルの問題は、その生成過程で信頼にもとづいた経済を破壊してしまう事。

    企業が管理や強制をするのは社員を信頼しないから。それでは自分で考える社員は育たない。

    人をコスト扱いしたくないので全員が正社員。

    会社は社員を幸せにする為にある。

    社員が幸せになるような会社をつくり、それを通じて社会に貢献する事。

    カゴメは2001年からの「株主10万人構想」により、発行済株式総数の約6割が個人(ファン)株主。東証一部の平均は2015年時点で約2割。

    お金をリターンと考える限り、どれだけ配当が多くとも株主と企業の間にある利益相反は解消されない。企業が社会の形成を行い、それが企業を応援する株主に心の形成をもたらす。

    会社は学び場であり自分を成長させる場。そう思える社員にゴールはないので、何歳になっても誰からでも助言を受け入れ、自己を成長させようとする。

    お金ではなく、信頼のレバレッジをかける事で信頼を拡大させていくのが金融のあるべき姿。

    成長を確信してただ待つだけ。

    「経済成長=善」という価値観が資本主義の持続可能性を崩す。

    早く成長する木が偉いわけではない。

    チームが機能し、力を発揮できる事が、仕事における幸福度に大きく影響する。

    0
    2018年04月05日

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