柳川範之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
1個のケーキを二人で分ける方法は?
オーダーメイドの手芸店を開くには?
ゴミにはどんな値段がつくのか?
「こづかいの使い方こそ経済の原点」との立場から、身近なことがらを題材に、子どもたちが参加する経済教室がネット上で開かれた。
そこに出てきた情報や意見を紹介しながら、経済とはどんなものかを考え、身につけていける1冊。
[ 目次 ]
帰省ラッシュは解消できるか(希少性と選択)
失敗した買い物は(機会費用)
値段はどうやって決まるんだろう?(市場と価格)
値段のあるもの・ないもの(さまざまな価格)
産地値段は安くない?(裁定取引)
勇者のもちものは?(貨幣)
おこづかいアンケート( -
Posted by ブクログ
筆者の生き方は痛快で本当にすごいと思った。
本書でも触れられているが、彼の経歴は「慶應義塾大学経済学部卒、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了」と記載されている。
しかし、この本を読むと、慶大卒は通信過程卒だったことが分かる。高校も卒業していません。正直、とても驚いた。
東大の准教授になる人物の奇想天外なキャリアに。そして、もっと驚いたのが筆者の勉強のスタイル。
筆者が、いい論文を書いて、学会で認められていき、それが社会へ還元される様を見て私も胸が熱くなった。
本書の内容はすばらしく、筆者の生き方に憧れるが、私は自由に生きることの代償は既存のレールから外れるということを読んでいて逆 -
Posted by ブクログ
この本を読みたいと思ったのは、コロナ禍に入り、e-ラーニング連発で学習を強制され、ちょっと前向きになれない上に、仕事の仕方にマンネリを抱いていたからかもしれない。
本書では、「アンラーンは学びの否定ではなく、これまでに学んだ知識や身につけた技術を振り返り、さらなる学びや成長につながる形に整理し直すプロセスです。」とありました。
もうちょい深くみると、「思考の癖を取り除く」、「アンラーンの最初の一歩となるのは、自分の思考習慣を疑ってみるというとこです。」とのことで、元オリンピック選手の為末さんと東大経済学部教授の柳川さんの対談形式で綴られています。
為末さん曰く、身体の動かし方にも癖があ -
Posted by ブクログ
必要性については十分理解できます。ビジネスパーソンの場合ですと異動や昇進でしょうか。異動については業務自体がかわるケースであれば、比較的(今までの知識をいったん脇に置いて)新しいことを学びやすいですが、元からいた部署で昇進などするケースではちょっと注意が必要ですよね、現場担当者と管理者では異なる考え方が求められるケースが多々ありますから。こんなとき、アンラーンという概念を知っていれば早いタイミングで軌道修正できるかもしれません。
ただ、具体的なアンラーンの方法については、手順が紹介されているものの、イマイチ理解するところまでたどり着けませんでした。
人生のなかで何度もそれを必要とする機会に