柳川範之のレビュー一覧
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【もっと自由に生きていいのではと勇気をもらえる】
著者の柳川範之さんは、この本を書かれた当時は東京大学大学院経済学研究科の准教授をされていたそうです。そんなすごい肩書きの方は、いわゆるいい高校、大学を卒業されたのかと思うと、大検を受け、通信課程で大学に通い、学者になったそうです。
そういう経緯で、学者にもなれるのだなあと思いました。私は、若い頃にもっと勉強しておけばよかったなぁとしみじみ思っているのですが、この本を読んで「今からでもまだ間に合うかな?」と勇気がでました。
本の中に
“窮屈なレールは実は誰も矯正していない”
とあります。周りを気にしていなければ、自分がこうしたいというものが -
Posted by ブクログ
父親の仕事の都合で海外生活を送っていたこともあり、独学で大検合格、通信制大学で学士号取得、大学院から東京大学へ初めての通学課程。同級生と同じ教室で同じ先生もとで同じペースで勉強をする方法以外にも、独学という方法がある。理解が進んでいる分野は早く勉強を進められ、理解が進まない分野はゆっくり勉強したい。それが独学では可能である。海外生活を送っているときは、今のようにインターネットで日本語の本が自由に買える時代ではないものの、日本で教科書に参考書を買い込んでおけばどこの国でも勉強できた。独学に不安を覚える人には、ノートを作らない、本にマーカーを引かないなどちょっとした自分にあったルールを作り、ひたす
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Posted by ブクログ
いろいろなところで著書が紹介されています。
40歳定年制を唱え、話題になったことも思い出されます。
そういう著者が描く、40歳からの働き方は、よく言えば現実的、悪く言えば抽象的・理想的すぎ、あまり実感できるものはなかったような気がします。
もう少し、心構え的なところから、スキルの話、今後の社会環境を踏まえた働き方のあり方などを持論とともに紹介してくれるとよかったなあと思います。
とはいえ、すぐに起業・独立・転職を考えていない状況であれば、現実的なところから展開しているため、こういう著書から読んでいくのは意味があると思います。
・経験を抽象化することで体系化する
・OJTや社内教育だけです -
Posted by ブクログ
≪目次≫
はじめに
第1章 新しい働き方を手に入れる
第2章 一生会社を頼りにする時代は終わった
第3章 将来を切り拓くための五つのステップ
第4章 能力の棚卸しはこうして進めよう
第5章 どんな人でもスキルを磨く必要がある
第6章 複線的な働き方実践編ーバーチャルカンパニーを作ろう
第7章 未来の働き方を自分のものにする
おわりに
≪内容≫
終身雇用制の先が見えた日本人に贈る新しい働き方の本。30代からもうこの本の射程に入っている。そして、この本は理論的すぎるので、あとは「ちきりん」の本やブログを見て、あるいはその他の人の転職実践本を探して、「勇気」をもらうこと。ちゃんと働い -
Posted by ブクログ
40歳以降の働き方について、心構えを説いています。
本書にもありましたが、高度成長期に比べて、寿命も伸び、かっては60歳定年でも、その後は10年を過ごせば良かったのが、今は、20年、30年を生きないといけない。そのためには、年配の人も新しい事に挑戦したり、勉強する必要がある。自分の技術が社内だけでなく、社外でも通用するかを意識しないといけない。言われたことだけをするのではなく、自分で工夫して考えて仕事をしないといけない。このあたり、先日読んだホリエモンの本に書いてある事に通じるものがありました。できない理由を探す人も多いかもしれませんが、出来る理由を探した方が多くを得る気がします。